振込代行サービスの市場規模は?
振込代行サービスが代わりに行う振込の業務全体の規模は、全国銀行協会が決済統計年報で公表しています。同協会によると、2025年に全銀システムを通った銀行間の振込は約18億800万件、金額は約4,107兆円でした。個人の振込も含み、同じ銀行の中での振込は含まない数字です。振込という業務全体の規模を示す統計で、振込代行サービスそのものの数字ではありません。
出典:全国銀行協会「2025年版 決済統計年報」1-1 他行為替取扱高(全銀ネット調)
ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、振込代行サービスの動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP3】いま注目される振込代行サービス
まずは、資料請求ランキングから人気の製品を紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点の振込代行サービスはデジタルマネー送金の「オンラインチャージGW doreca」が資料請求ランキング1位です。2位はAPI連携で大量の振込に対応する法人向けの振込代行、3位はスマートフォンで在庫管理・棚卸を行うアプリでした。銀行振込の代行だけでなく、デジタルマネーでの送金や別の業務のアプリまで、性格の違う製品が並ぶ点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP3です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 提供形態/参考価格 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | オンラインチャージGW doreca | — | 企業から個人へデジタルマネーで送金でき、受け取る人が希望の手段を選べるサービス。 |
| 2位 | 振込代行サービス ウェブフリコム | — | クラウド上で大量の振込やAPI連携を行える法人向けの振込代行。初期費用・月額費用は0円。 |
| 3位 | WEB-Air | — | スマートフォンでバーコードを読み取り、在庫管理・棚卸のデータを作成できるアプリ。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※提供形態と参考価格は、3製品とも製品一覧に掲載がないため「—」としています。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※振込代行サービスのカテゴリには、集計できるレビューがまだありません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっている振込代行サービスは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年の振込代行サービス市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている3製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.銀行振込の代行と、デジタルマネーでの送金に分かれる
製品ページの紹介を見ると、支払いの手段によって製品が分かれます。ウェブフリコムは、法人の大量の振込をクラウドで代行するサービスです。dorecaは企業から個人へデジタルマネーで送金する仕組みで、24時間365日の即時送金を掲げています。
2.3製品とも、コストを抑える点を掲げる
3製品はいずれも、製品ページで費用の削減を掲げています。dorecaは銀行振込の手数料より安く送金できるとし、ウェブフリコムは初期費用・月額費用0円で手数料のみの料金を挙げます。WEB-Airも、市販のスマートフォンを使うことで専用端末の購入を減らせるとしています。
3.用途の違う製品も並び、提供形態と価格は掲載なし
3位のWEB-Airは在庫管理・棚卸のデータを作るアプリで、振込の代行とは用途が違います。また、3製品とも提供形態と参考価格の掲載はなく、対象の企業規模はdorecaだけが100名以上としています。掲載製品が少なく、用途の幅も広い分野といえます。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■取引先などへの大量の振込を、振込ミスを防ぎながら効率化したい企業
- 振込代行サービス ウェブフリコム
- ■従業員などへの支払いを、デジタルマネーで手早く届けたい企業
- オンラインチャージGW doreca
- ■売場や倉庫の在庫管理・棚卸を、スマートフォンで行いたい企業
- WEB-Air
同じランキング上位でも、製品が支える業務はそれぞれ違います。この分野では、誰に、どの手段で支払いたいかを先に決めると、比べる製品を絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●掲載は3製品で、在庫管理のアプリなど、振込の代行とは用途の違う製品も含まれる
- ●3製品とも提供形態・価格の掲載やレビューがなく、費用や使い心地は資料で確かめる必要がある
ランキングは、いま候補に挙がりやすい製品を知る手がかりとして役立ちます。最終的には、振込の件数や支払い先、会計システムなどとの連携に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合う振込代行サービスを比較検討しよう
この記事では、振込の統計と資料請求ランキングから、振込代行サービスの市場の様子と人気の製品を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の支払いの業務に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、振込代行サービスを比較し、選び方のポイントと導入のメリットも解説しています。あわせてご覧ください。

