勤怠管理システムとは
勤怠管理システムとは、従業員の出退勤時刻や残業時間、休暇やシフトなどの勤怠情報を管理するためのITツールです。近年、テレワークなど柔軟な働き方や多様な勤務形態に対応するため、勤怠管理システムを導入する企業が増えています。
勤怠管理システムの主な機能
勤怠管理システムは、時刻を記録する打刻機能を搭載しています。また、休暇申請や残業超過の通知、シフト管理機能など、製品によってさまざまな機能が含まれています。
「打刻機能」や「勤怠情報の自動集計」「給与計算システムへのデータ連携」「アラート機能」は、標準搭載されることが多いです。一方で「有給休暇や残業の申請・承認(ワークフロー)」「シフト管理機能」「工数管理機能」は、オプションまたは上位プラン対応の製品も多く違いが出やすいところです。シフト管理と特に工数管理については対応していない製品も少なくありません。
勤怠管理システムの機能を詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
勤怠管理システムのメリット
勤怠管理システムを導入するメリットとして、以下が挙げられます。
- ■正確な労働時間の計測
- 打刻漏れや計算ミスなどの人的エラーを解消し、正確な労働時間を把握できる。
- ■労務管理の効率化と適正化
- 残業時間や休暇取得状況の集計・分析が自動化され、労務管理の負担が軽減される。
集計・分析データをもとに、従業員の働き方を適切に管理できる。
- ■柔軟な働き方への対応
- クラウド型システムを利用することで、場所や時間に縛られない働き方への対応が可能。
- ■法改正への迅速な対応
- システムのアップデートにより、法改正に迅速に対応できる。
勤怠管理システムの導入効果について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
勤怠管理システムをお探しの方へ
この記事では、おすすめの勤怠管理システムを「得意とする業務領域」でタイプわけして紹介します。各サービスの違いがひと目でわかる比較表もあるので、製品選びの参考にしてください。
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【ランキング比較表】おすすめの勤怠管理システム
勤怠管理システムのタイプと選び方
勤怠管理システムは「勤怠管理特化型」と「人事労務カバー型」に分類できます。
いずれのタイプを選択する場合でも、対応できる従業員規模は異なります。自社のニーズと従業員規模にマッチした製品を選ぶようにしましょう。
勤怠管理特化型(中小企業向け)
勤怠管理に特化したシステムです。労働時間を正確に集計し、法令を遵守するために必要な機能を搭載しています。就業規則や勤務体系が比較的シンプルな中小企業に適しているでしょう。
特に一人あたりの月額利用料が安価(400円程度)のツールや、少人数向けに無料プランを提供する製品を検討するのがおすすめです。
▶おすすめの勤怠管理システム【特化型・中小企業向け】
勤怠管理特化型(大企業向け)
従業員数が多く、複雑な勤怠ルールやシフト形態、雇用形態をもつ大企業の場合、標準機能では対応できないことがあります。カスタマイズや拡張性に優れた製品を選ぶか、標準機能が充実しておりカスタマイズが不要な製品を検討するのも一案です。
▶おすすめの勤怠管理システム【特化型・大企業向け】
人事労務カバー型
労務管理、給与計算、年末調整、入退社手続きなど勤怠管理以外の関連業務もカバーできるシステムです。就業管理システムとして紹介されることもあります。特に、API連携の方法が自社に合っているかや、クラウド/オンプレミスの違いにも着目して選択してみてください。
このタイプは導入コストも高額になりやすく、中堅・大規模企業での導入に適しています。労務コンプライアンスへの対応、従業員エンゲージメント向上など「戦略的な労務管理」を目的としている企業におすすめです。
また、将来的に就業管理全般を見据えている中小企業の方は、シリーズ製品を採用し連携していくことで取り入れやすいでしょう。
▶おすすめの勤怠管理システム【人事労務カバー型】
なお各業界に適した勤怠管理システムも別記事で紹介しているので、該当の方はぜひ一読ください。
勤怠管理システムの料金相場
勤怠管理システムの料金は、「初期費用」と「月額料金」で構成されるのが一般的です。
- ■初期費用
- 数万円~数十万円。製品により幅がある
- ■月額料金
- 一人あたり200~400円程度
- ユーザー数による従量課金制の製品が多い
- 機能数に応じて月額料金が変動する場合もある
