タスク管理ツールの市場規模は?
タスク管理ツールと同じくチームの共同作業を支える分野では、調査会社のITRがコラボレーション・スイートの市場規模を発表しています。同社によると、国内のコラボレーション・スイート市場は2025年度に1,776億8,000万円で、前年度比16.6%増でした。2026年度も堅調な成長が見込まれ、2025〜2030年度のCAGR(年平均成長率)は12.1%と予測されています。上位2ベンダーのけん引で伸びた市場で、タスク管理ツールそのものの数字ではありません。
ITトレンドには3製品が掲載され、提供企業も3社です。ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、タスク管理ツールの動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP3】いま注目されるタスク管理ツール
まずは、資料請求ランキングから人気の製品を紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のタスク管理ツールは業務改善プラットフォームの「mfloow」が資料請求ランキング1位です。2位はガントチャートで進捗を共有するHotBiz8、3位はプロジェクト管理ツールのJiraでした。個々のタスクの管理だけでなく、業務の流れそのものを見える化する製品に関心が集まっている点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP3です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 提供形態/参考価格 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | mfloow | クラウド・SaaS/別途お問い合わせ | 業務フローをテンプレートで見える化し、担当者が変わっても業務を標準化できる。 |
| 2位 | HotBiz8 | クラウド/15,840円〜 | タスクの登録・担当者設定・進捗管理を一元化し、ガントチャートで進捗を共有。 |
| 3位 | Jira | クラウド・SaaS/0円〜 | チームのタスクやプロジェクトを一元管理し、カンバンやタイムラインで可視化。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているタスク管理ツールは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のタスク管理ツール市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている3製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.業務の流れごと見える化する製品が1位に
1位のmfloowは、タスクの管理というより、業務フローをテンプレートで見える化して標準化する製品です。業務の属人化や、マニュアルが更新されないといった悩みの解決を掲げています。バックオフィスから、あらゆる部門の業務に対応するとしています。タスクの管理が、業務の進め方の見直しと一体で検討されていることがうかがえます。
2.3製品とも進捗の見える化を掲げ、見せ方に違い
製品ページを見ると、3製品すべてが進捗の見える化に触れています。HotBiz8はガントチャート、Jiraはカンバンやタイムラインで進捗を示します。mfloowは、「進捗が見えない」悩みを業務フローの見える化で解決するとしています。また、mfloowとJiraの2製品がAIの活用を掲げ、テンプレートの自動生成やタスクの作成・要約を支援します。
3.全製品がクラウド型で、無料から使える製品も
製品一覧の掲載内容を見ると、3製品すべてがクラウドに対応しています。参考価格を金額で示すのは2製品で、Jiraは「0円〜」、HotBiz8は「15,840円〜」です。HotBiz8は、200名まで定額で使える料金体系を打ち出しています。対象の企業規模は、3製品とも「全ての規模に対応」でした。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■属人化した業務の流れを見える化し、担当者が変わっても同じ品質で回したい企業
- mfloow
- ■タスクの担当と進捗をガントチャートで共有し、定額で使いたい企業
- HotBiz8
- ■カンバンやタイムラインで、チームのプロジェクトを管理したい企業
- Jira
同じランキング上位でも、管理の対象や進捗の見せ方は製品ごとに違います。管理したいのが個々のタスクか、業務の流れかを先に決めると、比べる製品を絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●レビューはHotBiz8の11件だけで、ほかの製品の使い心地は資料やデモで確かめる必要がある
- ●業務フローの標準化と、タスク・プロジェクトの管理では製品の役割が違う
ランキングは、いま候補に挙がりやすい製品を知る手がかりとして役立ちます。最終的には、管理したい業務の範囲や利用する人数、ほかのツールとの連携に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うタスク管理ツールを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドの掲載状況と資料請求ランキングから、タスク管理ツールの市場の様子と人気の製品を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社のチームの業務に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、タスク管理ツールをチーム向け・個人向けなどに分けて比較し、無料で使える製品も紹介しています。あわせてご覧ください。

