非鉄伸銅品材料販売を行う、株式会社西山商店は昭和26年に設立。当初は銅合金を柱に販売していたが、時代の流れと共に現在はアルミニウム、ステンレス鋼、特殊鋼、樹脂など様々な材質を取り扱っている。
単体重量が明確になり、正確な本数で出荷が可能。
「システムを入れてから、出し間違いや、在庫が足りないということはまずない」
前システムでは単価と個数のみしか把握できなかったが、単体の重量が明確になったことで、本数への換算も可能になった。一本足りない、といった本数の間違いにも気づけることは大きいのだという。
さらに発注業務においては、システムで行うことにより、どこへ何を、いつどれだけ発注したという履歴を、皆で共有できることが効率的な点だという。発注した人の不在時も発注したか否かを確認できるようになった。
販売管理に紐づいたミルシートデータで、製品情報も素早く参照。対応が迅速に。
ミルシートのデータ管理は、業務改革の一翼を担うこととなった。ミルシートをスキャンして登録し、同時に品種・寸法・入荷日など最小限の情報を入力しておくことで、必要なミルシートを検索して参照することができる。
販売管理のシステム上でミルシートを紐づけられるようになったため、出荷時にミルシートを同時発行できるようになった。さらに、システムを通じて社員皆が製品データを共有できることで、会社全体のスキルアップにも繋がっている。
「最初はミルシートの情報を入力するのは大変だろうと思っていたが、毎日やっていけばそうでもない。その手間よりも後が断然楽になった。とにかく早い」