SMS認証が使われる場面
SMS認証は、社内のシステムだけでなく、一般の利用者向けのサービスでも広く使われています。まずは、どんな場面で役立つのかを整理しましょう。
会員登録のときの本人確認
メールアドレスだけで登録できる形では、一人が何件でもアカウントを作れます。特典を目的とした重複の登録や、いたずらの登録が入り込む恐れがあります。携帯電話の番号は取得に手間がかかるため、こうした登録を抑える効果が期待できます。
登録の時点で番号を確かめておけば、後から連絡を取る手段も確保できます。取引に関する重要な連絡を、確実に届けたい場合にも役立ちます。ただし、番号が変わることもあるため、更新の仕組みは別に必要です。
ログイン時の追加の確認
パスワードを入力した後に、番号の入力を求める使い方です。パスワードが外部に知られても、その番号を受け取れなければ入られません。普段と違う場所や端末からの利用に限って求める設定もあります。
専用アプリを使う方法と比べると、利用者に準備を求めない点が特徴です。導入の際に「アプリを入れてください」と案内する必要がありません。利用者の年齢層が幅広いサービスでは、この違いが定着率に影響します。
手続きの前の確認
登録内容の変更、パスワードの再設定、金額の大きい手続きなど、重要な操作の前に確認を求める使い方です。本人以外が操作している場合に、その場で止められます。操作した記録も残るため、後から経緯を確かめられます。
すべての操作で求めると、利用者の負担が大きくなります。どの操作で確認を求めるかは、重要さに応じて決めましょう。使いやすさとの釣り合いを考えて設計することが重要です。求めすぎると、途中でやめられる恐れもあります。
SMS認証を使うメリット
この方法の利点は、手軽さだけではありません。届く確実さや、対応できる範囲にも関わります。3つの角度から整理します。
専用アプリを入れなくても使える
携帯電話であれば、標準の機能でメッセージを受け取れます。利用者に新しいアプリを入れてもらう必要がありません。操作に不慣れな人でも、届いた番号を入力するだけで済みます。
導入する側にとっても、案内の手間が減ります。アプリの入れ方や引き継ぎの説明が不要になるためです。利用者からの問い合わせも、その分少なくなることが期待できます。機種を変更した際の引き継ぎが不要な点も、負担の軽さにつながります。
メールより届きやすい場合がある
メールで番号を送る方法では、迷惑メールとして振り分けられたり、受信の設定で弾かれたりすることがあります。メッセージであれば、そうした振り分けの影響を受けにくくなります。気づかれやすい点も利点です。
ただし、必ず届くわけではありません。電波の状況、端末の設定、通信事業者側の判断など、複数の要因で届かないことがあります。届かなかった場合の代わりの手段は、用意しておく必要があります。
一人が何件も登録することを抑えられる
携帯電話の番号は、一人が大量に取得することが難しいものです。この性質を利用して、重複した登録を抑えられます。特典の不正な取得や、いたずらの投稿を減らす目的でも使われます。
ただし、これも完全に防げるわけではありません。番号を集める手段が存在することも知られています。SMS認証だけに頼らず、他の対策と組み合わせて考えることが重要です。登録後の行動を確認する仕組みも、あわせて検討しましょう。
導入前に確かめたい注意点
手軽な方法である一方、費用と運用の面で確かめておきたい点があります。
送信のたびに費用がかかる
メッセージの送信には、1通ごとに費用が発生します。利用者が多いサービスや、頻繁に確認を求める設計では、費用が積み上がります。海外あてに送る場合は、国内より高くなることもあります。
費用を見積もる際は、月にどれだけ送る想定かを計算しましょう。再送を求められる分も見込む必要があります。どの場面で確認を求めるかを絞ることで、費用を抑えられる場合もあります。単価は送信量によって変わることもあるため、見積もりを取って比べましょう。
届かない場合の対応を決めておく
電波の届かない場所にいる、端末の設定で受信を止めている、番号を変更したまま更新していないなど、届かない理由はさまざまです。原因を一つに決めつけず、複数の可能性を想定した案内を用意しましょう。
再送のボタンを置く、しばらく待ってからもう一度試すよう案内する、別の確認方法を選べるようにするといった備えが有効です。それでも進めない利用者からの問い合わせを、誰が受けるのかも決めておく必要があります。
固定電話しか持たない人への対応が必要になる
携帯電話を持たない利用者や、法人の代表番号しか登録できない場合もあります。メッセージを受け取れないため、その方法では確認を進められません。自動音声の電話で番号を伝える方法に対応した製品もあります。
対象となる利用者にどんな人が含まれるかを、事前に想定しておきましょう。一つの方法に絞ると、使えない人が出てきます。複数の手段を用意できるかを、比べる段階で確認することが重要です。
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製品を選ぶときの確認項目
