運送業向け勤怠管理システムの選び方
勤怠管理システムは種類が多く、自社にあった勤怠管理システムの比較検討に悩む担当者も少なくないでしょう。運送業界向けの勤怠管理システムを選ぶ際には、搭載機能が自社の就業パターンや解決したい課題に適しているかの確認が重要です。
ここでは、特に運送業に求められる機能を紹介します。自社で導入を検討する勤怠管理システムに以下の機能が搭載されているかチェックしましょう。
- ■モバイル端末に対応しているか
- 場所や時間を問わず打刻できるシステムが最適。管理者・従業員両者ともにモバイル端末に対応する製品もある。
- ■GPSで位置情報を把握できるか
- 打刻と同時に位置情報を取得するシステムなら、より正確な勤怠情報が記録できる。
- ■給与計算ソフトとの連携がスムーズか
- CSVデータを出力するタイプの製品と、自動的にソフトへデータを反映できる製品がある。
- ■残業・深夜勤務などの申請ワークフローがあるか
- システム化することで入力・計算ミスを防げる。さらに未申請の残業を抑制する効果も。
- ■運転日報機能があるか
- エクセルや手書きによる日報よりも、作成・管理・集計が効率化する。
- ■シフト管理・作成機能があるか
- シフト提出・作成・共有が効率化する。なかにはシフトの自動作成機能がある製品もある。
必ずしも上にあげる機能をすべて備えたものである必要はありません。自社にとってどのような機能が必要か、予算に見合う効果が得られるかなどを検討し、最適な製品を見つけましょう。
運送業向けのおすすめ勤怠管理システム比較
運送業向けの勤怠管理システムのほか、運送業に導入された実績のある製品を紹介します。
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製品名 |
対象企業規模 |
参考価格 |
無料トライアル |
対応機能 |
レビュー評価 |
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ジョブカン勤怠管理 |
すべての規模に対応 |
初期費用無料、月額200円~/人 |
◯(※無料プランあり) |
GPS打刻/スマホ操作/夜勤/複数の休憩打刻 |
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KING OF TIME |
すべての規模に対応 |
初期費用無料、月額300円/人 |
◯ |
GPS打刻/スマホ操作/夜勤/複数の休憩打刻 |
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ジンジャー勤怠 |
すべての規模に対応 |
月額400円~/人 |
◯ |
GPS打刻/スマホ操作/夜勤/複数の休憩打刻 |
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バイバイ タイムカード |
従業員数1,000名以上 |
ー |
ー |
GPS打刻/スマホ操作/夜勤/複数の休憩打刻 |
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TimePro-VG |
従業員数100名以上 |
最低基本価格1,500,000円~ |
ー |
スマホ操作/夜勤/複数の休憩打刻 |
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クラウド勤怠 CYBER XEED就業 |
すべての規模に対応 |
初期費用500,000円~、月額基本料金10,000円+430円/人 |
ー |
スマホ操作 |
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KING OF TIME |
すべての規模に対応 |
初期費用無料、月額300円/人 |
◯ |
GPS打刻/スマホ操作/夜勤/複数の休憩打刻 |
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Time-R(タイムアール) |
従業員数50名以上 |
初期費用11,000円~、月額11,000円~(税込み) |
◯ |
GPS打刻/スマホ操作/アルコール検知記録/複数の休憩打刻 |
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おまかせ はたラクサポート |
すべての規模に対応 |
ー |
◯ |
ー |
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TUMIXコンプラ |
すべての規模に対応 |
基本料金:月額17,000円~、サービス料金:月額5,000円~※初期費用別途 |
ー |
スマホ操作/デジタコ・点呼システム連携可 |
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※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《ジョブカン勤怠管理》のPOINT
- 基本プラン無料!2010年のサービス開始以来、値上げなし!
- ジョブカン給与計算や他シリーズ連携でさらに効率化!
- 導入実績100,000社以上! あらゆる業界、企業規模に対応可能!
