製品比較表を使って比較
ここでは、この記事で紹介している一部製品の比較表を紹介しています。
各製品の詳細情報については、後ほど紹介していますので、気になる製品をチェックしてみてください。
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
ITトレンド編集部厳選!ジョブ管理システムを比較!
ITトレンド編集部が厳選するジョブ管理システムを比較して紹介します。
《Job Director》のPOINT
- ジョブネットワークは全て GUI 上で定義可能
- 柔軟なスケジュール設定で煩雑な業務を自動化
- 低コストで運用可能
セイ・テクノロジーズ株式会社が提供。Windows・Linux、オンプレミス・クラウドなど、多種多様に変化するシステム運用業務に対応するオールインワンのジョブスケジューラーです。GUI上で業務をジョブネットワークとして定義し、確実な運用ができます。実行結果・条件分岐・各種通知などが可能です。柔軟なスケジュール設定ができ、高度なセキュリティ環境でAWS・Azureなどのクラウドにも対応します。
ベニックソリューション株式会社の統合運用管理ソリューション
製品・サービスのPOINT
- IBM Workload Schedulerでジョブ・スケジューリングを自動実行
- 操作のしやすいGUIでジョブの一元管理を実現
- 様々な形式のレポート機能でワークロードの実行結果をレポート
ベニックソリューション株式会社が提供。異機種混在のシステム環境を、効率的に集中管理可能なジョブスケジューラーです。小規模システムから大規模システムまでカバーし、高いフォールト・トレランス機能を有しています。GUI操作で複雑なジョブネット定義が可能で、ノード上のジョブを連携・スケジュール設定し、円滑なシステム運用を支援します。
《Senju Family》のPOINT
- システム運用の悩みを解決するソリューション
- システム監視/ジョブ管理/AIOps/マルチクラウド管理等、機能満載
- 他ツール等と連携し、シームレスかつ自律的な運用プロセスを実現
株式会社野村総合研究所が提供。システム監視・ジョブ管理・AIOps・マルチクラウド管理を実現する、システム運用管理ソフトウェアです。パッケージ版とSaaS版があり、モニタリング・ジョブスケジューリング・運用自動化・DevOps機能を搭載しています。AIを活用して自立型運用を実現し、運用に最適なRPAを提供します。運用を可視化するダッシュボードで容易な運用が可能です。
まだまだある!そのほかのジョブ管理システムを比較!
まだまだあるジョブ管理システムを比較して紹介します。
A-AUTO
株式会社ユニリタが提供。運用管理業務の自動化・安定化を、柔軟かつ容易に実現するジョブ管理ツールです。業務のやり残しや追い越しを発生させず、頻繁な業務調整にも柔軟に対応します。ジョブ管理・サーバ監視を統合し、アプリケーション・物理サーバ・仮想サーバを見える化して、正確な実行・管理・監視を行います。稼働プラットフォームが変わっても、ライセンスの買いなおしが不要です。
JobStar
BIPROGY株式会社が提供。システム運用業務を自動化し、運用の負荷を軽減するジョブ管理ソフトウェアです。ジョブネット登録・スケジューリング・予実管理など、豊富な機能を提供します。直感的でシンプルなユーザーインターフェイスが、導入設定から運用まで作業効率をアップします。ライセンス体系がマネージャーとエージェントのみで、CPUなどハードウエア構成により変動しません。
LoadStar Scheduler
ソフトバンク株式会社が提供。複数プログラム・バッチ処理などの起動・終了・監視・報告を行うジョブ管理ツールです。直感的で分かりやすいユーザーインターフェイスで、ドラッグ&ドロップによるジョブ設計・ドリルダウンによるジョブ登録・ジョブステータスのリアルチェックができます。登録内容の事前チェック機能で、試験工数を大幅に削減可能です。SAPのジョブ制御機能を提供しています。
JP1ジョブ管理快適運用ソリューション
