【比較表】介護業向けおすすめ勤怠管理システム
介護業向け勤怠管理システムのおすすめ製品を比較表で紹介します。各製品の詳細情報については、記事後半で紹介しています。まずは気になる製品をチェックしてください。また、ITトレンドは無料で資料請求する事が可能であり、資料請求した製品の比較表をダウンロードも可能です。社内検討する際に活用してください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
以下のボタンより、気になる製品の資料を無料で一括請求できます。
\ 勤怠管理システム・就業管理システム の製品を調べて比較 /
製品をまとめて資料請求!
資料請求フォームはこちら
資料請求した製品の比較表が無料で作成できます
介護業におすすめの勤怠管理システム
勤怠管理システムは、さまざまな種類がリリースされています。ここでは、介護業に適した製品をピックアップしました。製品の特徴や打刻の種類、無料トライアルの有無などを紹介しているため、気になる製品を複数資料請求し、価格や機能などを比較しながら導入を決めるのがおすすめです。
《ジョブカン勤怠管理》のPOINT
- 働き方改革関連法案にも対応!
- 基本プラン無料! 2010年のサービス開始以来、値上げなし!
- 導入実績100,000社以上! あらゆる業界、企業規模に対応可能!
「ジョブカン勤怠管理」は、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。携帯電話・パソコン・ICカードから出退勤打刻ができ、GPS機能とも連動可能です。打刻データや有休情報は自動で集計されるため、各事業所や職種など条件にあうシフト表の作成がしやすいでしょう。ジョブカンの他シリーズと連携させれば、給与計算や労務管理などの効率化も望めます。
価格 |
初期費用0円 月額200円~/ユーザー |
無料トライアル |
〇(30日間) |
打刻方法 |
ICカード・LINE・Slack・生体認証・モバイル・PC/タブレットなど |
業種 |
介護・福祉 |
従業員規模 |
1,000名以上 5,000名未満 |
ジョブカン勤怠管理のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
職場での勤怠管理に導入しています。紙のタイムカードより打ち込みが正確で、打ち間違えがあった際にはパソコンで修正できるので手書きで直さずに済みます。また本社にタイムカードではなくデータとして送っているため、本社の労務も給与を管理しやすいシステムになっています。職員各自ののスマホからも自分の勤怠管理が確認できるため、打ち間違いなどをタイムカードがない環境(家など)でもチェックできるため、とても便利で助かっています。
|
ジョブカン勤怠管理の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
自分の時給を登録して、勤務時間に応じてその月のお給料が自動的に積算されていく機能があると、事前にその月の収入が把握できるので嬉しいなと思います。
|
《タッチオンタイム》のPOINT
- 勤怠管理システム シェアNo.1 / 利用ID数293万突破!
- 働き方改革で義務化となる 有給休暇、残業時間の管理ができる!
- 初期費用0円、300円 /人の従量課金制で導入しやすい
株式会社デジジャパンが提供する「タッチオンタイム」は、クラウド型の勤怠管理システムです。Webブラウザや携帯電話のGPS機能、指紋・指静脈認証やICカードなど、豊富な打刻方法に対応しています。勤怠の自動集計やシフト管理機能に加え、各社給与ソフトとの連携機能もあります。システムの設定から導入後の運用まで、追加料金なしのサポートも魅力のひとつです。
価格 |
初期費用0円 月額300円~/ユーザー |
無料トライアル |
〇(30日間) |
打刻方法 |
Touch On Timeレコーダー(指紋認証・ICカード認証・パスワード認証が)・ スマートフォン認証・Webページ認証など |
業種 |
食品、医薬、化粧品 |
従業員規模 |
1,000名以上 5,000名未満 |
タッチオンタイムのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
直感的な操作で打刻をできるのでITをあつかうのが苦手、わかりづらいと苦手意識を持ってる社員でもサクッと簡単に打刻ができパソコン不要で場所を選ばないタイムレコーダーなのが更に使いやすい
|
業種 |
介護・福祉 |
従業員規模 |
10名以上 50名未満 |
タッチオンタイムの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3
|
操作に時間がかかる時があるのでサクサク動いてくれたらと思うときがあります。それぞれにかかる税金のアドバイスなどもあればうれしいです。
|
《KING OF TIME》のPOINT
- 20年以上要望に応え続けた圧倒的信頼性!細かな要望に応えます!
