人気のPCバックアップソフトの選び方
PCバックアップソフトは、製品によって保護できるデータや復元範囲、保存先、管理方法が異なります。まずは「何を守りたいか」「障害時にどこまで復旧したいか」を整理し、自社の目的にあう製品を絞り込みましょう。
- ●保存対象が自社の用途にあう
- ●必要な復元方法に対応しているか
- ●保存先やバックアップ方法があうか
- ●複数のPCをまとめて管理できるか
- ●セキュリティ対策は十分か
保存対象が自社の用途にあうか
まず確認したいのは、何をバックアップするかです。文書ファイルや画像だけでよいのか、業務アプリの設定やOSを含むPC全体まで保護したいのかによって適した製品は変わります。PCだけでなく、サーバやデータベース、Webサイトなども対象にする場合は、それらに対応した製品を選びましょう。
必要な復元方法に対応しているか
バックアップしたデータをどのように復元できるかも重要です。誤って削除したファイルだけを戻したい場合と、故障したPCをOSや設定ごと復旧したい場合では、必要な機能が異なります。業務停止の影響が大きい企業は、イメージバックアップやベアメタル復旧への対応も確認してください。
保存先やバックアップ方法があうか
バックアップ先には、社内ストレージや外付け媒体、クラウドなどがあります。在宅勤務や複数拠点でPCを利用する場合は、インターネット経由で自動保存できるクラウド型も候補です。データ量や通信環境、社内のセキュリティ要件を踏まえて選びましょう。
複数のPCをまとめて管理できるか
管理対象となるPCが多い場合は、端末ごとのバックアップ状況を一元管理できる製品が便利です。バックアップの成功・失敗通知や設定の一括管理、端末追加時の設定方法などを確認すると、情報システム担当者の運用負担を比較しやすくなります。
セキュリティ対策は十分か
バックアップデータには重要な業務情報が含まれるため、暗号化やアクセス制御などの対策も欠かせません。クラウドへ保存する場合は、認証機能やデータの保存場所なども確認しましょう。ランサムウェア対策や脆弱性管理など、バックアップ以外のセキュリティ機能を備えた製品もあります。
目的別にPCバックアップソフトを選ぶなら
PCバックアップソフトと関連製品には、PC全体の復旧に強いものから、クラウドでの一元管理、サーバやWebデータの保護、消失データの復元に適したものまであります。目的から候補を絞ると、自社に必要な製品を比較しやすくなります。
- ■複数PCをクラウドで一元管理したい
- 複数端末のバックアップ状況をまとめて確認したい場合は、クラウド保存や集中管理に対応した製品が適しています。
- ■PCを丸ごと復旧したい
- OSや設定、アプリを含めてバックアップしたい場合は、イメージバックアップやシステム復旧に対応した製品が適しています。
- ■PC以外のデータも含めて保護したい
- サーバや仮想環境、Webサイト、データベースなども対象にする場合は、幅広いワークロードに対応した製品を比較しましょう。
どのタイプが自社にあうかわからない場合は、無料診断を活用して候補を絞り込めます。
簡単な質問に答えるだけで、自社の課題や要望にあう製品・サービスを確認できます。比較する製品に迷っている方は、以下から診断してみてください。
人気のPCバックアップソフト(複数PCをクラウドで一元管理したい企業向け)
複数のPCや拠点をまとめて管理したい場合は、クラウドへの自動バックアップや集中管理に対応した製品が適しています。端末ごとのバックアップ状況を確認できるか、セキュリティ対策までまとめて管理できるかも比較しましょう。
使えるデータプロテクト
- 簡単!たった5分の設定でOSを含めた全てのデータを守ります。
- 安全!AES-256で暗号化しデータを転送。アクセスも厳重に管理。
- デバイスの一括管理、自宅から遠隔で会社PC操作で効率化
使えるねっと株式会社が提供する「使えるデータプロテクト」は、PCやサーバ、OSを含むデータをクラウドへバックアップし、複数デバイスを一元管理できるデータ保護サービスです。イメージバックアップやバックアップ計画の自動化に加え、ランサムウェア対策やパッチ管理、遠隔デバイス管理にも対応します。バックアップとセキュリティ対策を一つの管理画面でまとめて運用したい企業に適しています。
AcronisCyberProtectCloud (アクロニス・ジャパン株式会社)
- AIランサムウェア対策が脅威を自動防御。
- バックアップ統合でAzure VM等をエージェントレス保護
- デバイス制御・暗号化などで運用可視性と統制を強化。
AirBack (アップデータ株式会社)
- PC故障/盗難/誤操作に即応。データ復旧で業務停止を最小化。
- クラウドでデータを一元管理し、どこからでも安全にアクセス。
- 直感的な操作でIT担当者の負担を大幅に軽減。
人気のPCバックアップソフト(PCを丸ごと復旧したい企業向け)
PCの故障やシステム障害から素早く業務を再開したい場合は、端末全体のバックアップに対応した製品がおすすめです。ファイルだけでなく、OSや設定、業務アプリを含めて保存・復旧できるかを確認しましょう。
System Recovery (べリタステクノロジーズ合同会社)
- わずか数分でリカバリが完了する高速転送技術!