クラウド勤怠管理システムは初期費用が無料のものが主流。一方で大企業向けやカスタマイズ性に優れた製品ほど初期費用を必要とする傾向が高いようです。
初期費用が無料の場合、初期設定は自社で実施する必要があります。設定代行や操作指導などを希望する場合、別途料金が生じることがあるため注意しましょう。
詳しい料金については、各社製品の資料を取り寄せ見積もりを依頼することをおすすめします。以下のボタンから一括資料請求(無料)も可能です。ぜひご利用ください。
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【ランキング比較表】おすすめの勤怠管理システム
勤怠管理システムのおすすめ製品を一覧にまとめました。ITトレンド上半期ランキング2024の上位製品から順番に紹介しているため、人気製品の把握にも役立ちます。
また、資料請求ユーザーへのヒアリング結果を参考にしながら、主要な勤怠管理システムの特徴や傾向をまとめました。ぜひ製品の比較検討にお役立てください。
- ●工数管理機能を標準搭載している製品は半数以下。シフト管理機能は半数以上の製品が搭載している。
- ●システム稼働後の運用サポートは、メールやチャットを利用しての問い合わせは無料というシステムが大半。オンラインによる画面共有や専用電話での対応を求める場合は、有料のケースが多い。
- ●AIによる労務リスクの予測・対策機能やシフト作成機能など、AIを活用した製品が増えている。
おすすめの勤怠管理システム【特化型・中小企業向け】
中小企業での導入実績が豊富な製品や、一人あたりの月額料金が比較的リーズナブルな製品を厳選しました。
株式会社DONUTSが提供する「ジョブカン勤怠管理」は、業種や規模を問わず幅広い企業で利用が可能なクラウド型勤怠管理システムです。出勤管理・シフト管理・休暇管理・工数管理のなかから、機能を自由に組みあわせて利用できます。
また、料金は機能数に応じた4つのプランと無料プランが用意されています。なお、ジョブカンシリーズは経費精算や採用管理、ワークフローなど、ほかの業務もまとめてシステム化することが可能です。
【参考価格】
利用機能1つの場合:月額200円/ユーザー
利用機能2つの場合:月額300円/ユーザー
利用機能3つの場合:月額400円/ユーザー
利用機能4つの場合:月額500円/ユーザー ※無料プランあり
改善してほしい点
情報処理、SI、ソフトウェア
10名以上 50名未満
株式会社ビズリーチ提供の「ハーモス勤怠」は、勤怠管理の基本機能を30名まで無料で利用できる勤怠管理システムです。中小企業やベンチャー企業を中心に、多くの企業が活用しています。
Web給与明細や年末調整システムも無料で利用でき、規模や用途に応じた柔軟なオプションプランが用意されています。また見やすく使いやすい管理画面のスマートフォンアプリも便利です。
【参考価格】
無料プラン(30名以下):初期費用・月額費用無料
有料プラン(31名以上):月額100円~/ユーザー
※有給休暇管理/届出申請機能とシフト管理機能はオプション
いい点
情報処理、SI、ソフトウェア
50名以上 100名未満
株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供する「KING OF TIME」は、勤怠管理のほか、人事管理やデータ分析などが一律300円で利用できます。無料のクリック打刻も含め、多様な打刻手段があり、高いシェア率を誇るシステムです。
ビジネスチャットや入退室管理システム、AI温度検知ソリューションなど、外部システムとの連携による打刻も可能です。
【参考価格】初期費用無料、月額300円/ユーザー ※無料トライアルあり
改善してほしい点
通信サービス
1,000名以上 5,000名未満
株式会社デジジャパンが提供する「タッチオンタイム」は、高品質なサポートが特徴で、継続率や利用満足度などが高いクラウド型勤怠管理システムです。一人あたり月額300円と、追加費用なしですべての機能が利用できます。
独自開発のタイムレコーダーは、指紋認証・ICカード認証・従業員ID+パスワード認証の打刻方法から選択可能です。そのほかさまざまな打刻方法に対応するため、幅広い企業にマッチするでしょう。
【参考価格】初期費用無料、月額300円/ユーザー
※端末購入費別途(レンタルプランもあり) 無料トライアルあり
いい点
卸売・小売業・商業(商社含む)
100名以上 250名未満
改善してほしい点
自動車、輸送機器
100名以上 250名未満
セコムあんしん勤怠管理サービス KING OF TIME Edition