- 導入から運用後も。豊富なノウハウと体制万全のサポート!
- 2019年4月からの「働き方改革関連法」にもバッチリ対応!
「KING OF TIME」は、株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。多彩なタイムレコーダーシステムに加え、シフト管理やワークフロー機能も搭載しています。勤務データ・残業状況・人件費の概算などの情報から、リアルタイムに人件費の予算実績管理が実施できます。残業基準の設定や帳簿への出力、給与計算ソフトとの連携も可能です。
価格 |
初期費用0円 月額300円/ユーザー |
無料トライアル |
〇(30日間)導入サポート付き |
打刻方法 |
ICカード・モバイル・Windowのログオンオフ・生体認証・共用PCでのマイページ打刻・カメレオンコード など |
業種 |
放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 |
50名以上 100名未満 |
KING OF TIMEのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
アラート機能により、設定した残業時間を超えた時点でアラート表示されるため、法律に基づいた残業時間の上限を超える前に対処することができます。また、働き方改革関連法対応機能によって、残業時間の上限規制や有給休暇の取得義務に対応できるのも魅力のひとつです。
|
業種 |
介護・福祉 |
従業員規模 |
100名以上 250名未満 |
KING OF TIMEの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
まだ利用し始めたばかりで使い慣れていないのもありますが、有給等を取得したときに、どう入力しなければならないかと言うのが細かく決まっていて間違えてしまう事があるので、そこがもう少しわかりやすくなると良いと思いました。
|
《ジンジャー勤怠》のPOINT
- ジンジャー勤怠は法改正に自動で対応!
- 人事部の業務負荷改善や現場の打刻漏れも解決!
- 月末月初に発生しやすい抜け漏れへの対応工数&ストレスを解消!
「ジンジャー勤怠」は、jinjer株式会社が提供するクラウド型の勤怠管理システムです。さまざまな休暇や勤務形態にも対応しているので、不規則な介護業界の出勤・休暇管理が効率化できるでしょう。給与計算ソフトとの連携やAIによる残業時間予測機能もあり、多言語(英語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語など)対応も可能です。
価格 |
月額費用400円~/ユーザー |
無料トライアル |
〇 |
打刻方法 |
マイページ・タブレット・スマホアプリでの打刻(GPS機能含む)・ICカード・Chatwork・Slackなど |
業種 |
放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 |
250名以上 500名未満 |
ジンジャー勤怠のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
オンラインでのタイムカードのような形で、出勤、休憩の開始と終了、退勤をボタン一つで管理でき、有給申請などもできます。働いた時間を自動で計算してくれるので便利です。
|
業種 |
介護・福祉 |
従業員規模 |
1,000名以上 5,000名未満 |
ジンジャー勤怠の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
慣れるまでは打刻忘れが度々ありましたが、慣れてしまえばいそれもなくなると思います。しかし、出勤日のみで出勤・退勤の打刻アラームのような機能が加わったらとても助かります。
|
《ShiftMAX》のPOINT
- クラウド型なのにお客様ごとにサーバを立てるプライベート方式!
- プライベートだから御社のルールに合わせてフルアレンジ可能!