ITトレンド上半期ランキング2023(勤怠管理システム・就業管理システム)1位
「ジョブカン勤怠管理」は株式会社DONUTSが提供するクラウド型勤怠管理システムです。シリーズ累計20万社以上で導入された実績があり、あらゆる業種に対応しています。グループごとに異なる就業規則を設定できるほか、時間外労働も一目で把握できます。なお30日間の無料トライアルや無料プランが用意されているため、試用しやすい製品といえるでしょう。
《KING OF TIME》のPOINT
- 20年以上要望に応え続けた圧倒的信頼性!細かな要望に応えます!
- 導入から運用後も。豊富なノウハウと体制万全のサポート!
- 2019年4月からの「働き方改革関連法」にもバッチリ対応!
株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供する「KING OF TIME」は、10人単位の小規模企業から1,000人以上の大規模企業まで、幅広い導入実績をもちます。多彩な打刻手段が特長で、指静脈リーダー・ICカード・Webクリックなどの打刻方法が活用されています。また、残業時間が既定値を超過しそうな場合や打刻忘れの際には、事前にアラート通知されるため便利です。
《ジンジャー勤怠》のPOINT
- ジンジャー勤怠は法改正に自動で対応!
- 人事部の業務負荷改善や現場の打刻漏れも解決!
- 月末月初に発生しやすい抜け漏れへの対応工数&ストレスを解消!
jinjer株式会社が提供する「ジンジャー勤怠」は、GPS打刻や打刻時の顔写真撮影機能を搭載した勤怠管理システムです。不正打刻の防止にも効果的でしょう。休憩時間を柔軟に設定できるほか、夜勤やシフト制などさまざまな勤務形態に対応可能です。スマホ・タブレットアプリに対応しているため使い勝手がよく、業務時間・工数削減が期待できます。
製品・サービスのPOINT
- 選択自由!iPad、スマホ、パソコン等多種多様なタイムレコーダー
- 実現します!柔軟なカスタマイズで独自ルールやニーズへも対応
- 失敗しません!専任コンサルタントによる調査・設定導入・運用
株式会社ネオレックスが提供する「バイバイ タイムカード」は、スマホやiPadにも対応した大規模企業向けの勤怠管理システムです。勤怠データの集計機能は自由にカスタマイズでき、独自のルールにあわせて柔軟に運用できます。また、平均レスポンスタイムが0.02秒と動作がスピーディーなのも忙しい従業員には嬉しいポイントです。導入から運用までのサポートが手厚く、丁寧な対応をしてくれます。
《TimePro-VG》のPOINT
- やるべきことをシステムが通知「クリックだけで業務が完了」
- 収集した勤怠データから労務リスクを警報「違反を未然に防止」
- 初めてのシステム導入も安心「専任SEが導入~運用までサポート」
「TimePro-VG」はアマノ株式会社が提供する勤怠管理システムです。コンプライアンス支援と過重労働などの事前抑止機能に特化しており、シフトパターンや職種が多岐にわたる企業でも正確に給与計算できます。また、トップページに本人の勤務実績や休暇の取得情報、時間外労働などをリアルタイムに表示するため、意識向上にも役立つでしょう。
改善してほしい点
運輸
250名以上 500名未満
《CYBER XEED就業》のPOINT
- 20年以上にわたり勤怠管理サービスを提供してきた実績!
- 安全・安心のクラウドサービス!
- 専門知識豊富なスタッフがしっかりサポート!
アマノビジネスソリューションズ株式会社が提供する「クラウド勤怠 CYBER XEED就業」は、各企業の就業規則や要望を汲んだうえでシステム設定を行います。給与計算連携のCSVフォーマットも各企業の既存ソフトにあわせて設定するため、スムーズに連携できるでしょう。サポート体制が充実しており、事業規模拡大や従業員数の増加などの変化にも柔軟に対応できる点が強みです。
KING OF TIME(iビジネスパートナーズ株式会社)
製品・サービスのPOINT
- アクティブユーザー277万人以上!
- 公認導入支援パートナー取得!
- リリースから20年以上!あらゆる規則や勤務に対応可能!
