あらゆる給与計算ソフトに対応、人気のWeb給与明細
まずは、ITトレンドがおすすめする「あらゆる給与計算ソフトに対応」したWeb給与明細システムを紹介します。
システムによって、明細の配信をメールで通知する機能の有無や、対応している帳票の種類などに違いがあります。また、グローバル企業や外国人を雇用している企業では、英語に対応した表記ができるかもポイントになるでしょう。
もちろん価格の比較も重要です。クラウド型システムの場合、相場は一人あたり月額30円~400円ですが、月額費用だけでなく初期費用・オプション機能についても確認したうえで比較しましょう。
S-PAYCIAL の比較ポイント
- シンプルな画面構成で、マニュアルいらずの簡単な操作感。
- PC、スマホ、タブレットからいつでもどこでも明細閲覧が可能!
- 電子年調申告機能で年調業務の大幅なコスト削減と効率化を実現。
ITトレンド2020上半期ランキング1位、2019年間ランキング2位
『S-PAYCIAL』は、鈴与シンワート株式会社が提供している給与明細電子化システムです。給与明細書の他、賞与明細書・源泉徴収票・支払調書にも対応しており、自由なフォーマットの帳票も簡単に作成できます。
社会保険改定通知書やアンケート機能、電子年調申告など、業務効率を上げる便利なオプションも充実しています。
1ヶ月間の無料トライアルがあるのも嬉しいポイントです。
『S-PAYCIAL』の機能・特徴
- メール配信:◯
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:◯
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:ー
- サポート:サポートデスクあり
- その他の機能:アンケート機能
- 提供形態:クラウド/SaaS/ASP
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『S-PAYCIAL』の費用
初期構築費用50,000円、月額費用30円/人
ポケット給与 の比較ポイント
- 給与明細をスマホ・PC・タブレットで、いつでもどこでも閲覧可能
- 給与明細電子化で、印刷コストや配布コストを大幅削減
- 充実した機能と分かりやすい操作性で業務をサポート
ITトレンド2020上半期ランキング2位、2019年間ランキング1位
『ポケット給与』は、株式会社ICSソリューションズが提供する給与明細電子化システムです。
最大の特徴は、12通りもの給与明細の受け取り方法に対応していることです。携帯電話・スマホ・PCでの閲覧だけでなく、端末の操作に慣れていない社員のために管理者がPCで出力して手渡しすることも可能です。電子化に抵抗感のある社員がいても問題なく導入できるでしょう。
初期導入時から導入後も、データ作成や帳票修正などの設定・操作に手厚いサポートが受けられます。操作に不安のある方でも安心して利用できそうです。
『ポケット給与』の機能・特徴
- メール配信:◯
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:ー
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:2年間
- サポート:初期導入サポート、導入後メール・TEL・リモートにて対応あり
- その他の機能:安否確認機能
- 提供形態:クラウド/SaaS/ASP
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『ポケット給与』の費用
初期費用:別途見積、月額費用30円/人~。
※ユーザー数・帳票数・配信数・オプションサービスにより変動します。
Pay-Look の比較ポイント
- 給与明細の発行・配布にかかるコストを削減したい企業
- 毎月の紙媒体の給与明細書をWEB化
- パソコン・スマホから、いつでもどこでも閲覧できるサービス
ITトレンド2020上半期・2019年間ランキング共に3位
『Pay-Look』は、株式会社クリックスが提供している従業員50名以上の企業向けのWeb給与明細サービスです。給与計算ソフトウェアから自社利用の給与明細レイアウトに合わせて複数パターン作成でき、導入後の給与体系の変更にも柔軟に対応します。
また、オプションで導入できる安否情報確認機能も人気だそうです。万が一の災害時にはデータ破損対策として遠隔地バックアップが有効。堅牢なデータセンターが大切なデータを守ります。
『Pay-Look』の機能・特徴
- メール配信:ー
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:ー
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:期限なし
- サポート:あり。導入時の初期設定なども可。
- その他の機能:安否情報確認機能
- 提供形態:クラウド/SaaS/ASP
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『Pay-Look』の費用
