EFOツールはなぜ必要なのか
EFOツールが必要な理由は、入力フォームの使いやすさや見やすさなどの質がCV(コンバージョン)数やCVRに影響を与えるためです。EFOツールによって入力フォームを最適化することは、ユーザビリティを向上させ、CV数やCVRを高める効果があります。
問い合わせをするユーザーは、資料請求や会員登録などを目的としているため、運営側にとって有望な顧客になりえます。しかし問い合わせの際、フォームが入力しずらかったり、入力エラーがあっても分からなかったりすると、フォームからの問い合わせが困難になり離脱につながることで機会損失になります。
また、ツールには分析レポート機能が搭載されているため、ユーザーの離脱箇所やフォーム改善のポイントをすぐに検証可能です。さらに豊富なテンプレートがあるため、未経験の担当者であっても簡単に高品質のフォームを作成できます。
おすすめEFOツール12選を比較
それでは早速、おすすめのEFOツールを見ていきましょう。製品ごとに、価格・提供形態などを表にまとめているため、比較するときの参考にしてください。
formy
株式会社リーピーが提供する「formy」は、資料請求や会員登録など、ユーザーの利用目的にあわせて最適な項目を設定できます。生成されたタグをコピペするだけでフォームを実装できるため、未経験の方でも問題ありません。解析機能が充実しており、 入力項目のエラー数やフォームの滞在時間などを自動で収集できます。
価格 |
月額費用6,000円・初期費用0円 |
無料トライアル |
あり |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり※カスタマイズはCSSの編集で可能だが、料金として10,000円~が必要 |
formrun
株式会社ベーシックが提供する「formrun」は、シンプルな管理画面でユーザビリティが高く、30秒で高品質のフォームを作成できます。ツールで抽出したデータをGoogleスプレッドシートやSalesforceと連携できるため、多角的な視点からの高度な分析が可能です。ひとつのプラットフォーム上でフォームの実装や問い合わせの対応状況などを一元管理できます。
価格 |
月額費用0円~・初期費用0円 |
無料トライアル |
あり |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
Mouseflow
エクスチュア株式会社が提供する「Mouseflow」は、Webサイトにアクセスしてきたユーザーのマウス操作や、クリックといった行動を追跡できます。条件を個別に設定することで、特定のユーザーを追跡することも可能です。ヒートマップ機能により、ユーザーが問い合わせページ内のどこで躓いたり離脱したりしているのか確認できます。
価格 |
要問い合わせ |
無料トライアル |
あり |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
SiTest
株式会社グラッドキューブが提供する「SiTest」は、入力サポート機能が充実しています。誤った内容を入力すると自動でエラーメッセージを表示したり、半角と全角を自動変換したりできます。項目ごとに入力開始・中断・完了した割合を表示するため、ユーザーがどこにストレスを感じているのか瞬時に判断可能です。オプションを利用することで、BtoB向けの問い合わせフォームも最適化できます。
価格 |
月額費用は要問い合わせ・初期費用6,600円(計測データ保守管理料) |
無料トライアル |
あり |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
EFO CUBE
株式会社エフ・コードが提供する「EFO CUBE」は、エラー表示や入力サポート機能により、フォーム入力にかかるユーザーのストレスを最小限に抑えられます。経験豊富なスタッフが運用サポートしてくれるため、未経験の方でも問題ありません。ページ内の行動をユーザーごとに可視化し、フォーム内のどこに問題があるのか正確に解析できます。Yahoo!やFacebookアカウントとの連携も可能です。
価格 |
月額費用50,000円~/5フォームまで・初期費用0円 |
無料トライアル |
なし |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
Gyro-n EFO
株式会社ユニヴァ・ジャイロンが提供する「Gyro-n EFO」は、専任のサポートチームがフォームの構成にあわせて、入力支援機能を適切に設定してくれます。エラー発生数などユーザーの基本的な行動データはもちろんのこと、エラーが発生するタイミングや理由まで解析可能です。MAツールと連携させた特殊なフォームも作成できます。
価格 |
月額費用15,000円~・初期費用0円~ |
無料トライアル |
あり |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
エフトラEFO
株式会社エフ・コードが提供する「エフトラEFO」は、入力支援機能が充実しており、入力途中で残りの項目数を表示したり、入力必須項目の背景に色をつけたりできます。入力途中で送信ボタンをクリックさせないようにしたり、名前を入力するとふりがなに自動反映したりすることも可能です。レポート機能では、フォームのエラー発生数などを、期間・入力項目・ブラウザ別に分析できます。
価格 |
月額費用55,000円~・初期費用0円 |
無料トライアル |
なし |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
GORILLA EFO