- バックアップと同時に高度な圧縮と暗号化を実現!
- 異種ハードや仮想環境へのリストアにも対応!
LB イメージバックアップ12 Pro (株式会社ライフボート)
- フル/差分/増分バックアップとスケジュール実行に対応。
- ディスク丸ごとコピーやパーティション操作が可能。
- AES256暗号化とブート復旧対応でセキュアな復元環境を提供。
自社にあうPCバックアップソフトを選ぶには、複数製品を比較することが大切です。気になる製品の資料をまとめて取り寄せ、バックアップ範囲や復元方法、管理機能、料金の違いを確認してみましょう。
人気のPCバックアップソフト(PC以外のデータも保護したい企業向け)
PCに加えて、サーバや仮想環境、Webサイト、データベースなども保護したい場合は、幅広いバックアップ対象に対応する製品が候補です。ここでは、PCバックアップソフトの関連製品として、さまざまな業務データの保護に活用できるサービスを紹介します。
AzureBackup (日本マイクロソフト株式会社)
- 多様なワークロードに対応する柔軟性。
- バックアップ/長期保存、WORM/論理削除などもサポート
- クラウドで一元管理、混在環境でも統一運用可能。
trocca (GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社)
- ウェブデータやDBをかんたんバックアップ/復元
- 月/週/日ごとのスケジュール設定可能な自動バックアップ
- サーバー不要で簡単導入、スモールスタート可能
人気のPCバックアップソフトの主な機能
PCバックアップソフトには、データの保存だけでなく、復元や複数端末の管理を支援する機能があります。導入目的に応じて、必要な機能を確認しましょう。
| 機能名 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 自動バックアップ | 日次や週次など、業務にあわせた頻度で保存できるか |
| 差分バックアップ | 保存時間や容量を抑えながら運用できるか |
| システム復元 | 端末故障時に業務環境ごと戻せるか |
| 集中管理 | 複数端末の状況を管理画面で確認できるか |
自動バックアップ
自動バックアップは、設定した時間や条件にあわせてデータを保存する機能です。手作業では担当者の確認漏れなどにより保存されない恐れがあります。日次や週次などのスケジュールを設定しておけば、継続的なバックアップ運用につながります。
差分バックアップ
差分バックアップは、前回のバックアップから変更されたデータを中心に保存する方法です。毎回すべてのデータを保存する場合と比べ、処理時間や保存容量を抑えられます。PC台数が多い場合は、ネットワーク負荷やストレージ容量も踏まえて対応方式を確認しましょう。
システム復元
システム復元は、PCの設定やアプリケーションなどを含めて復旧する機能です。ファイルを戻すだけでは業務環境の再構築に時間がかかる場合があります。早期復旧を重視する企業は、イメージバックアップやベアメタル復旧への対応を確認してください。
集中管理
集中管理は、複数PCのバックアップ状況を管理画面から確認する機能です。成功・失敗の通知や端末ごとの設定管理、ログ確認などに対応していれば、情報システム担当者の確認作業を軽減できます。
PCバックアップソフトが必要とされる理由
業務では、共有サーバだけでなく従業員のPCにも重要なデータが保存されます。端末故障や誤削除、サイバー攻撃などによるデータ消失に備えるためにも、PC単位でバックアップを取得する仕組みが重要です。
PC内の業務データを保護するため
営業資料や見積書、設計データなど、日々の業務では多くのファイルがPC上で作成されます。共有フォルダへ保存するルールがあっても、一時的にローカル環境へ残る場合があります。定期的にバックアップを取得しておけば、誤削除や端末故障によるデータ消失に備えられます。
障害発生後の復旧を早めるため
