WinActor®の評判・口コミ

国産RPAツールで普及率も高いため、トラブル時の解決方法が検索しやすい。 その他のRPAツールも色々触っており、そちらと比較した時の良い点としてまず挙げられるのが上記。 RPAシナリオを作成していて何かわからない点があった場合一番初めに行うのがネット検索だが、 WinActorは使用者も多くネット上にさまざまな知見が載っているため、 検索の時点で解決する可能性が非常に高い。 また高度なプログラミング知識不要でシナリオ作成できるため、 高レベルな人材を用意しなくとも運用可能なのもいいところ。

まず一つ目はブラウザ操作に弱いところ。 特にブラウザ操作がメインとなっている作業を自動化するには向いていないと言わざるを得ない。 理由としては、ブラウザの要素操作の方式がオブジェクト認識ではなく、画像マッチング・エミュレーション・Xpathの３択に絞られるから。 エミュレーションや画像マッチングはかなり動作が不安定なため極力避けなければならず、 Xpathについてもサイトの作りがほんの少し変わっただけで全て取り直しになってしまい、 修正に時間がかかってしまう。 今後ブラウザ操作でエラーになりにくいような方法が取り入れられると、修正に必要な工数もストレスがなくなる。 二つ目は、シナリオが動いているあるいは一時停止の状態ではノードの修正ができないこと。 シナリオがエラーで止まり、止まっているノードの中身を確認し、 おかしいところがあったので修正してOKボタンを押そうとするとグレーアウトで押せず… どうやらシナリオの停止ボタンを押して完全に止めてからでないと修正できない仕様のようで、 この場合修正した内容を全部破棄して、停止ボタンを押してから再度修正しなければならない。 また同じ理由により、シナリオのどこかを修正したら自動実行も始めからやり直しになる。 このような修正に手間のかかる仕様となっているので、 いっそのことシナリオ完全停止でなくシナリオ一時停止状態でも修正できるようにしてもらえるとありがたい。

弊社では現在２０シナリオ以上を実運用している。 導入する前は事務作業をする人たちはコピペの繰り返しなどの単純作業に時間を取られていたが、 導入後の現在はそのような単純作業から解放され別業務に時間を割くことができるようになったほか、 現在は社長クラスの役員の作業などのかなり重要度の高い作業も自動化が実現している。 工数の削減も叶う上に作業ストレスも減るところにメリットを感じている。