ITトレンドがおすすめする製品・サービス
- ■電話番号の利用方式別
- 今の番号のまま利用:SOPHIA
- サービスで発行する番号を利用:SOPHIA
- 現行のPBX・回線構成にあわせて接続:Daisybell AIエージェント
- ■通話後の処理・連携先別
- SMS送信と連携:オーロラAIコール、DXでんわ、AI Worker VoiceAgent
- 予約システム・カレンダーと連携:オーロラAIコール、SOPHIA
- CRMと連携:オーロラAIコール、Daisybell AIエージェント
- チャットツール・メールへ通知:AI受付さん、ミライAI
- ■問い合わせ対応の方法別
- 電話とチャットによる問い合わせ対応:AIさくらさん
現行サービスの通話ログから乗り換えの要件を作る
乗り換えの要件は、現行のAI電話自動応答サービスに蓄積された通話ログから作ると、根拠のある比較ができます。用件ごとの結果や転送の理由を数字で把握しておけば、乗り換え先に求める条件を具体的に示せます。
用件ごとの件数とAIで完結した割合
まず、一定期間の通話を用件ごとに分類し、件数とAIの応答だけで完結した割合を集計します。予約の受付や営業時間の案内など、件数が多い用件で完結率が低い場合は、乗り換えで改善したい部分として優先度が高い項目です。
完結率の定義は、サービスによって集計方法が異なる場合があります。乗り換え先と比較する際は、担当者への転送の有無だけでなく、用件を解決できたかも含めて自社で定義をそろえましょう。集計結果は乗り換え後の効果測定の基準としても使えます。
聞き取れなかった発話と転送の理由
AIが用件を聞き取れなかった通話や、担当者へ転送された通話を確認し、その理由を整理します。固有名詞の聞き間違い、早口や雑音、想定していない質問など、原因は1つとは限りません。
原因が会話シナリオの設計にある場合は、乗り換えなくても設定の見直しで改善する可能性があります。一方、音声認識の精度や対応できる会話の形式に起因する場合は、乗り換え先で同じ発話を試して違いを確かめることが大切です。原因を切り分けてから乗り換えを判断すると、期待と結果のずれを抑えられます。
通話後に手作業で行っている処理
AIが受け付けた内容を、担当者が予約システムやCRM(顧客管理システム)に手で転記していないかも確認しましょう。受付後に案内のSMSを手動で送っている場合も、乗り換えで自動化できる余地があります。
通話後の処理にかかっている作業と時間を書き出しておくと、乗り換え先に求める連携先がはっきりします。連携の方式や連携できる項目は製品ごとに異なるため、社内で使っているシステム名を一覧にして問い合わせると、回答を比べやすくなります。
AI電話自動応答サービスの電話番号の切り替え方式
電話番号の扱いは、AI電話自動応答サービスの乗り換えで顧客への影響が表れやすい部分です。既存の番号から転送するか、新しい番号を使うかで、作業内容や周知の範囲が大きく変わります。
既存の番号から転送する方式
現在の代表番号や問い合わせ番号はそのままにして、着信をAI電話自動応答サービスへ転送する方式です。顧客に案内している番号を変えずに済むため、ホームページや名刺、チラシを修正せずに済む点がメリットです。
この方式では、契約している電話会社や社内の電話設備で転送設定を変更します。転送では転送先までの通話料が発生する場合があるため、料金の扱いを契約している電話会社に確認しましょう。旧サービスから新サービスへの転送先の変更は、切り替え日にあわせて設定を行います。
サービスで発行する番号を使う方式
乗り換え先のサービスが発行する電話番号を新たに使う方式もあります。予約専用や問い合わせ専用など、用件ごとに番号を分けたい場合に検討される方法です。
ただし、番号が変わると顧客への周知が必要です。ホームページや予約サイト、店舗の掲示物などの番号を差し替えるほか、旧番号にかけた顧客を案内する期間を設けると混乱を抑えられます。旧サービスで発行された番号を使っている場合は、解約するとその番号が使えなくなる可能性があるため、引き継ぎの可否を確認しておきましょう。
番号を引き継ぐ場合の確認事項
現在の番号を新しいサービスでそのまま使いたい場合は、番号の種類や提供している事業者によって、引き継げるかどうかが異なります。番号ポータビリティ(電話番号を変えずに事業者を変更する仕組み)の対象かどうかも含め、乗り換え先と現在の事業者の双方に確認しましょう。
番号の引き継ぎには一定の期間がかかる場合があります。また、番号ポータビリティの対象でも、乗り換え先のサービスで利用できるとは限りません。対応可否や手続きの流れ、切り替え時の着信への影響を事前に確認しましょう。
