通信インフラ

VPNとは、Virtual Private NetWorkの略で、仮想プライベートネットワークのことです。SSLなどの暗号化技術によって、インターネットなどの公衆回線を、仮想的な専用回線として安全に利用するための技術です。拠点間のネットワーク接続に利用されていることが多く、専用線より非常に低価格で利用できることがメリットです。インターネットVPN、IP-VPNなど、回線の種類などによって、いくつかの方式があります。

IP電話とは、通常の電話回線ではなく、インターネット回線を利用する音声通話システム、またはサービスのことです。Internet Protocol（IP）を利用しているためIP電話と呼ばれます。電話回線を利用するよりも格安で、距離にかかわらず通話料金が一定になるメリットがあります。また、IP-PBX（電話交換機）の設置により、通常の電話のように内線通話ができたり、拠点間を内線のように無料通話として、つなぐことも可能になります。

CDN（コンテンツ・デリバリー・ネットワーク）とはWebコンテンツを効率よく最適に提供するネットワークのことで、容量の大きいデジタルコンテンツをネットワーク経由で配信するために最適化されたネットワークサービスです。 想定外のアクセスが集中する場合、サーバへの負荷が増大し、サーバがダウンする危険性がありますが、CDNを用いることにより、大容量の音楽・動画やオンラインゲームを安定して低コストで提供することができる。

マルチホーミング(multihoming)とは、 外部との通信回線を複数の経路を利用することで、通信障害に対する冗長性を高め、耐障害性を高める仕組みです。複数のインターネットプロバイダーと契約し、混雑や障害の状況に応じて各回線に通信量を振り分けることで、通信を止めることなくいつでも回線を正常に作動させることができます。一度に多くのアクセスが集中しても問題なく情報の送受信ができ、強い耐障害性を持つことができるので、わずかな時間の通信遮断が重大な損失に繋がるような業種でよく使われています。

PBXとは Private Branch eXchanger の略で、電話回線の構内交換機のことです。内線同士をつないだり、外線から内線への転送をしたり、内線から外線への接続をしたりします。従来は機械を物理的に設置する形式のものが主流でしたが、最近ではLANを利用したIP-PBXや、物理的なPBXを自社で持たずクラウド化してサービスだけを利用するクラウドPBXなども登場しており、自社にあった形式のPBXを選ぶことが出来ます。

海外拠点とのグローバルネットワークを安価にスピーディに構築することができる海外・国際接続用VPNサービスは、日本の多くのグローバル企業が採用しています。帯域保証の「ギャランティ型」、帯域保証のない「ベストエフォート型」、あるいは、ネットワークの一部に閉域網を利用することでセキュリティや通信品質が高い「IP-VPN」や安価な「インターネットVPN」などの方式から選ぶことができます。

法人携帯とは、個人ではなく法人で契約を行って利用出来る携帯電話のことを指します。 プランや場合により個人契約に比べ月額料金が抑えられるほか、 法人単位での請求となるため経理処理業務が効率化されたり、個人契約では行えないレベルでセキュリティを担保できることなどが主なメリットとして挙げられます。