コンフィグ管理ツールの市場規模は?
ネットワーク機器やサーバーの設定を管理するコンフィグ管理ツールは、ITRが集計するAIOps/運用自動化市場の一部にあたります。ITRによると、国内のAIOps/運用自動化市場は2024年度に86億4,800万円で、前年度比19.8%増でした。2025年度も18.9%増が見込まれ、2024〜2029年度のCAGRは20.4%と予測されています。障害対応の自動化なども含む市場全体の数字で、コンフィグ管理ツールだけの金額ではありません。
ITトレンドには、コンフィグ管理ツールとして6製品が掲載され、提供企業は5社です。そのうちITトレンドから資料請求できるのは2製品で、残る4製品は情報のみの掲載です。コンフィグ管理の考え方や代表的なツールについては、コンフィグ管理とは?インターネット関連機器の設定管理ツールを紹介をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、コンフィグ管理ツールの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なコンフィグ管理ツール
まずは、ITトレンドに掲載されているコンフィグ管理ツールを紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のコンフィグ管理ツールはネットワーク機器の設定を管理する製品が6製品中3製品を占めます。資料請求ランキングの1位はUnimus、2位はNetwork Configuration Managerで、どちらもネットワーク機器向けです。そのほか、サーバーの設定の自動化や、ITサービスの構成情報を扱う製品も並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている6製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| Unimus | ジュピターテクノロジー株式会社 | できる(1位) | マルチベンダー機器の設定の自動バックアップや差分確認、設定展開を自動化。 |
| Network Configuration Manager | ゾーホージャパン株式会社 | できる(2位) | コンフィグの自動バックアップや世代管理に加え、脆弱性やITコンプライアンスも管理。 |
| SolarWinds Network Configuration Manager | ジュピターテクノロジー株式会社 | 情報のみ掲載 | 設定のバックアップや一括変更、ファームウェア更新、脆弱性評価を自動化する。 |
| Itamae | GitHub,Inc. | 情報のみ掲載 | Rubyで書いたレシピをもとに、サーバーの設定を自動化するオープンソースのツール。 |
| Configuration management with Red Hat Ansible Automation Platform | レッドハット株式会社 | 情報のみ掲載 | IT資産の構成管理やプロビジョニング、パッチ適用などを自動化・統合する基盤。 |
| サービス構成管理 | 株式会社ユニリタ | 情報のみ掲載 | インシデント管理や変更管理、構成管理を統合し、ITサービスを管理する基盤。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているコンフィグ管理ツールは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のコンフィグ管理ツール市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている6製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.ネットワーク機器の設定管理が中心、脆弱性対策も
掲載6製品のうち3製品は、ネットワーク機器の設定のバックアップや変更管理を自動化する製品です。そのうち2製品は、脆弱性への対応やコンプライアンスの管理も掲げています。ゾーホージャパンのNetwork Configuration Managerと、SolarWindsの同名の製品です。設定の管理を、障害への備えだけでなくセキュリティや監査の対応にも生かす流れがうかがえます。
2.サーバーやITサービスの構成を扱う製品も
残る3製品は、ネットワーク機器以外の構成を扱います。Itamaeはサーバーの設定を、レッドハットの製品はIT資産の構成管理やパッチ適用を自動化します。ユニリタのサービス構成管理は、インシデントや変更の管理とあわせて構成情報を一元管理する製品です。同じ「構成管理」でも、対象がネットワーク機器、サーバー、ITサービスに分かれています。
3.資料請求できるのは2製品、同じ会社の製品も
ITトレンドから資料請求できるのは、UnimusとNetwork Configuration Managerの2製品です。提供企業は5社で、ジュピターテクノロジーはUnimusとSolarWindsの製品の2製品を扱っています。レビューはまだなく、製品ページの内容から候補を見比べる段階といえそうです。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■マルチベンダーのネットワーク機器の設定を、自動でバックアップ・管理したい企業
- Unimus / Network Configuration Manager / SolarWinds Network Configuration Manager
- ■サーバーやITインフラの設定作業を自動化したい企業
- Itamae / Configuration management with Red Hat Ansible Automation Platform
- ■ITサービスの構成情報を、インシデントや変更の管理とあわせて扱いたい企業
- サービス構成管理
同じコンフィグ管理ツールでも、対象がネットワーク機器か、サーバーか、ITサービス全体かで製品が変わります。管理したい設定がどの機器・システムのものかを先に整理しておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●資料請求ランキングに入るのは2製品で、レビューはまだ投稿されていない
- ●対象がネットワーク機器・サーバー・ITサービスと製品ごとに違うため、同じ「構成管理」として単純に比べない
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、管理したい機器の種類や台数、今使っている運用管理の仕組みに合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うコンフィグ管理ツールを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、コンフィグ管理ツールの市場の様子を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の運用に合うかを確かめてみてください。