- 規模による大人数・多拠点・複雑なルールに対応可。無料診断OK
KYODOU株式会社が提供する勤怠管理システム「ShiftMAX」は、クラウド型でありながらセミオーダー式でもあるのが特徴です。専用サーバを使用するため柔軟なカスタマイズが可能で、就業規則や業務にあわせた勤怠管理が実現します。操作画面にExcelを採用しているので、シフト作成や勤怠管理など操作しやすく、新たな操作を覚える負担がありません。導入時の設定サポートも対応しています。
価格 |
初期費用50,000円 月額300円/ユーザー |
無料トライアル |
ー(無料デモあり) |
打刻方法 |
ICカード認証・暗証番号認証・指静脈認証・モバイル打刻・クリック認証・通話打刻 など |
ShiftMAXのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
Shift MAX最大の特徴は位置情報も取得できることです。拠点だけでなく現場入りで作業する社員の勤怠を位置情報から管理することができるのが非常に便利です。
|
業種 |
その他 |
従業員規模 |
100名以上 250名未満 |
ShiftMAXの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
Excelデータが重く、データの書き込み、読み込みの際に時間がかかる事がある。もう少しデータが軽くなると嬉しい。
|
KING OF TIME(iビジネスパートナーズ株式会社)
製品・サービスのPOINT
- アクティブユーザー277万人以上!
- 公認導入支援パートナー取得!
- リリースから20年以上!あらゆる規則や勤務に対応可能!
株式会社ヒューマンテクノロジーズの「KING OF TIME」を、iビジネスパートナーズ株式会社が代理店として提供しています。専任担当者がシステムの初期設定から導入後の相談までマンツーマンで対応可能な点が魅力です。はじめてのシステム導入に不安のある方や、多彩な勤務形態の介護業にとって強い味方となるでしょう。給与ソフトと連携も柔軟に対応しています。
価格 |
初期費用0円 月額費用300円/ユーザー |
無料トライアル |
〇(30日間) |
打刻方法 |
ICカード・モバイルWindowのログオンオフ・生体認証・共用PCでのマイページ打刻・スマホなど など |
業種 |
その他 |
従業員規模 |
50名以上 100名未満 |
KING OF TIME(iビジネスパートナーズ株式会社)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4
|
共有のPCで、ログインして打刻をクリックするなので、初めはPCを使い慣れていない人は戸惑いもあったが、簡単な操作なのですぐに慣れました。
紙で日々書いていた頃より、慣れるとクラウド型がやりやすいと思う人が殆んどでした。
|
業種 |
卸売・小売業・商業(商社含む) |
従業員規模 |
100名以上 250名未満 |
KING OF TIME(iビジネスパートナーズ株式会社)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3
|
色々サービスを行っている関係上、業務ごとに勤務体系が違うので、もう少し細かく分類されると助かります。
打ち忘れ等を把握する状況をもう少し分かりやすくしていただけると嬉しいです。
|
《ミナジン勤怠管理》のPOINT
- PCログ(Win/Mac)取得可能
- 客観的打刻の実現(厚労省ガイドライン準拠)
- システム初期設定作業を代行
「ミナジン就業管理システム」は、株式会社ミナジンが提供するクラウド型勤怠管理システムです。社労士が在籍しているので、残業や有給の管理などコンプライアンスを強化したい場合におすすめです。打刻時刻と入力や修正した時刻に差異が生じると、アラームを出せるため正確性が向上するでしょう。Web打刻やGPSアプリ打刻に対応し、就業規則グループ単位設定機能を搭載しています。
価格 |
初期費用0円 月額 150~300円/ユーザー |
無料トライアル |
〇(30日間) |
打刻方法 |
PC・モバイル(ガラケー・スマートフォン)・ピットタッチの他・G suite(旧GoogleApps)・Slack・PCログインログオフ打刻・ICカード |
業種 |
金融・証券・保険 |
従業員規模 |
50名以上 100名未満 |
ミナジン勤怠管理のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
デザインがシンプルで操作しやすいです。
有給の残日数も有給申請画面に表示されるので自己管理しなくても良い。
打刻も自分のパソコンからでなくても携帯からアクセスでき非常に便利です!
