超高速開発ツールのメリットとは?
超高速開発ツールの導入にはどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的には、以下の5つが挙げられます。
- ●ソースコード自動生成により開発工数を削減できる
- ●経験が浅くても開発できる
- ●高い生産性と品質を同時に実現できる
- ●経験が浅くても開発できる
- ●超高速開発コミュニティ(xRAD)を利用できる
それでは、各メリットについて詳しく見ていきましょう。
ソースコード自動生成により開発工数を削減できる
一般に、超高速開発ツールとはソースコードを自動生成することで、プログラマによる手動のプログラミングを必要としないノンプログラミング開発ツールを指します。
超高速開発ツールの最大のメリットは、ベンダーがシステムを開発するのではなく、「ベンダーが提供するツールを利用して、ユーザ(発注元)がシステムを構築する」という形式にあります。
つまり、ソースコードを自動生成できるという超高速開発ツールの特徴によって、開発工数の大幅な削減を実現できるのです。
経験が浅くても開発できる
先ほどご紹介したソースコードの自動生成にもつながりますが、超高速開発ツールを活用すれば、システム設計とプログラミング(コーディング)の工程を大幅に削減できます。ツールを使用するための専門知識もそれほど難しくはなく、経験の浅いエンジニアでも開発に関わりやすいといったメリットがあります。
もちろん、ノンプログラミングとはいえ、システム構築には、システム構築の全般的な知識やツールを利用するための知識も必要です。しかし、そのための教育プログラムを提供しているベンダーもあるため、安心して導入することができます。
高い生産性と品質を同時に実現できる
従来のノンプログラミング開発ツールのように「開発スピードは速いがメンテナンスのことまで考えていない」「人間のエンジニアにはソースコードの扱い方が難しく、ちょっとしたシステム変更でも大変な作業になる」といったリスクや問題点が解消されています。
このため、システム構築における生産性の向上に加え、継続的品質改善についても高い期待が持たれるようになってきました。
超高速開発ツールの中には、ビジネスルール(業務要件)や実装要件などの基本設計情報を登録するだけでアプリケーション開発が行えるものもあり「従来は半年以上かかっていたシステム開発の納期を半分以下に圧縮した」「簡単なアプリケーションならテストも含め数日で完成した」といった成功例が報告されています。
システムの構造を可視化できる
また、超高速開発ツールはプログラマがソースコードを「作らない」開発方法であり、システムの構造が可視化できるという点も大きなメリットです。
全体構造を俯瞰しやすいため専門知識を持たない人でもシステム全体がどのような構造になっているのかを把握しやすく、担当エンジニアが途中で交代する場合でも前任者からの引き継ぎが容易だという点は開発期間やコストの削減に大きく役立つのではないでしょうか。
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超高速開発コミュニティ(xRAD)を利用できる
超高速開発コミュニティ(xRAD)とは、超高速開発ツールを開発するベンダー13社によって設立されたコミュニティのことです。
このコミュニティは、超高速開発ツールの普及・啓蒙、業界全体の技術水準の向上などを目指したもので、企業のスピード経営の実現と魅力あふれるIT業界への変革を理念として掲げています。
具体的な活動としては、各ツールの紹介や活用事例の共有が行われており、自社の状況にあったツール選択・利用が可能となります。またコミュニティを通して、各ベンダーと密にコミュニケーションがとれるため、超高速開発ツールの利用に不安が残ると言った企業も安心して、導入できるでしょう。
コスト圧縮のために超高速開発ツールの導入を検討しよう!
今後、頻繁に仕様変更が予期されるシステム開発を行う企業においては、超高速開発ツールが自社のニーズにどの程度マッチングするのか、開発期間やコストはどの程度圧縮が可能なのか、超高速開発コミュニティから情報を入手して積極的に検討してみるのもいいかもしれません。