株式会社ヒューマンテクノロジーズの「KING OF TIME」はiビジネスパートナーズ株式会社が代理店として提供する、丁寧なサポート体制が強みの勤怠管理システムです。エリアを問わず、専任担当がマンツーマンで設定・運用をサポートします。また、曜日別・月別・個人別と3段階でスケジュール設定でき、多様な勤務体系に対応可能です。
改善してほしい点
運輸
100名以上 250名未満
《Time-R(タイムアール)》のPOINT
- シンプルでわかりやすい操作画面で導入・運用がスムーズ!
- 打刻時にお弁当注文やアンケート回答など独自機能で業務サポート
- 人事情報管理が出来る「with 人事労務」がオプションで追加可能
「Time-R(タイムアール)」は、グリーン株式会社が提供する勤怠管理システムで、従業員数50名以上の企業に適しています。一人あたり月額110円(税込み)と低コストで利用でき、独自のルールにもとづいた勤怠時間の集計にも対応します。また、オプションでアルコール検知の記録に対応しているため、運送業のほか運転を要する業種にもおすすめです。
いい点
卸売・小売業・商業(商社含む)
50名以上 100名未満
改善してほしい点
卸売・小売業・商業(商社含む)
50名以上 100名未満
《おまかせ はたラクサポート》のPOINT
- 多様なSaaSの組み合わせ
- ヘルプデスクの一元化
- 画面共有で操作方法をサポート
「おまかせ はたラクサポート」は、東日本電信電話株式会社が提供するバックオフィスをクラウド化するサービスです。勤怠管理をはじめ、電子契約や会計管理、給与計算や電子請求書などの導入時や運用サポートをしています。リアルタイム打刻ができるため、遠隔地の勤務が多い運送業でもおすすめです。ヘルプデスクでは、管理者だけではなく従業員もサポートします。
《TUMIXコンプラ》のPOINT
- 中規模以上の運送会社に貢献! 2024年問題、改善基準告示対応!
- 中長距離に対応! 残業・拘束時間をリアルタイムで管理!
- 業務効率化・改善に貢献! 他システム(デジタコ等)との連動多数!
株式会社TUMIX(鈴与グループ)が提供する「TUMIXコンプラ」は、デジタコの実績を取り込み、運行と勤怠状況を管理できる運送会社向けの勤怠管理システムです。スマートフォンやタブレットを利用した打刻のほか、デジタコや点呼システムから出退勤を自動登録できる方法もあります。また、配車計画との連動にも対応しているため、勤怠や運行の最適化につながるでしょう。
勤怠ドライバー
「勤怠ドライバー」は、株式会社ロジ勤怠システムが提供するクラウド型勤怠管理システムです。トラック運送業に特化した製品で、改善基準告示やデジタコ連携に対応し、正確な勤怠データをリアルタイムで確認できます。また、給与計算や有給休暇管理も可能です。
勤怠管理パック(運輸業編)
株式会社リコーが提供する「勤怠管理パック(運輸業編)」は、業界特化型の勤怠管理システムです。免許証・デジタコ・タイムレコーダーなど、自社に適した打刻方法を選択できます。また荷役作業報告もシステム上でできるため、生産性の向上にも貢献するでしょう。
Navisia乗務員時計
株式会社ナブアシストが提供するの「Navisia乗務員時計」はドライバー向けのクラウド型勤怠管理システムです。「今日はあと何時間勤務できるのか」「休憩は残り何分必要か」がスマホ画面に表示されるため、改善基準告示に則って労働時間を管理できます。また、オプション機能で運転日報の作成やデジタコ連携が可能です。
運送業や物流業界への導入実績が公開されていない製品であっても、業種を問わず導入できる勤怠管理システムは少なくありません。多くの製品に目を通し、選び方で紹介した機能の有無や、口コミなどを参考にしましょう。以下のページでは問い合わせ数が多い製品をランキング順に紹介しています。
運送業における勤怠管理の課題
運送業界における勤怠管理は難しいとされています。雇用形態が多岐にわたるため給与や勤務時間の集計が煩雑化するほか、勤務状況が見えにくいドライバーの正確な労働時間の把握など、通常の勤怠管理以上に注視しなけらばならないポイントがあるためです。
ここからは、運送業界における勤怠管理の問題点について詳しく説明します。
不正打刻のリスクがある