|
業種 |
食品、医薬、化粧品 |
従業員規模 |
100名以上 250名未満 |
ミナジン勤怠管理の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5
|
累積残業時間に応じてアラートを出すなどしてもらえると、より就業管理の意識が高まると思う。
例えば、10時間ごとにアラートを出すなど。
|
《かえる勤怠管理》のPOINT
- 就業規則・給与規定などを詳細に設定可能
- マスター登録・CSVインポートによる簡単シフト管理
- ICカードタイムレコーダは無料でレンタル
株式会社ITZが提供する「かえる勤怠管理 介護」は、介護業向けのクラウド型勤怠管理システムです。介護職やケアマネジャーなどはもちろん、交代制や日をまたぐ勤務、変形労働時間制にも対応しています。タブレット型の専用タイムレコーダーは1台無料でレンタルが可能です。勤怠・有休管理、介護用シフトの作成、給与計算ソフトとの連携もできるため、広範囲な業務効率化が実現するでしょう。
価格 |
初期費用0円 月額7500円/1拠点 |
無料トライアル |
〇(30日間) |
打刻方法 |
専用タブレット・ICカード・スマホアプリ・モバイル・ブラウザ など |
カイポケ
「カイポケ」は、株式会社エス・エム・エスが提供するクラウド型の介護ソフトです。国保連への伝送請求機能や職員の勤怠管理機能などが搭載されています。パソコンやタブレットから打刻でき、給与計算ソフトとのデータ連携も可能です。タブレットなどからの入力情報が実績やさまざまな書類と連動できるため、従来の転記作業にかかる時間の短縮が望めるでしょう。シフトの自動作成にも対応しています。
価格 |
初期導入0円 基本料金月額1,000円~ |
無料トライアル |
〇(最大18か月) |
打刻方法 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
MOT勤怠管理
株式会社バルテックが提供する「MOT勤怠管理」は、介護・福祉業向けの勤怠管理システムです。2交代制や3交代制などさまざまな勤務形態に対応しています。打刻データの自動集計はもちろん、会計データへの変換もできるため、効率的な管理が実現するでしょう。
価格 |
月額3,980円~(アカウント数1~20) |
無料トライアル |
◯ |
打刻方法 |
スマートフォンアプリ・Wifi自動・パソコンブラウザ・受付タブレットQR・顔認証・ドア解錠 など |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
ToucheeZ QR勤怠
「ToucheeZ QR勤怠」は、業種や企業のスタイルにあわせてカスタマイズできる勤怠管理システムです。訪問介護など外出をする業務でも位置情報を取得して訪問記録を残せます。職員により異なる勤務時間など変則的なシフトの作成も、人材配置基準をクリアしながら作成できます。必要な機能だけ搭載できるため、自社にあうシステム運用が実現するでしょう。
価格 |
ー |
無料トライアル |
ー |
打刻方法 |
QRコード |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
介護業の勤怠管理における課題点
介護業で勤怠管理業務を実施する際の、よくある課題を紹介します。
勤怠管理業務に時間がかかる
介護業では一つの事業所内でも、複数の職種・雇用形態の職員が在籍しています。外勤や日をまたぐ勤務などもあるため、勤怠管理は煩雑になりがちです。また、紙ベースの勤怠管理の場合、転記やパソコン入力もあるので、給与計算の時期に多忙を極める管理者も多くいます。さらに膨大な業務をこなすため、人為的ミスなどトラブル発生も少なくありません。
シフト表作成の負担が大きい
介護業では、シフト制や固定制、2交代や3交代など勤務形態もさまざまです。さらに、休日の申請やスキルを考慮したシフト表の作成をしなければなりません。Excelで作成・管理をする場合、職員人数の変動や条件などをふまえると、マクロや関数の技術が必要です。シフト表の作成ができる担当者は限られ、属人化する可能性もあるでしょう。
労働時間・残業の正確な把握が困難