乗り換え先へ会話シナリオと聞き取り項目を移す
会話シナリオは、旧サービスの設定を画面どおりに写すより、用件と聞き取り項目に分解してから移し替えると効率よく進められます。サービスごとに設定の考え方が異なるため、自社の言葉で整理しておくと移行先を問わず使えます。
用件の分類とヒアリング項目の書き出し
現行の会話シナリオを、用件の分類と、それぞれで聞き取る項目に分けて書き出します。例えば予約受付なら、氏名や電話番号、希望日時、人数などを、どの順番で聞いているかを整理します。
書き出した一覧は、乗り換え先のサービスで同じ流れを組めるかを確認する資料として使えます。乗り換え先がテンプレートや設定支援を用意している場合も、一覧があれば設定の抜け漏れを確認しやすくなります。通話ログの分析で見つかった改善点も、この段階で反映しましょう。
固有名詞と読み方の登録
商品名や店舗名、地名、担当者名などの固有名詞は、音声認識で聞き間違いが起こりやすい言葉です。旧サービスで単語や読み方を登録していた場合は、その一覧を整理し、乗り換え先でどのように認識精度を高められるか確認しましょう。
登録できる単語の数や登録方法はサービスごとに異なります。旧サービスで一覧を出力できない場合は、管理画面の内容を書き写すか、通話ログで聞き間違いが多い言葉から優先的に登録します。AIの読み上げで誤った読み方をしている言葉も、あわせて確認しておくと安心です。
担当者への転送条件と時間外の対応
AIで対応できない用件や、顧客が担当者との会話を希望した場合の転送条件も、乗り換え時に見直す項目です。転送先の電話番号や、転送する時間帯、担当者が出られない場合の折り返しの受付方法を整理しておきましょう。
営業時間外は、用件を聞き取って翌営業日に折り返す運用にするのか、案内だけで終えるのかによって会話の流れが変わります。転送や折り返しの条件を明文化して複数人で共有しておくと、担当者が変わっても同じ対応を続けられます。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でAI電話自動応答サービスの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
乗り換え時の通話録音と文字起こしデータの扱い
AI電話自動応答サービスに残る通話録音や文字起こしデータには、顧客の氏名や電話番号などの個人情報が含まれる場合があります。乗り換えでは、残すデータと消去するデータを決め、旧サービスの解約手続きと結び付けて進めます。
旧サービスの録音データの出力と保管
通話録音や文字起こしデータは、トラブル時の確認や応対品質の振り返りに使われます。乗り換え前に、出力できるデータの範囲と形式、一括で出力できるかを旧サービスに確認しましょう。
すべての録音を残す必要があるとは限りません。社内で定めた保管期間や、問い合わせ対応で参照する可能性を踏まえて、残す期間を決めます。出力したデータは閲覧できる人を限定した保管場所で管理し、保管期間を過ぎたら消去する手順も決めておきましょう。
録音の告知と個人情報の利用目的
個人情報保護法では、個人情報を取得する際に利用目的を通知または公表することが求められています。通話の録音自体に一律の事前告知義務があるわけではありませんが、乗り換えで録音や文字起こしの用途が変わる場合は、冒頭の音声案内やプライバシーポリシーの記載が実態にあっているかを確認しましょう。
例えば、通話内容をAIの精度向上のために利用する設定があるサービスでは、その扱いを契約内容で確認しておく必要があります。判断に迷う場合は、法務部門や専門家に相談すると安心です。
解約後に残るデータの削除確認
旧サービスを解約した後、録音データや会話設定がいつ、どのように削除されるかは事業者によって異なります。解約前に削除の時期と方法、削除の完了を確認できるかを問い合わせておきましょう。
個人データの取り扱いを外部に委託する場合、委託先に対する必要かつ適切な監督が求められています。乗り換え先についても、データの保管場所や安全管理の内容を契約前に確認しておくことが大切です。解約後は管理画面にログインできなくなる場合があるため、必要な出力は解約手続きの前に終えておきます。
AI電話自動応答サービスを段階的に切り替えて品質を確かめる
AI電話自動応答サービスの切り替えは、すべての着信を一度に移すより、範囲を限定して始めると問題に早く気づけます。テストコールと実際の通話の確認を重ね、改善の体制を整えてから対象を広げましょう。
テストコールで会話の流れを確認する
本番の着信を切り替える前に、社内の複数の担当者でテストコールを行います。用件ごとに想定する話し方だけでなく、言い間違いや途中での言い直し、雑音のある環境からの発話も試しておきましょう。