株式会社エフ・コードが提供する「GORILLA EFO」は、ガイドナビゲーションや住所の自動入力機能など、20種類の豊富な入力支援機能を提供しています。入力に成功したらチェックマークを付与するなど、ユーザーに不安を与えない仕組みが豊富です。画面サイズごとに入力キーボードを最適化したり、送信ボタンのデザインをカスタマイズしたりもできます。フォーム画面をチャット風にすることも可能です。
価格 |
月額費用9,800円~/5フォームまで・初期費用30,000円 |
無料トライアル |
なし/サンプルフォームあり |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
EFOcats
株式会社エフカフェが提供する「EFOcats」は、タグをページ内にコピペするだけで、ステップ型のフォームを作成できます。入力ミスをリアルタイムに警告したり、進捗状況をプログレスバーで表示したりするなど、入力支援機能も豊富です。ステップ型のため、どのような内容の項目なのかがわかりやすく、ユーザーの入力ミスを最小限に防げます。また、訪問数や離脱率などを期間・項目・デバイス別に解析可能です。
価格 |
月額費用30,000円~/1フォーム・初期費用300,000円 |
無料トライアル |
なし |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
スマートUPフォーム
Vogaro株式会社が提供する「スマートUPフォーム」は、購入や資料請求などの目的別に最適なフォームを作成できます。リアルタイムエラーチェックや記入漏れ送信防止などの、入力補助機能が豊富です。スマートフォンに対応しており、郵便番号などを入力する際に数字の入力キーボードを表示してくれます。解析画面ではPVや直帰率などを項目別に加え、離脱確認アラートの効果も計測可能です。
価格 |
月額費用0円・初期費用600,000円~ |
無料トライアル |
なし |
提供形態 |
インストール |
スマホサイト対応 |
あり |
BOTCHAN EFO Premium
株式会社wevnalが提供する「BOTCHAN EFO Premium」は、チャット形式の問い合わせフォームを作成できます。1対1のコミュニケーションができるため、縦長のフォームに入力するストレスがかかりません。チャットのシナリオを自由に変更して、独自の問い合わせフォームの作成が可能です。残項目の表示やカナの補助といった入力支援機能のほか、入力内容復元機能も利用できます。
価格 |
要問い合わせ |
無料トライアル |
要問い合わせ |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
sinclo
株式会社エフ・コードが提供する「sinclo」は、チャット型の問い合わせフォームを作成できます。個別での対応が必要な問い合わせについては、有人チャットでの対応が可能です。ユーザーの動向にあわせて最適な提案を行うオートメッセージ機能など、ユーザーのストレスを軽減するための仕組みが豊富に実装されています。また、料金設定がわかりやすく、チャット利用数やサイト設置数などにも制限がありません。
価格 |
月額費用9,440円~・初期費用0円 |
無料トライアル |
あり |
提供形態 |
ASP |
スマホサイト対応 |
あり |
EFOツールの選び方
自社に最適なEFOツールを選ぶには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
EFOツールを選ぶ際の比較ポイントについて3つ紹介します。
細分化した分析ができるか
解析機能はユーザーがどこでつまずいているのかを知るきっかけになるため、EFOツールを導入するうえで非常に重要です。エラー発生率や未入力項目の割合など、細分化できる項目が多いほどより詳細な分析ができます。
パソコン・スマートフォン・タブレットといった、デバイス別に解析できるかも重要です。商品を比較する際は、どのくらい解析機能が充実しているか確認しましょう。
スマホサイトに対応しているか
最近はスマートフォンからのアクセスが多いため、スマホサイトへの対応度も考慮したほうがよいでしょう。スマートフォンだと画面が小さいため、パソコンほど容易に入力箇所をタップしたりフォームにテキスト入力したりできません。
通常のモニターよりストレスのかかることが多いため、「郵便番号の入力画面で数字のキーボードを表示してあげる」といった、ユーザビリティに配慮した設計が必要です。
EFOツール導入の際は、サービスにスマホサイト対応が含まれている製品を選びましょう。
費用対効果は高いか
ツールの利用料金は、ベンダーによってさまざまです。月額一律料金の製品もあれば、アクセス数によって費用が変わる製品もあります。導入の際はツールごとに初期費用や月額費用を確認し、どのくらいの費用対効果が見込めるか考えましょう。
1年以上運用するのであれば、月額のランニングコストが安い製品をおすすめします。逆にお試しで利用したいのであれば、初期費用の安い製品を選び、数か月ほど試験運用してみるとよいでしょう。
製品によっては初期設定にオプション料金が必要なものもあるため、実際どのくらいの料金がかかるのかトータルで考えることが大切です。
EFOツールを導入して離脱率とコンバージョン率の改善を!
EFOツールは、効率的にWebサイトの入力フォームを最適化できる便利なツールです。顧客満足度やユーザビリティを向上させる効果が期待できるため、積極的に活用することをおすすめします。
以下の比較ポイントを参考にして、自社にあった製品を選びましょう。
- ・解析機能の充実度
- ・スマートフォンへの対応度
- ・全体的な費用対効果の高さ
EFOツールを導入して、離脱率とコンバージョン率を改善してください。