介護業で訪問介護など施設外で勤務をする場合は、直行直帰になり後日まとめて勤怠を申告することもあります。また、不測の事態で突発的に残業や勤務時間の変更などが起こりやすいことも介護業の特徴です。自己申告のため正確に把握することは難しく、オーバーワークを見過ごしてしまう可能性もあるでしょう。
人手不足が深刻な施設では施設全体の仕事が終わらないために残業が常態化しているケースもあります。勤怠を自己申告にしていると残業を正確に申告されないこともあり、オーバーワークが原因の離職が防げないなどのデメリットが生じるでしょう。
有給休暇の管理が難しい
有給休暇や法定休暇の取得についても、人手不足による繁忙で消化が進まなかったり、パートやアルバイトなど変則勤務の職員の取得日数や取得状況の把握が困難になるなど、管理が難しくなります。
介護業で勤怠管理システムを導入するメリット
勤怠管理システムの導入で、得られるメリットは以下の4つです。
- ・正確な勤務時間の把握
- ・勤務時間の一元管理
- ・職種ごとの勤務時間集計
- ・シフト表作成の時間短縮
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
正確な勤務時間の把握
紙やExcelの出勤簿で勤怠管理をする場合、勤怠打刻できる場所は限られてしまいます。そのため、訪問介護など外勤の職員は、勤怠打刻をするためだけに事業所に行かなければなりません。
勤怠管理システムなら、携帯電話やタブレットで出退勤時間を打刻できます。アプリやWebブラウザで勤怠打刻するので場所を問わず、時間を書き変えるなどの改ざんもできません。スマートフォンのGPS機能に対応した製品であれば、訪問先へ到着後に打刻されていることもわかります。
勤務時間の一元管理
勤怠打刻情報は、システム内に集約され、職員の実労働時間として一覧表示できます。労働時間の一覧の確認により、職員によって労働の偏りがないか、長時間労働にならないかなどの勤務状況をリアルタイムに把握できるでしょう。管理者は、勤怠確認のために各拠点への電話や出向く必要もありません。本部にいながら全職員の勤怠情報を管理できます。
職種ごとの勤務時間集計
介護業では、一人が複数の職種に就いているケースが多くあり、勤務時間の集計は煩雑です。自動集計できる勤怠管理システムでは、管理者の負担が大幅に軽減されます。例えば、午前中は介護福祉士、午後からは介護事務員として働く場合、時給や手当が異なります。そのため、勤怠データは別々に記録されなければなりません。さらに、2交代制や3交代制、日勤・夜勤の混在や日をまたぐ勤務もあるため、職員一人ひとりの勤怠データを正確に把握するのは難しいでしょう。
勤怠管理システムなら、どの職種で何時間働いたかを打刻のタイミングから自動集計できます。紙ベースの勤怠管理では、回収・転記・職種別の集計に膨大な時間がかかるものの、勤怠管理システムがあればその時間はかかりません。さらに、給与計算ソフトと連携ができる製品なら夜勤手当や深夜割増賃金などの計算も自動化できます。
シフト表作成の時間短縮
勤怠管理システムは、シフト表が短時間で作成できます。介護業のシフトは、介護保険法で定められた人員基準などを踏まえ作成しなくてはなりません。各職員のシフトの調整に時間と手間がかかる傾向にあります。
勤怠管理システムでは、職員の要望やスキル、勤務形態などに応じたシフト表が短時間で作成できます。また、シフトの希望もデータで提出ができ、転記作業がないのもは管理者にとっての大きなメリットでしょう。
人気の勤怠管理システムを知りたい方は、以下のボタンより最新の資料請求ランキングをご覧ください。
介護業でExcelでの勤怠管理は難しい
Excelは多くの企業・施設で利用されているツールですが、Excelでの勤怠管理に手こずったり、限界を感じている方もいるのではないでしょうか。または、今後Excelを使って勤怠管理のデジタル化を検討されている場合もあるでしょう。
介護業の場合、多数の職種や雇用形態によって勤務時間がさまざまです。それぞれの職種の勤務時間を考慮して手動でシフト表を作成したり、実際の勤怠を管理することは非常に手間がかかります。
また、給与計算の際も手入力・手計算になるため煩雑になります。特に残業が多くなりがちな施設では、職員一人ひとりの残業時間で給与が変動するためさらに計算の手間がかかるでしょう。