参考価格3,000円、人数により別途見積もり
- ■時間や手間の工数が削減され、誤送付などのリスクも解消されました。(東京都/ 情報処理・情報システム/ 情報処理、SI、ソフトウェア)
- ■初期設定もわかりやすくご担当者様にレクチャーしていただき、導入がうまくいきました。(大阪府/ 一般事務/ 卸売・小売業・商業)
- ■従業員側、管理者側(人事総務)ともに、わかりやすく使いやすいユーザインタフェースです。(東京都/ 総務・人事/ 情報処理、SI、ソフトウェア)
SmartHR の比較ポイント
- Excelや給与計算ソフトのCSVデータを活用し給与明細配布
- 給与明細配布前に内容確認可能
- 貴社独自の給与明細項目も追加可能
『SmartHR』は、株式会社SmartHRが提供しているWeb給与明細機能を搭載したクラウド型人事労務システムです。給与だけではなく、人事労務のデータをWeb上で一括で管理したい企業におすすめです。
CSVファイルをインポートした後確認フローがあるので、従業員へ通知する前に内容をチェックできます。アウトソーシング先にCSVを登録してもらい、管理者が確定ボタンを押すといった様な運用を行うことも可能です。
『SmartHR』の機能・特徴
- メール配信:◯
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:◯
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:-
- サポート:チャットサポートあり
- その他の機能:保険手続きの自動化などの労務管理
- 提供形態:クラウド/SaaS
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『SmartHR』の費用
別途お問い合わせください。
sai*reco(サイレコ) の比較ポイント
- 給与データを蓄積、給与明細を電子化(PC・スマホ対応)
- 給与明細項目のカスタマイズが可能
- 人事情報の一元管理による業務効率化
『sai*reco(サイレコ)』は、株式会社アクティブアンドカンパニーが提供しているクラウド型の人事管理システムです。「HRオートメーション」として、組織の人事情報を集積することで効率化と経営情報としての活用を実現します。給与計算・勤怠管理・BIツールなど、各事業のパイオニア企業と連携することで、人事プラットフォームとして心強い製品です。
給与明細のほか、賞与明細や源泉徴収票を無期限で保管、PDFでダウンロードが可能です。明細項目の追加も自在に行えます。
『sai*reco(サイレコ)』の機能・特徴
- メール配信:ー
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:ー
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:ー
- サポート:別途お問い合わせ
- その他の機能:人事情報の一元管理
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『sai*reco(サイレコ)』の費用
別途お問い合わせください。
i-Compass WEB給与明細 の比較ポイント
- お使いの給与システムのデータをそのまま利用!
- わずか数クリックで明細のアップロード完了!
- 従業員の健康状態もオプション機能で把握!
『i-Compass WEB給与明細』は、大興電子通信株式会社が提供している250名以上の企業向けのクラウド型Web給与明細システムです。パート・アルバイト従業員には嬉しいリアルタイムで蓄積支給額を確認できる機能が搭載されています。
クラウドだと気になるのが「セキュリティ」ですが、「i-Compass WEB給与明細」は、ISMSを取得したグループ会社のクラウドセンターで運用しているため、厳重なセキュリティの下で利用が可能です。
さらに、オプションでeラーニングシステムが追加できることも特徴のシステムです。
『i-Compass WEB給与明細』の機能・特徴
- メール配信:ー
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:◯
- 源泉徴収票:オプション
- データ閲覧期間:ー
- サポート:導入支援あり
- その他の機能:安否確認機能・eラーニング・PDF配布機能などがオプションで追加可能
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『i-Compass WEB給与明細』の費用
初期費用:49,800円~。月額費用:30円/人
※利用人数により異なりますのでお問い合わせください。
Bulas Payslip Mobile の比較ポイント
- コンビニで明細や源泉を印刷できるマルチコピー機対応開始!!
- 文書電子化に対応(雇用契約書・辞令・労働条件通知など)!
- BCP対策に役立つ安否確認機能OPも!
