SmartVPNとは
クラウドと優れた親和性を誇るVPNサービスです。ビジネスリソースをクラウド上に統合することで管理の負担を減らし、時間や場所を問わないリモートアクセスが可能になります。アクセス回線は必要に応じて拡縮できるため、ビジネスのスピードを損なうことなく通信状況を最適化できます。
SmartVPNの強み
【状況に応じて最適な回線を選択できる】
社内データをクラウド化する場合など、トラフィックの量が急増することがあります。従来はキャリアに連絡し、設定の完了を待つ必要がありました。しかし、ソフトバンクのSmartVPNを活用すれば、すぐに回線を切り替えられます。
複数の回線が用意され、各回線にはそれぞれ適不適があります。たとえば、スピードタイプはデータセンターのように上り通信量を確保したい事業所向けの、バースト型のサービスです。バースト型とは、帯域を一部のみ確保し、それ以上は空き具合に応じて柔軟に提供するタイプを言います。
また、同じバースト型でも、バリュータイプは下り通信量を確保したい場合向けです。営業所などに適しています。ニーズに合わせて即座に回線を変更可能で、待ち時間によるビジネスチャンスのロスを最小限に抑えることが可能です。
【SmartVPN Webでトラフィックをモニタリング】
通信状況は、SmartVPNの付加サービスである「SmartVPN Web」にて常にモニタリング可能です。トラフィックの増加や通信の遅延をいち早く検出できます。また、回線の増加も即時行えるため、自社の通信状況を常に最新状態に保てます。
【Twinアクセスで通信の安定性を向上】
近年はモバイルでの通信もビジネスシーンで非常に多く使われています。ところが、固定回線と比較して通信の安定性に不安があるのが難点です。そこで、SmartVPNではTwinアクセスというサービスが提供されています。2つの回線を用いて通信し、早く届いたパケットを優先的に利用するというものです。2回線のうち、常に早いほうで情報をやり取りできます。2回線には、異なるキャリアを利用することも可能です。モバイルでありながら、固定回線に劣らない安定性を実現できます。
SmartVPNで解決できる課題
【待機時間を減らしたい】
自社のトラフィック量が増えた際には、キャリアに連絡して作業を待つ必要があります。日時の変更やトラブル発生時の対応も煩雑で、フットワークが重くなりがちでした。SmartVPNを活用すれば、ポリシー設定の予約機能により待機時間を削減できます。状況の把握や、トラブル発生時の切り戻しも簡単です。
【社内システムをクラウド化したい】
クラウド化を行うとより広い帯域が必要になります。帯域が不足すればビジネスに支障をきたし、過剰であれば余計なコストが生じます。SmartVPNなら、帯域はオンデマンドで追加可能。足りなくなったら、必要な量だけ速やかに追加できるため、クラウド化に伴う帯域のコストを最小限に抑えられます。Webポータルを活用すれば常にトラフィック状況を監視できるため、増強するタイミングを見誤ることもありません。
【障害対応を迅速化したい】
各地から障害問い合わせが寄せられると、対応に追われることになります。確認先も多岐にわたり、連絡を取るだけでも膨大な時間がかかるでしょう。SmartVPN Webを活用すれば、SDNゲートウェイやネットワークの情報を一元的に管理できます。状況を速やかに把握すれば対応も迅速になり、スムーズにトラブルシューティングが実現します。