セコムトラストシステムズ株式会社が提供する「セコムあんしん勤怠管理サービス KING OF TIME Edition」は、打刻方法の充実したクラウド型勤怠管理システムです。就業ルール設定やファイル出力機能を搭載するほか、セコムの入退室管理システムをはじめ、さまざまなツールとの連携に対応しています。
また、専門スタッフによる導入・運営の無料サポートや認証機器のトライアルキット貸出サービスが用意されており、はじめての導入にもおすすめです。
【参考価格】初期費用無料、月額330円/ユーザー(税込み)
セコム入退室管理システムなどとの連携や打刻機器利用の場合は別途費用あり
※無料トライアルあり
いい点
人材サービス
1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点
電気、電子機器
1,000名以上 5,000名未満
中央システム株式会社が提供する「レコル」は、業界最安の価格帯で導入のしやすさを追求したクラウド型勤怠管理システムです。低価格ですが、豊富な打刻方法やリアルタイムでの時間集計など勤怠管理システムとしての基本的な機能が搭載されています。
また、オンラインマニュアルやよくある質問が充実しており、不明点などの解消がしやすいでしょう。メールや予約制電話サポートも行っているため安心です。
【参考価格】初期費用無料、月額100円/ユーザー
最低利用価格:3,000円 ※無料トライアルあり
アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供する「CLOUZA」は、スマートデバイスから位置情報を取得し、打刻場所を地図で確認できます。また、オプション機能で在宅出勤の打刻にも対応可能です。
弥生給与、PCA給与、給与奉行をはじめとする主要な給与計算システムとの連携もでき、従業員側も管理側も扱いやすいシステムです。
【参考価格】初期費用無料、月額200円/ユーザー(500名以上は相談)
※無料トライアルあり
改善してほしい点
金融・証券・保険
100名以上 250名未満
KING OF TIME(iビジネスパートナーズ株式会社)
iビジネスパートナーズ株式会社が代理店として提供する「KING OF TIME」は、メーカーによる導入前後の無料サポートとあわせて、専任担当による初期設定代行サービスが用意されています。
ユーザーからの要望に対するカスタマイズや、問題解決に対する的確な対応、レスポンスの速さがよいとの口コミも寄せられています。
【参考価格】初期費用無料、月額300円/ユーザー
改善してほしい点
卸売・小売業・商業(商社含む)
50名以上 100名未満
株式会社ニッポンダイナミックシステムズ提供の勤怠管理システム「e-就業OasiS」は、メーカーに初期設定を任せられるため、導入がスムーズです。システムの運用相談から初期設定、導入後のサポートまで、手厚いバックアップが整っています。
またインフォメーション機能があり、業務や残業抑制などのお知らせを表示できるのも便利です。
【参考価格】100名で利用する場合:初期費用100,000円、月額32,000円(税込み)
いい点
食品、医薬、化粧品
500名以上 750名未満
改善してほしい点
食品、医薬、化粧品
500名以上 750名未満
「Time-R(タイムアール)」はグリーン株式会社が提供する複数事業所運営事業者向けのクラウド型勤怠管理システムです。複数ある事業所間でも管理画面からリアルタイムで社員の出退勤実績が把握でき、勤怠データの一元管理が可能になります。
また、タブレット・スマートフォン・PCで打刻した際に、写真の撮影や位置情報の取得設定が可能です。
【参考価格】お問い合わせください。
いい点
卸売・小売業・商業(商社含む)
1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点
卸売・小売業・商業(商社含む)
50名以上 100名未満
「アテンリー」は、フューチャー・アンティークス株式会社が提供するクラウド型勤怠管理システムです。一人あたり月額84円から利用でき、交通費の申請も可能です。さらに年払いの場合、2か月分が無料となります。
また、e-GOV電子申請システムやタレントマネジメントシステムなど多彩なツールとの連携にも強みをもちます。
【参考価格】
ベーシックプラン:初期費用無料、月額2,500円~
プレミアムプラン:初期費用無料、月額10,000円~ ※無料トライアルあり
改善してほしい点
医療
100名以上 250名未満
おすすめの勤怠管理システム【特化型・大企業向け】