提供される内容は会社によって違います。届く確実さと、つなぎ方、安全面の設定という3つの点から確認しましょう。
送信の経路と到達の状況を確かめる
どの経路で送信されるかによって、届きやすさや費用が変わります。海外の拠点や利用者がいる場合、その国に対応しているかも確かめましょう。送信した結果を確認できる機能があるかも重要です。
届かなかった件数や理由を確かめられれば、改善の手がかりになります。送信が集中する時間帯に遅れが出ないかも、確認しておきたい点です。試験的に送って確かめられるかを、相談してみましょう。
自社のシステムと連携できるかを確かめる
会員登録やログインの画面から呼び出す形になるため、自社の仕組みと組み合わせられるかを確認します。開発が必要な範囲と、その作業を誰が行うのかも確かめましょう。手順の資料が整っているかも判断の材料になります。
つなぐ仕組みが動かない場合、製品の仕様、社内のネットワーク設定、通信事業者側の状況など、複数の原因が考えられます。障害が起きたときの連絡方法と、相談できる時間帯も聞いておきましょう。
安全面の設定を確かめる
同じ番号あてに短時間で何度も送信を求められた場合に、回数を制限できるかを確認しましょう。制限がないと、いたずらによる大量の送信で費用がかさむ恐れがあります。特定の国あての送信を止める設定があるかも確かめたい点です。
送信の記録がどこまで残るかも重要です。いつどの番号に送ったかを後から確かめられれば、問い合わせにも対応できます。記録を見られる担当を決め、保管の期間についても社内で定めておきましょう。
SMSを使った本人確認に対応したサービス
アプリの導入を求めずに本人確認を行いたい場合に候補となる、SMS認証のサービスを紹介します。
絶対リーチ!SMS
- 到達率99.9%!認証コードを確実に届けます
- 認証コードの生成・送信・照合、すべてのプロセスをカバー
- 業界初!特許技術によるデータSIM対策モード搭載
AI CROSS株式会社が提供する「絶対リーチ!SMS」は、SMSを利用した認証コードの送信を扱うサービスです。会員登録や重要な操作の際に確認コードを送り、本人確認の精度を高める用途で使われます。送信の実績を確認できる機能もあり、到達の状況を把握しながら運用できます。
Cuenote SMS
- 到達率99.9%で高品質、初期費用無料のSMS配信サービス
- 国内4キャリアとの直接接続で確実に届く
- 1通6円~の低単価、660文字まで送信可能!
ユミルリンク株式会社が提供する「Cuenote SMS」は、SMSの配信を扱うサービスで、認証コードの送信にも利用できます。既存のシステムと連携してコードを自動送信する構成に対応しており、会員登録やログイン時の確認に組み込めます。配信の履歴を管理する機能も備えています。
オーロラSMS・IVR 認証専用サービス
- 国内最大手フリマアプリ、決済アプリに採用される信頼性
- 1時間あたり100万通以上送信できる、国内最大規模を誇る送信能力
- 導入社数7,500社超え・国内法人SMS市場5年連続No.1の圧倒的実績
株式会社メディア4uが提供する「オーロラSMS・IVR 認証専用サービス」は、SMSと自動音声の両方を使った本人確認に対応したサービスです。SMSが届きにくい状況でも音声での確認を行える構成になっており、確認の手段を複数用意したい場合の選択肢になります。
SMS認証に関するよくある質問
導入を考えるときによく寄せられる疑問をまとめました。社内で話し合う際の参考にしてください。
- Q1: 専用アプリを使う方法とどちらがよいですか?
- 利用者の層と目的によって変わります。不特定多数が使うサービスでは、準備のいらないSMS認証が向きます。社員が使う社内システムでは、送信費用のかからないアプリの方法も選択肢です。両方を選べる形にする方法もあります。
- Q2: 送られた番号には有効期限がありますか?
- 一定時間で使えなくなる設定が基本です。時間が長すぎると安全性が下がり、短すぎると入力が間に合いません。設定できる範囲を確認し、自社の利用者にあう時間を決めましょう。
- Q3: 導入までにどのくらいの期間がかかりますか?
- 自社のシステムにつなぐ作業にかかる時間で変わります。画面の改修が必要な場合は、その分の期間も見込みましょう。試験的に動かして確かめる期間も、計画に含めることが重要です。
- Q4: 電話番号は個人情報にあたりますか?
- 他の情報と組み合わせて個人を識別できる場合、個人情報として扱う必要があります。取得の目的を示し、保管の期間や範囲を定めておきましょう。判断に迷う場合は、法務の担当者に確認してください。
まとめ
SMS認証には、専用アプリを入れなくても使えること、メールより届きやすい場合があること、一人が何件も登録することを抑えられることというメリットがあります。一方で、送信のたびの費用や、届かない場合の対応、携帯電話を持たない人への配慮も必要です。まずはどの場面で確認を求めるかを決め、送信量を見積もりましょう。資料請求を活用して比べてみてください。