株式会社日立ソリューションズが提供。業務システムの稼働状況把握・診断・改善をサポートし、安定した業務運用を実現するソリューションです。より安定した業務運用のために、稼働状況の見える化・診断・運用改善のサイクルをサポートします。障害予兆を早期発見して障害対応コストを削減し、ジョブネット定義を解析して改善策を提供します。
WebSAM JobCenter
日本電気株式会社が提供。多様な仮想技術に対応する、自動運用ソフトウェアです。複雑な業務の流れも、直感的な操作性と豊富な制御部品があり、短時間で容易に構築できます。稼働日カレンダーとルールを組みあわせて、高度なスケジュール設定が可能です。ジョブ実行状況を一元監視して、異常検知・自動障害回避を迅速に行います。
Systemwalker Operation Manager
富士通株式会社が提供。業務の運用を自動化し、実行状況の監視・実績管理まで効率的に行うジョブスケジューラーです。実行状況をガントチャートとジョブネットフロー図でビジュアルに表すことで、トラブルの早期発見につながり、安全な業務運用を実現します。豊富なスケジュール条件設定により、柔軟な業務運用ができます。オンプレミス上の業務とクラウド上の業務を、シームレスに管理することが可能です。
JobScheduler
OSSラボ株式会社が提供。プログラマブルなジョブ定義・実行・管理環境を実現する、オープンソースのジョブ管理システムです。冗長化・負荷分散・複数タイムゾーン・多言語対応などの機能を備えています。Linux・Windows版は無料で使用できます。Java・Perl等のAPIを用いてロジックの記述が可能です。ファイル転送やログローテーションなど豊富なテンプレートが用意されています。
ジョブ管理システムの選び方
ジョブ管理システムを選ぶ際のポイントを解説します。
搭載している機能は何か
ジョブ管理システムの主な機能は次の3つです。
スケジューリングのジョブ起動は、時刻指定・前ジョブの終了・トリガーファイルの検知と3つのパターンがあります。管理者は、これらのパターンを組み合わせてスケジューリングが可能です。
ジョブ管理システムによっては、スケジュールの論理的な矛盾チェック、ジョブを実行するサーバが存在するかなどの物理的なチェックを行うツールもあります。
監視と異常終了報告は、ジョブ実行状況を監視して異常が発生した場合、管理者に自動的に通知する仕組みです。ログ保存は、ジョブが出力したメッセージや終了ステータスをログとして保存します。
料金の内訳はどのようになっているか
料金を比較するためには、初期費用として発生するライセンス料と、ランニングコストとしての保守料を検討してください。ライセンス料は、一般的にCPUやコア数によって定められていますが、CPUやコア数にかかわらずインストールするサーバ台数で加算する料金体系のものもあります。
サーバ台数で加算する料金体系が安価になる可能性は高いのですが、自社のCPUやコア数を確認し比較検討することがおすすめです。保守料を比較するうえでは、トラブル時の自社要員の対応時間に影響するため、サポート内容を十分に検討する必要があります。
直感的に操作できるか
使いやすいユーザーインターフェイスが望まれます。直感的に操作できるすぐれたユーザーインターフェイスであれば、不慣れな担当者でも容易に使いこなすことが可能です。逆に難解なユーザーインターフェイスでマニュアルが複雑であれば、導入時の設定と運用に時間がかかります。
具体的には次のような点を確認しましょう。
- ・ジョブの登録が簡単か
- ・ジョブの状態表示がわかりやすいか
- ・ジョブの操作がドラック&ドロップなど簡単にできるか
- ・表示項目にマウスを当てるだけで説明が表示されるか
ジョブ管理システムを比較して自社にあった製品導入を
ジョブ管理システムは効率的で安全なシステム運用を実現します。ジョブ管理システムの選び方は次の3つです。
- 搭載している機能は何か:スケジューリング/監視と異常終了報告/ログ保存
- 料金の内訳はどのようになっているか:初期費用/ランニングコスト
- 直感的に操作できるか:使いやすいユーザーインターフェイス
ジョブ管理システムを比較検討して、自社にあった製品を導入しましょう。