勤怠管理システムではシフト表の作成から勤怠の集計、給与計算システムとの連携で給与を自動計算できるなど、煩雑になりがちな介護業の勤怠管理を効率化できます。
介護業で勤怠管理システムを導入するポイント
勤怠管理システムは、製品によりさまざまな機能が搭載されています。事業所の規模や形態により適した製品は異なりますが、基本的な選定ポイントは以下の4つです。
- ・働き方改革関連法に対応しているか
- ・サポート体制はあるか
- ・操作性はよいか
- ・介護業で必要な機能があるか
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
働き方改革関連法に対応しているか
働き方改革による法改正で、2019年4月より「労働時間の適正な把握」「時間外労働の上限規制の導入」「年次有給休暇(年5日)の取得」などが義務づけられました。勤怠管理システムは法改正に対応したものを選びましょう。
サポート体制はあるか
勤怠管理システムを導入しても、設定を間違えたり、便利な機能の利用方法がわからなかったりすると効率的な活用はできません。電話やメール、担当者の来訪など、製品によってさまざまな運用サポートがあるので確認しましょう。
操作性はよいか
たくさんの機能が搭載されていても、使いこなせなければ意味がありません。労務管理をする部署、現場や事務スタッフなど勤怠管理システムを使用する職員が感覚的に、またはマニュアルを見れば簡単に操作できる製品だと導入後スムーズです。無料トライアルなどを利用して打刻法など含め確認しましょう。
介護業で必要な機能があるか
訪問介護など外出先で打刻ができる機能や、夜勤や緊急出勤などにも対応できる申請集計機能などが搭載されているか事前に確認しましょう。携帯電話・タブレット・パソコン・ICカードなどの勤怠打刻法があり、介護業の勤怠をより簡単に正確に管理できる製品がおすすめです。
ほかにも給与計算システムなどと連携できるか、事業所独自の就業規則は反映できるか、常勤換算表に対応しているかなど、希望に見あった機能があるかもポイントです。
勤怠管理システムの導入で法改正に対応
2019年4月から、働き方改革にともなう労働安全衛生法の改正により「労働時間の適正な把握」が事業者に義務付けられました。厚生労働省のガイドラインによれば、労働時間を適正に把握する方法として「使用者が、自ら現認することにより確認すること」、「タイムカード、ICカード、パソコンの使用時間の記録等の客観的な記録を基礎として確認し、適正に記録すること」の記載があります。よってExcelや紙ベースの勤怠管理では、書き換えが容易なうえ使用者(管理者)の現認も困難です。
勤怠管理システムは、さまざまな方法で打刻ができます。改ざんも容易ではないため、「適正な把握」に有効なツールといえるでしょう。労働時間がリアルタイムに表示されるので、管理者の現認にも役立ちます。またデータの一元管理は、転記や複雑な計算の必要もなく、効率的な勤怠管理業務につながるでしょう。
参考:労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン|厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署
さらに勤怠管理システムを知りたい方は、以下のページをご覧ください。2022年版の資料請求数ランキング・搭載機能・提供形態などが一目でわかる比較表もあるので、製品選びの参考にしてください。
関連記事
watch_later
2023.10.19
【2023年版】勤怠管理システム32製品を比較!タイプ別に紹介
続きを読む ≫
介護業向けの勤怠管理システムを導入して業務改善につなげよう
介護業は、複数の職種や勤務形態があるため、勤怠管理が煩雑になる傾向にあります。管理・集計作業も膨大で手間がかかり、人為的なミスの発生も少なくありません。介護業向け勤怠管理システムを導入すれば、外勤・内勤を問わず正確な出退勤時間の打刻や勤怠データの自動集計が可能になり、職員の負担は大幅に減少するでしょう。まずは気になる製品の資料請求をしてみて、介護業向けの勤怠管理システムの導入を検討してはいかがでしょうか。