多数の従業員の勤怠管理にも対応可能な、中堅~大企業向けの勤怠管理システムを厳選しました。カスタマイズ性に優れたものから、カスタマイズ不要・設定機能だけで柔軟に対応できるものなど幅広く紹介します。
TimeWorks
株式会社WorkVision (FUYO LEAS GROUP)
株式会社WorkVision (FUYO LEAS GROUP)が代理店として提供する「TimeWorks」は、働き方改革を強力にサポートします。PCのログや入退室の記録から、打刻との乖離チェックを行い、人件費削減とコンプライアンスの両立が可能です。
また、AI温度検知ソリューションと連携して、健康管理の一元化も可能です。
【参考価格】お問い合わせください。
改善してほしい点
医療
1,000名以上 5,000名未満
株式会社ネオレックスが提供する「キンタイミライ(旧バイバイ タイムカード)」は1,000人以上の大規模企業でシェアNo.1のクラウド型勤怠管理システムです。安定稼動まで責任をもって推進するサポート体制が強みで、徹底したヒアリングを重ね、複雑な勤怠管理のルールや機能設定を専門のコンサルチームが担います。
また、平均レスポンスタイム0.03秒と動作の速さにも定評があります。
【参考価格】お問い合わせください。
改善してほしい点
飲食店・宿泊
500名以上 750名未満
ALIVE SOLUTION TA
三菱電機ITソリューションズ株式会社(略称:MDSOL)
三菱電機ITソリューションズ株式会社(略称:MDSOL)が提供している「ALIVE SOLUTION TA」は、就業時間管理の法令遵守と時間計算に強みをもつイージーオーダー型就業システムです。時間乖離の管理や健康管理も可能なうえ、勤務間インターバル制度にも対応しています。
また、管理者向けポータル画面では労務状況を分析し、時間外勤務の予測や早めの対策を支援します。
【参考価格】7,000,000円~ ※パッケージ導入費含む
アマノ株式会社が提供する「TimePro-VG」は、危機管理やセルフマネジメントを支援する就業システムです。36協定のチェック機能や過重労働時間管理など、危機管理に適した機能を搭載しています。
また、リアルタイムで勤務実績や休暇取得情報、時間外労働を表示するので、休暇管理やシフト管理もスムーズに行えるでしょう。
【参考価格】1,500,000円~(※最低基本価格、別途、操作指導料やオプション項目あり)
いい点
金融・証券・保険
250名以上 500名未満
改善してほしい点
自動車、輸送機器
5,000名以上
アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供する「CYBER XEED就業」は、20年以上にわたってサービス提供されており、担当SEが設定をします。サーバやネットワークの追加構築は不要で、事業拡大や従業員数の増加にも迅速に対応します。
導入後もサポートが受けられるため、法改正によるシステムの維持・管理に不安のある企業担当者や、ユーザー設定型システムに負担を感じる方におすすめです。
【参考価格】2,000名以下:初期費用500,000円~、月額 基本料金10,000円+430円/ユーザー
いい点
卸売・小売業・商業(商社含む)
250名以上 500名未満
改善してほしい点
自動車、輸送機器
250名以上 500名未満
「ShiftMAX」は、KYODOU株式会社が提供するクラウド型勤怠管理システムです。専用サーバを活用できるプライベート方式のクラウド型で、自社にあった勤怠管理にカスタムできます。すばやく簡単に導入が可能で、オンプレミス型とクラウド型のメリットを兼ね備えたシステムといえるでしょう。
また、使い慣れたExcelをインターフェースに採用しているため、現場のスタッフが新たな操作を覚える負担もありません。
【参考価格】初期費用500,000円~、月額300~600円/ユーザー(従量課金制)
※最低月額利用料60,000円、200名以上は割引適用あり
いい点
教育・教育学習支援関係
750名以上 1,000名未満
スミセイ情報システム株式会社(SLC)提供の勤怠管理システム「皆伝!勤務管理」は、労基法・36協定ルール・就業規則など労務コンプライアンスの強化とともに、企業ごとに異なる複雑な申請手続きにも柔軟に対応できる勤怠管理システムです。
基本的な労務管理機能に加え、労務管理アラート機能やプロジェクト単位の作業時間の集計機能も搭載されています。
【参考価格】
クラウド:月額373,500円~ ※初期費用は別途お問い合わせ
オンプレミス:皆伝!フレームワーク 1,000,000円、皆伝!勤務管理 2,000,000円