『Bulas Payslip Mobile』は、株式会社BBSアウトソーシングサービスが提供している250名以上の企業向けのWeb給与明細システムです。最高レベルのセキュリティ・災害対策を施したシステムセンターを利用し、毎月60万人に利用されている実績あるサービスです。
従業員とWebサイト上でつながる機能を活用した無償の掲示板機能のオプションや、有償の安否確認オプションも人気です。また、サポートのヘルプデスクは、自社専任のスタッフが対応できるため、社内の問い合わせが増えがちな、従業員やアルバイトが多い企業におすすめです。
『Bulas Payslip Mobile』の機能・特徴
- メール配信:ー
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:◯
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:2年間
- サポート:チャットサポート、有償ヘルプデスクサービスあり
- その他の機能:雇用契約電子化サービス、安否確認機能、ネットプリント機能がオプションで追加可能
- 提供形態:クラウド/SaaS/ASP/オンプレミス
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『Bulas Payslip Mobile』の費用
参考価格30円~(従業員1,000名時の利用単価)。
件数に応じた従量課金制です。初期費・運用費は、別途お問い合わせください。
オフィスステーション Web給与明細 の比較ポイント
- テンプレートを自由自在にカスタマイズ可能
- 主要な給与ソフトと連動できる
- 万全のセキュリティとフォロー体制
『オフィスステーション Web給与明細』は、株式会社エフアンドエムが提供しているクラウド型Web給与明細システムです。給与明細を簡単操作で自社独自のフォーマットにカスタマイズできます。
WAFや二重認証、暗号化に対応し、セキュリティ面の高さが魅力です。「ISO/IEC27001」「ISO27018」の認証も取得済で、面倒なバックアップも必要ありません。また、サポートデスクが万全の体制で自社の不明点を解決してくれます。
『オフィスステーション Web給与明細』の機能・特徴
- メール配信:ー
- Web閲覧:ー
- 英語版対応:ー
- 源泉徴収票:ー
- データ閲覧期間:3年
- サポート:サポートデスクでアフターフォロー
- その他の機能:
- 提供形態:クラウド/サービス
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『オフィスステーション Web給与明細』の費用
初期費用0円、完全従量制です。一人あたり最大600円/年。
従業員20人以下の場合、一律12,000円/年となります。
『セコムあんしんエコ文書サービス(給与明細電子化)』は、セコムトラストシステムズ株式会社が提供している文書電子化システムのサービスのひとつです。給料日にはお知らせメールで通知を行い、給与明細を配布する手間を省けます。
セキュリティ分野で活躍するセコムによる厳格な管理の下で大切な給与データを安全に預かり、その電子化と運用をサポート。業務の効率化やコスト削減に貢献します。
30日間の無料トライアルが可能です。
『セコムあんしんエコ文書サービス(給与明細電子化)』の機能・特徴
- メール配信:◯
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:◯
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:過去2年分(3年以上は別途お問い合わせ)
- サポート:24時間365日受付(電話・メール)
- その他の機能:社内のあらゆる文書を電子化し厳重に保管、給与台帳機能
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:ー
『セコムあんしんエコ文書サービス(給与明細電子化)』の費用
別途お問い合わせください。
『web明細くん』は、株式会社大江戸コンサルタントが提供している初期費用無料のクラウド型Web明細システムです。月額利用料一人25円~という低価格ながら、「未読・既読確認機能」や、社内報のリンクなど、役立つ機能が標準装備されています。
過半数代表者の選出などに使えるアンケート機能や、ワークフロー機能などをつけたプラチナプラン(月50円/人)も用意されているので、自社に適したプランを選択することができます。
『web明細くん』の機能・特徴
- メール配信:なし
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:なし
- 源泉徴収票:ー
- データ閲覧期間:ー
- サポート:カスタマーサポートオプション
- その他の機能:
- 提供形態:クラウド/SaaS/ASP
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『web明細くん』の費用
シンプルプラン:月額費用、25円/人、プラチナプラン:月額費用、50円/人
給与計算ソフト一体型・特定のソフトに連携したツール
Web給与明細ソフトの中には、給与計算ソフトが一体型になっているツールや、特定のソフトにのみ連携したツールがあります。そのメリットは、給与計算ソフトで算出したデータを、CVSに書き出したりせずにシームレスに配信できることにあります。
給与計算ソフト自体を見直している方やこれから利用を考えている方には以下もおすすめです。
ジョブカン 給与計算 の比較ポイント
- 勤怠データをワンクリックで取得できる
- 明細をWeb上で配布できる
『ジョブカン 給与計算』は、株式会社Donutsが提供しているクラウド型の給与計算システムです。人事系クラウドシステムとして確かな定評のある、「ジョブカンシリーズ」の給与計算システムで、同シリーズの「勤怠管理」や「労務管理」と連携が可能です。
退職や中途入社などイレギュラーの対応も必要になる給与計算業務において、従業員ごとに「Todoリスト・メモ機能」があるのも嬉しいポイントです。メモ機能を活用することによってヌケ・漏れのない給与計算を遂行することができます。
システムの操作性を体験できる無料プランもあるので、導入の前に試してみるのもいいでしょう。
『ジョブカン 給与計算』の機能・特徴
- メール配信:◯
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:ー(クラウド型のため、ブラウザ表記で対応可能)
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:ー
- サポート:メール・チャット・電話無料サポートあり
- その他の機能:給与計算ソフトと一体型、他のジョブカンシリーズ製品と連携可能
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:ジョブカン 給与計算
『ジョブカン 給与計算』の費用
初期費用0円、有料プラン:月額400円/人。他のジョブカンシリーズを利用の場合、特別料金の案内も可能です。
マネーフォワード クラウド給与 の比較ポイント
- 給与計算担当者の手間が大幅カット!