テストでは、AIの応答が自然かどうかだけでなく、聞き取った内容が予約システムやCRMに正しく登録されるか、SMSが届くかまで確認します。結果を記録して担当者間で共有すると、修正すべき点を漏れなく反映できます。
一部の番号や時間帯から始める
本番では、電話回線やサービスの設定が対応していれば、営業時間外の着信だけ、または特定の店舗の番号だけといった範囲から切り替える方法があります。問題が起きた場合の影響を限定でき、旧サービスへ戻す判断もしやすくなります。
切り替え後は、最初に集計した用件別の完結率や転送の理由と比べて、改善しているかを確かめましょう。会話シナリオの修正を担当する人と見直しの頻度を決め、複数人で状況を把握できる体制にしておくと、改善を継続できます。
番号と連携先で比べるAI電話自動応答サービス一覧
電話番号の扱いと、通話後の処理をどのシステムへつなげられるかに注目して、この記事で紹介するAI電話自動応答サービスを一覧にしました。乗り換え先の候補を比べる際に役立ててください。
| 製品名 | 特徴 |
|---|---|
| AI受付さん | 経営者向けのAI電話一次受付サービス。用件を聴取し、メッセージアプリへ通知する |
| ミライAI | 取り次ぎや折り返しを会話形式で自動化。聞き取った伝言をチャットツールやメールで通知 |
| オーロラAIコール | 通話中・通話後のSMS送信や予約管理システムでの予約完了、主要CRMとの連携に対応 |
| DXでんわ | 音声ガイダンスや転送、SMS送信を組み合わせて電話フローを構築できるクラウド型IVR |
| SOPHIA | 専用の市外局番番号を即日発行でき、今の番号も利用可能。通話中にカレンダー予約を確定する |
| Daisybell AIエージェント | 受電・架電に対応する音声AI。CRM連携を前提に設計し、PBX・回線接続も現行構成にあわせる |
| AI Worker VoiceAgent | コールセンターの電話対応を自動化。予約受付やSMS送信、有人転送に対応する |
| AIさくらさん | 電話やチャットでの案内に対応する企業向けAIサービス。独自のカスタマイズにも対応 |
番号の切り替えと通話後の連携で選ぶ製品
既存の番号を使い続けるか新しい番号を使うか、SMSや予約システム、CRMへ通話内容をつなげられるかを確認しながら比較できる製品を紹介します。
AI受付さん
- AIが一次受付を代行し、経営者のムダな電話対応時間を大幅に削減
- 無料と思えない高精度AI音声対応で、取引先から驚かれる受付体験
- 無料なのに経営者同士の商談機会も獲得できるマッチング機能
株式会社アイドマ・ホールディングスが提供する「AI受付さん」は、中小企業の経営者向けに設計されたAI電話一次受付サービスです。着信にAIが会話で応答して用件を聴取し、受付日時や発信元電話番号、企業名、電話内容、録音などを自動でデータ化します。対話内容は文字起こしと要約で一元管理でき、メッセージアプリと連携して着信を通知できます。サービスのセットアップは専任スタッフが代行するため、受付の仕組みを短期間で整えたい企業が検討しやすい製品です。
ミライAI
- 会話形式でインタラクティブなコミュニケーションが実現
- 定型テンプレート利用やドラッグ&ドロップで会話フロー作成
- 導入後の課題解決やお問い合わせ対応などによる運用サポート
株式会社ソフツーが提供する「ミライAI」は、電話の取り次ぎや折り返し、質問への応対を自動化するクラウド型の電話AIサービスです。担当者の不在時はAIが用件や折り返し先をヒアリングし、電話終了後にチャットツールやメールで伝言を通知します。営業時間内は取り次ぎ、時間外は折り返し対応にするなど、時間に応じて対応を変更可能。シナリオのテンプレートやドラッグ&ドロップで会話フローを作成でき、業務にあわせた電話対応を構築できます。
オーロラAIコール
- 高精度音声認識と言語理解で自然な対話を実現
- 会話内容に応じ予約確定やSMS送信などを自動実行
- ノーコード編集と伴走支援で導入後の改善も支援
株式会社メディア4uが提供する「オーロラAIコール」は、着信と発信の両方に対応する音声AIエージェントサービスです。用件に応じた部署への転送や、SMSによるフォームへの誘導を行え、予約受付では予約管理システム上での予約完了処理まで実行できます。SalesforceやHubSpot、Kintoneなどの主要CRMとの連携にも対応しています。全通話の録音・文字起こし・要約やダッシュボードで運用状況を確認できるため、通話後の手作業を減らしたい企業が比較しやすいでしょう。
DXでんわ
- 【かんたん操作】誰でも直感的に使える管理画面!