いい点
食品、医薬、化粧品
1,000名以上 5,000名未満
改善してほしい点
食品、医薬、化粧品
5,000名以上
おすすめの勤怠管理システム【人事労務カバー型】
勤怠管理以外の周辺業務までカバーできる勤怠管理システムを紹介します。労務管理業務の負担が大きくなりがちな大企業での導入に適しているほか、段階を踏んで効率化の範囲を拡張したい企業にもおすすめです。
「ジンジャー勤怠」はjinjer株式会社が提供しており、導入・操作が簡単なクラウド型勤怠管理システムです。電話やチャット、Webなどを通して導入の設定サポートがあるので、はじめてでも安心して導入できます。
また残業の超過や出退勤の打刻漏れがあればアラートで通知するので、労務管理も適切に行えるでしょう。
【参考価格】月額400円~/ユーザー ※無料トライアルあり
改善してほしい点
情報処理、SI、ソフトウェア
10名以上 50名未満
フリー株式会社が提供する「freee勤怠管理Plus」は、勤怠管理から給与計算・給与明細の作成まで行えるクラウド型人事労務管理システムです。従業員一人ひとりに専用アカウントが割り当てられ、打刻されるとクラウド上で勤怠データを集計し、そのデータをもとに給与計算を自動で行います。
1クリックで給与明細も作成でき、そのまま給与明細を従業員専用アカウントで共有可能です。
【参考価格】月額300円~/ユーザー
家計簿アプリでもお馴染み、株式会社マネーフォワードが提供する「マネーフォワードクラウド勤怠」は、働き方改革関連法に即対応できる勤怠管理システムをコンセプトとしています。クラウドならではのアップデートの速さが魅力で、法改正対応での担当者の負担も軽減が可能です。
同社のマネーフォワードクラウド給与と連携させれば、勤怠データをワンクリックで移行し、給与計算も効率化できます。労働形態が多様な企業でも導入しやすく、みなし残業にも対応可能です。
【参考価格】月額300円/ユーザー
改善してほしい点
情報処理、SI、ソフトウェア
250名以上 500名未満
株式会社ソウルウェアが提供する「キンコン」は、勤怠管理機能に加えて交通費精算機能も搭載したクラウド型勤怠管理システムです。交通系ICカードを日々の打刻に活用できるほか、運賃などの利用情報を読み取り自動登録が可能です。
また、無料トライアル期間が2か月間と比較的長期のため、使い勝手の確認や導入後の運用環境構築にも時間をかけられるでしょう。
【参考価格】初期費用無料、月額220円/ユーザー(税込み)※5従業員からご利用可能
いい点
情報処理、SI、ソフトウェア
100名以上 250名未満
改善してほしい点
電気、電子機器
10名以上 50名未満
「One人事」はOne人事株式会社が提供しており、人事戦略を支援する総合型SaaSシステムです。用途にあわせ必要な機能を選べる柔軟なプラン設定で、あとからの機能追加にも対応しています。
GPSを用いたスマホの打刻や休暇申請など外出の多い企業でも運用しやすいでしょう。勤怠管理のほか労務管理や給与管理、人材管理、タレントマネジメントなど一気通貫での対応も可能です。
【参考価格】お問い合わせください。※無料トライアルあり
「TimeBiz」は株式会社ASJが提供するクラウド型勤怠管理システムで、グループウェア機能も搭載しています。一人あたり月額85円より勤怠管理が可能で、コストを抑えて勤怠管理を行いたい企業に最適です。
そのほか日をまたいでの打刻や打刻漏れの通知も可能で、ワークフローの連携にも対応しています。
【参考価格】
TimeBiz:初期費用13,200円、月額17,160円(税込み)/ユーザー数200・ディスク容量200MB
TimeBizプライベート:初期費用13,200円、月額36,300円(税込み)/ユーザー数100・ディスク容量300GB
TimeBizプライベートPro:初期費用13,200円、月額85,800円(税込み)/ユーザー数1,000・ディスク容量1TB
※年払い時割引有・無料トライアルあり
いい点
教育・教育学習支援関係
100名以上 250名未満
改善してほしい点
情報処理、SI、ソフトウェア
50名以上 100名未満
効率よく比較検討をしたい方には、一括資料請求(無料)がおすすめです。資料請求した場合、価格や機能、特徴を一覧で比べられる比較表を作成できるので、ぜひ活用ください。
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勤怠管理システムの比較ポイント
勤怠管理システムの比較ポイントは5つです。ITトレンド編集部が主要な製品を独自調査し、重視すべきポイントをまとめました。