運送業では深夜や早朝の出退勤もあります。事務所に管理者がいない時間帯に打刻する機会も多く、代理打刻や不正打刻のリスクを防げません。気付かないうちに無駄な人件費が発生している可能性もあるでしょう。不正打刻を予防する仕組みがない職場では、従業員のモラル低下も懸念されます。
ドライバーの正確な勤務時間が不明
通常は、出退勤時と休憩時に打刻をします。しかしドライバーは常に外出しているため、休憩時間の打刻ができません。また長距離輸送の場合、日付をまたぐことが多く、後日まとめて勤怠時間の報告をするケースも見受けられます。
労働基準法の改正により、運送会社に勤怠状況の客観的な管理が求められるようになりました。自己申告による手書きの勤務表では要件を満たせず、タイムカードや勤怠管理システムの併用が必須化しました。特に、ドライバーは厚生労働省により定められている「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」に則り、連続運転時間や確保すべき休憩時間を遵守する必要があります。そのため、ほかの職種よりも勤怠管理に気を遣わなくてはなりません。できるだけドライバー任せにならない、正確な記録が必要です。
参考:トラック運転者の労働時間等の改善基準のポイント|厚生労働省
勤怠集計や給与計算のミス
運送業界をはじめ物流・運輸業界の企業には、ドライバー以外にも荷物の仕分けスタッフや事務員など、さまざまな職種の従業員が在籍しています。雇用形態・給与・勤務時間のパターンも多岐にわたり、勤怠データを手作業で集計していてはミスを防げません。さらに、割増賃金をはじめ給与計算も煩雑になりがちなため、ヒューマンエラーのリスクが高いといえます。
運送業における勤怠管理システムの導入メリット
ここからは、運送業に勤怠管理システムを導入するメリットについて解説します。
生体認証機能による不正打刻の防止
勤怠管理システムの打刻方法で多くみられるのは、Webブラウザ打刻やICカード打刻です。しかし、従来の打刻方法では代理打刻を防ぎきれません。複数の打刻方法を組み合わせ、職種や部署に応じて柔軟に対応しましょう。特に、静脈認証・指紋認証・顔認証などによる生体認証機能は本人でないと打刻できないため、不正打刻の防止に有効です。
ドライバーの業務負担を軽減
ドライバーは運送業のなかでも、長時間の拘束・運転業務による体力的な負担が大きい職種です。そのため、帰庫後の運転日報の記入による勤怠管理では正確さに欠ける可能性があります。また長距離運行の場合、電話点呼による休憩や荷受作業の報告で代理打刻する方法もありますが、点呼のタイミングによっては正しい勤怠記録がとれないかもしれません。
スマホやタブレットから打刻できる勤怠管理システムなら、場所や時間を問わず手軽に打刻できます。また、GPS打刻に対応した製品は、モバイル端末の位置情報サービスと連携して、打刻した場所の記録が可能です。位置情報がわかれば、勤務実態の把握だけでなく動態管理にも役立てられます。
勤怠集計や給与計算の自動化により業務を効率化
勤怠管理システムは、全従業員の勤怠データを自動で集計します。さらに、給与計算システムと連携できる製品なら、給与計算も自動化できるでしょう。データの転記を必要としないため、入力ミスや計算ミスを削減できます。自動化により担当者の業務負担も軽減できるでしょう。
ほかにも、システム上に入力されたシフト希望をもとに、シフト作成を自動化する製品があります。これによりシフト管理や配車管理・配送管理、車両管理などの効率化も期待できるため、管理者の業務効率を大幅に上げるために有効活用できるでしょう。
システムアップデートにより法改正等に対応
給与計算や勤怠管理は法改正の影響を受けやすく、都度設定の変更やシステムアップデートが必要です。例えば税率の変動に応じた計算式の変更、残業時間の上限にあわせたアラート通知の設定変更などがあげられます。
エクセルを活用しての勤怠管理も可能ですが、関数やテンプレートの変更など、なにかと手間がかかるでしょう。しかし勤怠管理システムなら、製品をアップデートするだけで法改正などの規則変更に対応できます。
勤怠データの活用により労務管理を効率化
