「Zscaler」とは
Zscalerとはクラウドで提供することにより安全性を高める包括的なセキュリティサービスです。従来セキュリティ製品の利用においては通信料の増加に伴いインフラ拡張など、時間・労力のかかる作業が必要でしたが、Zscalerはクラウドサービスのため数日で速やかな対応を少ない負担で実施することが可能です。
〇マルウェア対策でも有効
企業において社内デバイスやネットワークなど包括的に監視することが必要となりますが、ZscalerはセキュリティクラウドからVPNなどを介さず社内のネットワークにアクセス可能としていることから場所やデバイスの枠を超えて統一的な管理を行いウイルス対策を行うことができます。
「Zscaler」で解決できる課題
Zscalerでは大きく2つの特徴的なサービスが存在します。
1つ目のサービスはZscaler Internet Access(ZIA)です。ZIAは安全なクラウド環境を中心に配置し、ウイルスの侵入や外部からの不正アクセスを防ぎます。これまでのユーザーはモバイル・PCでクラウドアプリに直接接続していましたが、Zscaler経由でアクセスすることで場所に制限されることなく常時オンの安全対策を企業・ユーザーに提供することができます。
※ZIAのメリット
1. クラウド型のセキュリティ対策に移行することが可能
2. 様々なセキュリティ対策が可能(クラウドファイアーウォール/IPS、URLフィルタリング、DLP、CASB等)
3. 世界中の150以上のDCを利用することができ、無制限の容量・高速接続が可能
2つ目に紹介するサービスはZscaler Private Access(ZPA)です。ZPAはインターネットに公開することなくアプリからユーザーにアクセスしてもらうことを可能にしています。そのためユーザーが起因となるセキュリティアタックも防ぐことができます。このゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)のアプローチは、管理対象・非管理対象という端末の括りに捉われず内部アプリケーションをサポートすることができます。
※ZPAのメリット
1. すべてのアプリとデバイスへのシームレスな体験を提供
2. アプリ単位でのセグメンテーション/ランサムウェアの拡散のリスクの軽減
3. クラウド配信型ZTNAサービスでDDoS攻撃から保護する仕組み
「Zscaler」の強み
Zscalerはセキュリティを担保する上では大きく3つの点において強みを発揮します。
1. 侵入の防止
セキュリティコントロールをユーザー・世界中の支社・本社、それぞれの近くでエッジサービスとして提供し、企業の大切な情報資産を守ることができます。
2. 水平移動の排除
ユーザーとデバイスをネットワークではなく、アプリにダイレクトに接続することでネットワークが持つ脆弱性を遮断し、水平移動のリスクを排除します。
3. データ損失の防止
偶発的な情報漏洩、盗難、ランサムウェアの二重脅迫の結果として発生するデータ損失からユーザー、アプリケーション、パブリッククラウドインフラストラクチャに至るまで保護することができます。
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