エンドツーエンド とは
| 読み/英語 | えんどつーえんど / End-to-End |
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| 詳細 | エンドツーエンド(End-to-End)とは、「端から端まで」を意味し、IT分野では通信の開始地点から終着点までの経路全体、あるいはその両端にあるシステムやデバイスを指す言葉です。データの送受信において、この概念は非常に重要です。例えば、メッセージングアプリでのやり取りを想像すると分かりやすいでしょう。 この考え方が生まれた背景には、インターネットの発展とともに、より確実で安全なデータ通信の必要性が高まったことがあります。特に、大規模なネットワーク上で柔軟かつ拡張性の高いサービスを提供するためには、ネットワークの途中で複雑な処理を行わず、末端のシステムで高度な処理を行う「エンドツーエンドの原則」という設計思想が確立されました。これにより、インターネットは多様なアプリケーションを支える基盤となっています。 エンドツーエンドが使われる具体的な場面としては、通信品質の保証や、セキュリティの確保が挙げられます。特に重要なのが「エンドツーエンド暗号化(E2EE)」です。これは、送信者と受信者の端末間でのみデータが暗号化・復号される技術を指します。メッセージアプリなどでこの技術が採用されている場合、途中のサーバー管理者はもちろん、第三者も通信内容を読み取ることはできません。つまり、データが送信元で暗号化され、受信先で初めて復号されるため、高い秘匿性が保たれるのです。 このように、エンドツーエンドは、単にデータが伝わる範囲を示すだけでなく、その過程での安全性や効率性を追求する上で不可欠な概念です。関連する用語としては「暗号化」「プロトコル」「クライアントサーバーモデル」などがあります。ビジネスにおいては、顧客データの保護や企業間の機密情報共有において、エンドツーエンドのセキュリティ対策が信頼性を高める上で極めて重要視されています。 参考:DX支援サービスを徹底比較!導入する際のポイントも解説 |
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| 11月10日(月) 更新 | |
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