勤怠管理システムには、勤怠データの分析機能を搭載した製品もあります。例えば、一人ひとりの勤怠データをグラフ化し、時間外労働の多い従業員を検知可能です。運送ルートやシフトの見直しをはじめ、業務改善や残業削減に貢献するでしょう。
また、勤怠管理システムを導入すれば、勤怠状況をリアルタイムに把握できます。時間外労働が法規定の上限を超えないよう管理が可能です。さらに有給休暇の取得状況も可視化できるため、法を遵守した労務管理が実現するでしょう。
こういった労務状況の分析から、人員計画など経営判断の迅速化にもつながるでしょう。
また、以下の記事では運送業向け以外の勤怠管理システムについても比較しています。他の業界でも活用されている勤怠管理システムも比較してみたいという方は参考にしてください。
運送業における勤怠管理システムの導入事例
運送業に適した勤怠管理システム、または勤怠管理機能が搭載されたツールを導入した企業の実例を紹介します。導入前の課題に対してどのような効果が得られたのか確認しましょう。自社の現状と照らしあわせて参考にしてください。
集計作業を削減! 勤怠状況のリアルタイム確認もできるように
株式会社コメダ様は、勤怠管理システムを導入する前は紙で勤怠の管理・集計をしており、勤怠情報を収集・集計するためには、膨大な時間が必要でした。多店舗展開による拡大を行うために「打刻の状況をリアルタイムで確認できること」「生産性の確認を適正に正しく行うこと」の2つが課題となりました。
そこで勤怠管理システム「タッチオンタイム」を導入。勤怠のデータをより正確に、かつ簡単に収集・集計できるようになり、リアルタイムな打刻(出勤)状況の確認も可能になりました。さらにスケジュール等の予実管理帳票により、適正な人員配置を 確認でき、それをSVや各店舗の店長にも意識させられるようになりました。
参考:導入事例:勤怠管理・就業管理 | サービス提供10年超-継続率99.7%(株式会社コメダ)|ITトレンド
Excelをそのままシステム化 月末を待たずリアルタイムで勤務時間を把握
日本海洋掘削株式会社様は、これまで紙ベースの勤怠管理を行っていました。具体的には、従業員一人ひとりがExcelのフォーマットに日々の始業時間と終業時間を入力、月末に印刷して提出するというフローです。この方法には「データの客観性に欠ける」「リアルタイムでの勤務時間が把握できない」という課題がありました。
そこで、勤怠管理システム「ShiftMAX」を導入。ICカードの読み取り時刻を参考にして勤怠データを入力することで「客観性」を担保できるようになりました。また、クラウド上にすべてのデータがあるため月末をまたずに管理職が残業時間を把握することも可能になり、「リアルタイム性」の課題も解決できました。
参考:導入事例:勤怠管理・就業管理 『ShiftMAX』(日本海洋掘削株式会社)|ITトレンド
運送業向けのその他のおすすめシステム
勤怠管理システム以外にも運送業の業務効率化・負担軽減におすすめのシステムがあります。以下の表を参考に、勤怠管理システムとあわせて導入を検討してみてはいかがでしょうか。
- ■日報管理システム
- スマホなどで日報作成・提出ができるシステム。
- ■配送管理システム
- 荷物の配送管理を自動で可視化するシステム。誤配送検知・通知機能がある製品もあり。
- ■配車管理システム(動態管理システム)
- GPS・地図を使用して配車計画・運送計画を管理できるシステム。
- ■車両管理システム
- 社用車の運用を一括管理できるシステム。位置情報把握や運転状況(速度・アイドリングなど)の把握。
- ■運行管理システム
- 運行計画作成や配車管理、シフト管理・給与計算や日報作成など運送業に必要な機能を幅広く搭載したシステム。
また、以下の記事では「運行管理システム」について詳しく解説しています。勤怠管理以外の業務も効率化したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
最適な勤怠管理システムを導入して課題を解決しよう
運送業は勤務時間や勤務場所が変則的であるため、勤怠管理には工夫が必要です。さらに、働き方改革の影響が運送業界にも及んでいます。適切な労働管理を実現するために、まずは資料請求をしてみてどのような製品があるか知るところからはじめてみましょう。