- 従業員にとってもメリットはたくさん!
- アクセス制限などセキュリティももちろん完備!
『マネーフォワード クラウド給与』は、株式会社マネーフォワードが提供しているクラウド型給与計算ソフトです。従業員1,000名未満の企業を対象としています。画面は従業員ごとに管理され、給与計算担当者権限を有していない従業員にはアクセス制限がかけられるのでセキュリティも安心です。
クラウドシステムの運用ノウハウがある同社なので、サポートのサイト充実度が高く、システム改善のスピードも非常に早いのが人気の理由のひとつです。
『マネーフォワード クラウド給与』の機能・特徴
- メール配信:◯
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:ー
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:ー
- サポート:メール、チャット、電話でのサポートあり
- その他の機能:給与計算機能
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:マネーフォワード クラウド給与
『マネーフォワード クラウド給与』の費用
給与計算の対象者数で利用料が決まる従量課金制のサービスです。別途お問い合わせください。
『Workcloud』
『Workcloud』は、Ascender Japan株式会社が提供している人事労務管理クラウドサービスです。勤怠管理や、マイナンバー管理まで対応可能な一貫型のシステムで、給与明細のWeb閲覧が可能です。
国内の人事管理システムでは珍しい英語版インターフェイスのあるシステムで、外国人就業者の多い企業にもおすすめです。ビザ関連の情報管理も完備します。
『Workcloud』の機能・特徴
- メール配信:ー
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:◯
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:ー
- サポート:24時間フォームより受付、英語対応も可能
- その他の機能:労務管理機能
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:Workcloud
『Workcloud』の費用
提供元にお問い合わせください。
『Gozal』
『Gozal』は、株式会社BECが提供しているクラウド労務管理サービスです。シンプルな画面で、勤怠管理やオンラインでのWeb給与明細発行ができます。多彩な勤怠集計項目と自由な給与計算式の設定により、会社の勤怠ルールに適応しやすいのも便利な点です。
メールや電話によるサポートは24時間体制。サーバの多重化・年中無休の有人監視などによる安心のセキュリティ対策も人気の理由です。
『Gozal』の機能・特徴
- メール配信:なし
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:なし
- 源泉徴収票:ー
- データ閲覧期間:制限なし
- サポート:チャット、メールサポート、ヘルプデスクあり
- その他の機能:労務管理機能
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:
『Gozal』の費用
月額プラン:月額700円/名・年額プラン:月額590円/名
『やよいの給与明細 オンライン』
『やよいの給与明細 オンライン』は、弥生株式会社が提供している従業員30名以下の企業を対象としたクラウドアプリです。
初心者でも簡単に給与明細が作成できることがコンセプトのシステムです。支給、控除、差し引き支給額を自動計算してくれます。税務などを税理士に委託しており、給与計算だけでよい企業に適したシステムと言えます。
10名まで対象のプラン10と、30名まで対応のプラン30があります。
『やよいの給与明細 オンライン』の機能・特徴
- メール配信:なし
- Web閲覧:なし
- 英語版対応:なし
- 源泉徴収票:ー
- データ閲覧期間:ー
- サポート:電話、メール、チャット、画面共有などプランによって様々なサポートあり
- その他の機能:
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:やよいの給与明細 オンライン
『やよいの給与明細 オンライン』の費用
プラン10:月額450円・年額4,500円、プラン30:月額1,200円・年額12,000円
追加料金:月額200円/名 無料体験プラン有り。
『奉行給与明細電子化クラウド』
『奉行給与明細電子化クラウド』は、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供している給与明細電子化のクラウドシステムです。給与計算ソフトの「給与奉行11」「給与奉行クラウド」に対応しています。
明細の配布業務を自動化する機能に特化したシステムですが、社内報や勤務実績表などを合わせて送ることができ、別途資料を送付する手間も省くことができます。
『奉行給与明細電子化クラウド』の機能・特徴
- メール配信:◯