就業規則への適合性・システム連携性・打刻方法・操作性・サポート体制
就業規則への適合性
自社の雇用形態や勤務体系、休暇制度に適合した機能を搭載しているか確認しましょう。大半の勤怠管理システムが「固定労働時間制」と「変形労働時間制」もしくは「フレックスタイム制」のいずれかに対応。しかし「裁量労働制」や「3交代制」など、あらゆる勤務体系をカバーするシステムは限られています。
また、変形労働時間制に対応するものの年単位の設定は不可、フレックス制における清算期間は1か月に限るといった製品もあります。対応可能な範囲についても確認が必要です。
休暇制度についても、有給休暇の取得単位(時間・半日)や会社独自の特別休暇の設定が可能かを確認しましょう。
既存システムとの連携性
勤怠管理システムで取得した勤怠データは、給与計算や会計ソフト、労務管理などの既存システムと連携すればデータの二重入力や集計の手間を省けます。また、計算間違いなどの人為的ミスも防げるでしょう。
なお、大多数の勤怠管理システムがデータのCSV出力に対応しており、多くの給与計算ソフトとデータ連携が可能です。社労士に給与計算を委託している場合などでも簡単にデータを共有できます。
打刻方法とスマホ対応
自社の勤務形態や課題業務にあった打刻方法が選択できる勤怠管理システムを選びましょう。
目的や課題 |
打刻方法 |
直行直帰や在宅勤務への対応 |
Web打刻・アプリ打刻・チャット打刻 |
スマホをもっていない・コストを抑えたい |
ICカード打刻 |
不正打刻の防止 |
GPS打刻・生体認証打刻・PCログオン打刻 |
多くの勤怠管理システムがスマホ打刻に対応しており、残業や休暇の申請・承認も行えるものもあります。スマホ対応の製品が多くて選ぶのが難しい場合は、専用のスマホアプリの有無も選定基準にするとよいでしょう。アプリはスマホ利用に最適化されているため、Webサイトでの利用よりもユーザビリティを向上させられます。
以下の記事ではスマホアプリ対応の勤怠管理システムだけを紹介しています。対応OSなども確認できるので、アプリ対応の優先順位が高い企業はぜひ参考にしてください。
操作性(使いやすさとわかりやすさ)
勤怠管理システムを利用するのは、年代やITリテラシーの異なるすべての従業員です。打刻のしやすさはもちろん、従業員用マイページは見やすいか、修正や申請は容易に行えるかなどチェックが必要です。従業員のITリテラシーにバラツキがある職場などでは、わかりやすい動画マニュアルを備えたサービスが望ましいでしょう。また、打刻漏れや操作ミスに自身で気づけるエラー通知機能が充実した製品を選ぶといった方法もあります。
多くの製品は1~2か月の無料トライアルを提供しています。必要な機能の確認に加え、見やすさや使いやすさも事前に試しておきましょう。
なお英語表示に対応している勤怠管理システムは多くないため、外国人従業員の多い企業は、以下の記事も参考にしてください。
サポート体制
サポート体制については特に以下の点を比較しましょう。
- ●導入前の初期構築サポート・設定代行支援の有無、内容
- ●法改正への対応
導入支援・活用支援がともに基本料金に含まれる勤怠管理システムもありますが、多くは有料プランとなります。就業ルールが複雑で自社での設定に不安がある企業や、教育も任せたい企業などは導入支援のある製品を選択するのが無難です。
またト法改正に応じたバージョンアップや就業規則に変更が生じた際の設定変更についても、あらかじめ確認しておきましょう。
無料で利用できる勤怠管理システムもある
勤怠管理システムのなかには、有料プランだけでなく無料プランを提供しているものもあります。従業員数が少なく、無料プラン内の機能で事足りそうという場合は、検討するのもよいでしょう。
以下のページでは無料の勤怠管理システムについて紹介しています。無料で利用できる機能や有料製品との違いも解説しているので、あわせて参考にしてください。
まとめ
勤怠管理システムの導入には、勤怠管理の効率化だけでなく、さまざまなメリットがあります。しかし、勤怠管理システムのメリットを無駄なく享受するためには、自社に最適な勤怠管理システムを選ぶ必要があります。
自社のニーズに合致する勤怠管理システムはどれなのか、資料請求を通じて比較・検討からはじめてみましょう。以下のボタンから各社製品の資料を一括請求できるので、勤怠管理システム導入の検討にぜひお役立てください。
growth Forward合同会社 代表社員
林 紀彦さんのコメント
Reiwa社会保険労務士事務所代表
久米 和子さんのコメント