- 【柔軟な設計】転送も分岐も、思い通りにカスタマイズ!
- 【プロが支援】導入も運用も、まるごとサポート!
メディアリンク株式会社が提供する「DXでんわ」は、企業の電話業務を自動化するクラウド型のIVR(自動音声応答)サービスです。音声ガイダンスや転送、SMS送信などを組み合わせて電話フローを構築でき、部門ごとの営業時間など細かな条件も設定できます。AIが用件を聞き取って分岐や転送まで進めるAI自動案内や、通話内容の文字起こし・AI要約の機能も備えています。専任スタッフが初期設定やフロー設計を一緒に構築するため、会話シナリオの移し替えを相談したい場合に検討しやすい製品です。
SOPHIA
- 音声が自然で感情も込めた応対が可能
- ゼロタッチ学習で使うほど業界表現を習得
- カレンダーと連携し通話中に予約を確定
株式会社Leadsiaが提供する「SOPHIA」は、24時間365日稼働する音声AIの電話受付エージェントです。予約の受付・変更・キャンセルをAIが電話で完結でき、カレンダーやスタッフのシフトと連携して通話中に予約を確定できます。専用の市外局番番号を即日自動発行でき、回線工事なしで導入できるほか、製品ページでは今使っている番号もそのまま使えると案内されています。全通話の録音とAI要約にも対応しており、番号の切り替え方式を比べたい企業が確認したい製品です。
Daisybell AIエージェント
- 【自然な対話】受電も架電も、人と話しているような応対品質
- 【日本最適化】日本のエンジニアチームが精度を継続チューニング
- 【まるごと支援】要件定義から運用定着まで専門コンサルが伴走
Daisybell Japan株式会社が提供する「Daisybell AIエージェント」は、受電・架電の一次対応を自動化するAI音声エージェントです。聞き返しや訂正、複数項目の聞き取り、条件分岐、有人転送、通話後処理までを業務単位で設計できます。CRMやERP、コールセンターシステムとの連携を前提に設計し、PBX・回線接続は現行構成と実機確認を踏まえて設計します。デモからプロトタイプ、PoC、本番と段階を分けて導入できるため、範囲を限定して切り替えたい企業に向く製品です。
AI Worker VoiceAgent (株式会社AI Shift)
- 特化型AIエージェントが用件特定を強力に支援
- AIにより、人間と話しているような自然な音声対話を実現。
- SMS送信やオペレーター転送など柔軟な対応が可能。
AIさくらさん (株式会社ティファナ・ドットコム)
- 24時間365日、電話やチャットでの案内に対応。
- 学習や調整不要で即座に稼働可能
- 業務フローに合わせた独自カスタマイズに対応
まとめ
AI電話自動応答サービスの乗り換えは、通話ログで用件ごとの結果や転送の理由を把握し、電話番号の切り替え方式を決めることから始めます。会話シナリオや固有名詞の登録を整理して移し替え、録音データの保管と削除のルールも決めておきましょう。番号の利用方式や連携先は製品ごとに異なるため、AI電話自動応答サービスを資料請求して比較検討してください。