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:なし
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:過去3年分
- サポート:リモート、Web、電話など様々な方法で対応
- その他の機能:同シリーズの他製品との連携が可能
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:給与奉行10、給与奉行クラウド
『奉行給与明細電子化クラウド』の費用
参考価格:30名までの場合、年額18,000円。
31名以上の場合は提供元にお問い合わせください。また、契約は年間契約です。
無料で使えるWeb給与明細
給与明細電子化のシステムの中には、一定の条件下であれば完全に無料で使えるシステムもあります。取り急ぎ給与明細を電子化したいという企業におすすめのツールを紹介します。
『IEYASU』
『IEYASU』は、IEYASU株式会社が提供しているクラウド型の勤怠管理システムです。打刻した勤怠データを給与計算システムと連動させることで、Web上から給与明細や源泉徴収票を確認できます。
無料プランでも社員の人数や期間は無制限で勤怠管理に必要な機能を十分に使えます。有料プランへの移行が可能なので、まずはお試しで使ってみたいという方にもおすすめです。
『IEYASU』の機能・特徴
- メール配信:なし
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:なし
- 源泉徴収票:◯
- データ閲覧期間:1年間(有料プランは制限なし)
- サポート:有償でのメールサポートあり
- その他の機能:勤怠管理機能
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『IEYASU』の費用
無料プランの他、従業員数に応じた有料プランが複数用意されています。
参考価格:ベーシックSプラン(39名まで)の場合、月額3,800円。お得な年間一括払いもあります。詳細は提供元にお問い合わせください。
『スマ給』
『スマ給』は、株式会社アグリードが提供している初期費用、月額費用が無料のクラウド給与明細です。人数や利用期間の制限なく使えます。
導入支援や運用中のサポート、分析ツールを有償で使うこともできます。Web給与明細システムとして必要な機能を網羅しつつ、社内掲示板として利用できる機能など細かなサービスも充実しています。
『スマ給』の機能・特徴
- メール配信:なし
- Web閲覧:◯
- 英語版対応:なし
- 源泉徴収票:なし
- データ閲覧期間:制限なし
- サポート:有償でのメールサポートあり
- その他の機能:
- 提供形態:クラウド
- 対応ソフト:CSV形式のデータ出力可能なほとんどのシステム
『スマ給』の費用
初期費用、月額費用が無料。オプションサービスは有償です。
無料の給与明細電子化システムについては以下の記事でも詳しく紹介しています。
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2019.11.28
無料の給与明細電子化の方法・注意点とは?システムのメリットも紹介!
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Web給与明細(給与明細電子化システム)の選び方
ここで、Web給与明細(給与明細電子化システム)の選び方のポイントを、5つまとめておきましょう。
ポイント1.メール配信可能か、どんな端末でもWeb閲覧可能か
Web給与明細は、支給日にメールで明細を送付したり支給の通知を行いログインを促したりするものと、支給日に従業員がPCやスマホでログインして確認するものの2パターンがあります。もちろん、両方可能なシステムもあります。
メールで通知の場合は、従業員のアドレスを管理する必要があるので、社員全員にメールアドレスを付与していない企業で、社員も多い場合には、導入までに少し手間がかかるでしょう。また、Webでログインして閲覧する場合には、PC操作が難しかったり、スマホを持っていない社員のために、管理者が印刷して手渡しできるようにする機能がついたシステムを選ぶと良いでしょう。
ポイント2.サポートは十分か
給与明細を電子化する場合に、既存の給与計算ソフトとの連携や、明細書のレイアウトの調整が必要なことがあります。そのため、初期設定のサポートをしてもらえるか、有償か、無償かを確認しおきましょう。
また、Web明細システムを導入すると、「ログインできない、パスワードを忘れた」といった社員からの問い合わせが増えることがあります。そのため、特に大企業の場合は、操作が不明な点に、社員がシステムの提供会社に直接相談できるサポートがあるものがよいでしょう。
ポイント3.英語や外国語に対応しているか
近年、外国人従業員も増えてきているので標準機能として英語版の入力画面を用意しているシステムもあります。英語版だけでなく、複数の言語に対応したシステムもあるので、グローバル企業だけでなく、国内で外国人を採用する可能性がある企業はチェックしてみると良いでしょう。