PCが故障した場合、データを復元できても環境の再構築に時間がかかれば業務停止が長引きます。OSや設定まで保存できる製品であれば、復旧作業の短縮につながります。導入時には、保存機能だけでなく復元方法や手順も確認しましょう。
サイバー攻撃によるデータ消失に備えるため
ランサムウェアなどによってPC内のデータが暗号化・破壊されるリスクもあります。バックアップデータを本番環境と分離して保管するほか、暗号化やアクセス制御、ランサムウェア対策などを備えた製品も候補です。
PCバックアップソフトを導入する際の注意点
PCバックアップソフトは、導入するだけでデータ保護が完了するわけではありません。バックアップが正常に取得され、必要なときに復元できるよう、保存容量や通信環境、運用ルールも事前に確認しましょう。
保存先の容量を見積もる
保存対象のファイルが多い場合や、複数世代のバックアップを残す場合は、多くの容量が必要です。現在のデータ量だけでなく、今後の増加も見込んで必要容量を算出しましょう。
定期的に復元テストを行う
バックアップデータが保存されていても、必要なときに復元できなければ十分とはいえません。導入後は定期的に復元テストを実施し、手順や所要時間、担当者の役割を確認しておくことが大切です。
通信負荷を確認する
クラウドやネットワーク経由でバックアップする場合は、通信量にも注意が必要です。業務時間中に大容量のデータ転送が発生すると、Web会議や業務システムへ影響する場合があります。バックアップ時間の指定や帯域制御に対応しているか確認しましょう。
運用ルールを決める
対象端末や保存対象が曖昧なままでは、バックアップ状況にばらつきが生じます。対象PCや保存するデータ、保存世代、エラー発生時の担当者などをあらかじめ決めておきましょう。
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人気のPCバックアップソフトに関するFAQ
PCバックアップソフトを比較する際は、保存方法や復元範囲、クラウド利用の可否で迷う場合があります。ここでは、導入前によくある疑問を整理します。
- Q1:PCバックアップソフトとデータバックアップ製品の違いは?
- PCバックアップソフトは、主に業務用PCのファイルや端末環境を保護します。データバックアップ製品には、サーバやデータベース、クラウド環境などまで対象にするものもあります。何を保護したいかを明確にして選びましょう。
- Q2:外付けハードディスクへの保存だけでも十分ですか?
- 小規模な運用では選択肢ですが、接続忘れや媒体故障、紛失などのリスクがあります。継続的に運用する場合は、自動バックアップや暗号化、保存状況の確認に対応した製品も検討しましょう。
- Q3:クラウド型のPCバックアップソフトは安全ですか?
- 安全性は製品のセキュリティ機能や運用方法によって異なります。暗号化やアクセス権限、認証機能、ログ管理などを確認し、自社の情報セキュリティ規程を満たす製品を選びましょう。
- Q4:バックアップ頻度はどの程度がよいですか?
- データの更新頻度と、障害発生時にどの時点まで戻せればよいかによって異なります。更新頻度が高い業務では、失っても許容できるデータ量をもとにバックアップ間隔を決めましょう。
- Q5:導入前に確認すべきことは?
- 保存対象や保存先、復元方法、管理方法、セキュリティを確認しましょう。複数製品の資料を比較すると、対応範囲や料金、運用方法の違いを把握しやすくなります。
まとめ
PCバックアップソフトは、守りたいデータや復元範囲、管理するPCの台数によって適した製品が異なります。複数PCのクラウド管理、PC全体の復旧、PC以外のデータ保護など、まずは導入目的を明確にしましょう。
候補を絞り込んだら、対応するバックアップ方式や復元方法、管理機能、セキュリティ、料金を比較することが大切です。気になる製品は資料を取り寄せ、自社の環境に適しているか詳しく確認してください。