ポイント4.セキュリティ対策は十分か
インターネット経由で給与明細データを配信する特性上、外部に情報を預けるため、セキュリティに不安を感じる担当者もいると思います。しかし、クラウド型においてもセキュリティ対策はされています。サービスごとに異なる部分もあるので、選定の際には以下の点を確認して導入を検討しましょう。
- ■ネットワークのセキュリティ対策
-
…暗号化通信、Firewallを使用したアクセス制限
- ■データベースのセキュリティ対策
-
…データセンターに登録された給与明細や従業員の個人情報は、暗号化され厳重に保管
- ■アプリケーションのセキュリティ対策
-
…IDとパスワードによる認証アクセス、IPアドレスによるアクセス制限
ポイント5.給与明細電子化以外の機能はあるか
給与明細電子化以外の機能を持ったサービス・システムもあります。
- ■給与明細以外の配信機能
-
給与明細以外にも、源泉徴収票やシフト表など、さまざまな帳票を配信できる機能です。アルバイトを雇用している企業であれば、アルバイト従業員にシフトを配信する、派遣事業を営んでいるため自社に来ない派遣社員を抱えている企業であれば、雇用社員に源泉徴収票を配信するといった使い方ができます。
- ■安否情報確認機能
- 災害時に社員の安否を集中的に確認できる機能です。災害時における緊急連絡網として活用することにより、事故後の迅速な対応が可能になります。人事が登録依頼配信メールを社員に一斉送信し、従業員は状況を登録し、回答するという流れです。人事は回答状況を一覧で確認できます。
給与明細電子化システムの基本機能
給与明細電子化システムのメインとなる3つの機能を紹介します。
機能1.メールやWeb上で給与明細を共有できる
給与明細電子化システムには、メールやPCの画面、さらにはスマートフォンや、ガラケーで、従業員へ給与明細を自動配信できる機能があります。
この機能には、給与明細書の紛失や誤配布といったリスクを回避でき、給与業務担当者の作業負担を大幅に軽減できるメリットがあります。支給日に自動で配信されるように予約機能もあるので、担当者が計画的に給与明細を配信することが可能です。
機能2.給与データの取り込みと明細の作成
給与明細電子化システムには2パターンあり、1つ目は、給与計算ソフトからデータをCSVか、連携機能により取り込むパターンです。もう1つは、労務管理システムとして一体化しているパターンです。
前者の場合使い慣れている給与計算ソフトを使い続けることが可能ですが、システムによってはデータを加工して取り込む必要があります。後者は、一貫して管理ができるので手間はかかりませんが、人事労務管理システム自体を見直すことになるのでよく検討が必要です。
どのシステムも、従来の紙の明細に合わせて、自由に項目を配置できるものが多くなっています。さらに、複数のフォーマットに対応している製品・サービスなら、役員、正社員、パート・アルバイトといった区分に合わせた明細を発行することも可能です。
機能3.過去データの閲覧
給与明細は、過去の分を見直したいという従業員からのニーズがよくあります。Web上で給与明細が電子化されていれば、従業員はシステムにログインするだけで、過去のデータを自分で確認することが可能です。過去のデータを閲覧できる期間は1年~無制限と製品によって異なるので自社のニーズに合った期間のものを選びましょう。
給与明細電子化システム導入のメリット・デメリット
給与明細の発行のために、残業続きだった従業員の業務を数分に短縮するなど、給与明細の電子化には大きなメリットがあります。その代表的なものを紹介しましょう。
- ■企業側のメリット
-
- ・印刷コストの削減
- ・配送費用の削減
- ・誤配布の防止
- ・給与明細以外も配信可能
- ・給与計算ソフトで計算ミス軽減
- ・担当者の業務負荷軽減
- 特にこんな企業にメリットあり
-
- ・拠点、店舗数が多く給与明細の配送コストがかかる企業
- ・正社員、アルバイト、パートタイマーなどが混在し、給与明細管理が煩雑な企業
- ・会社に来ないことが前提の企業(人材派遣サービス業など)
- 例えば、本社から他の拠点に給与明細を送付する費用は、100人に1年間の送付で、およそ10万円にもなります。
- ■従業員のメリット
-
- ・紛失を防ぐといったセキュリティの向上
- ・過去の履歴を閲覧できる
- ・会社に行かなくても明細を閲覧できる
- ■デメリット
-
- ・社員の同意が必要
- ・ヒューマンエラーが起こる可能性
- ・導入したシステムと自社の相性が合わない
- ・導入コストがかかる
これらのデメリットはしっかりと対策を講じることで解決することが可能なため、念入りに下調べしましょう。
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自社にあったシステムを導入し、業務効率化を図ろう
今回は、主要な給与明細電子化システムを一挙に比較しました。ペーパーレス化や、従業員の働き方の多様化によって、今後も給与明細の電子化のニーズは高まってくるでしょう。紹介した製品比較のポイントも参考に、自社に合いそうなシステムに問い合わせてみることをおすすめします。