データ最適化ソフトの市場規模は?
データ最適化ソフトは、画像やPDFなどのファイル容量を小さくし、送信や保存をしやすくするソフトです。データ最適化ソフトに限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。重いファイルの受け渡しを支える近い分野では、調査会社のITRが国内のユーザー間ファイル転送市場は2023年度に55億7,000万円と発表しています。前年度比8.2%増で、2028年度には75億円に達すると予測されていますが、データ最適化ソフトそのものの数字ではありません。
ITトレンドには、データ最適化ソフトとして9製品が掲載され、提供企業も9社です。現在、ITトレンドから資料請求できる製品はなく、9製品すべてが情報のみの掲載です。データ最適化の機能や比較のポイントについては、データ軽量化・データ最適化アプリとは?機能や比較ポイントを解説をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、データ最適化ソフトの動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なデータ最適化ソフト
まずは、ITトレンドに掲載されているデータ最適化ソフトを紹介します。製品ページの掲載内容は、どんな種類の製品があるかを知る手がかりです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のデータ最適化ソフトは画像やPDFなどの容量を軽くする製品が9製品中6製品を占めます。ITトレンドから資料請求できる製品はまだなく、すべて情報のみの掲載です。容量を軽くする製品のほか、ファイルの圧縮・解凍ソフトなど、用途の違う製品も並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている9製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| imgix | Imgix | 情報のみ掲載 | 画像・動画をURLパラメータでリアルタイムに変換・最適化し、CDNで配信するSaaS。 |
| 縮小専用。 | 有限会社インターセクション | 情報のみ掲載 | 複数の画像を簡単な操作で一括して指定サイズに縮小できる、Windows向けソフト。 |
| Antelope | ボールドライト株式会社 | 情報のみ掲載 | JPEG・PNG画像を、可逆・非可逆を切り替えて一括で圧縮できるWindows向けソフト。 |
| iLoveIMG | iLovePDF S.L. | 情報のみ掲載 | インストール不要で、ブラウザ上で画像の圧縮やリサイズ、形式変換ができる。 |
| PDF Slim | 株式会社インプレス | 情報のみ掲載 | PDF内の画像や余白を圧縮・最適化して、ファイルサイズを軽くするWindows向けソフト。 |
| NXPowerLite™ | 株式会社オーシャンブリッジ | 情報のみ掲載 | OfficeファイルやPDF、JPEGなどを、ファイル形式を変えずに軽量化できる。 |
| CubeICE | 株式会社キューブ・ソフト | 情報のみ掲載 | ZIPなどの圧縮と多くの形式の解凍に対応し、文字化け対策も備えたフリーソフト。 |
| TheUnarchiver | MacPaw Way Ltd. | 情報のみ掲載 | ZIP、RAR、7zなど多数の形式に対応した解凍ソフト。広告なしで使える。 |
| 検索拡張プラグイン | M-SOLUTIONS株式会社 | 情報のみ掲載 | kintoneアプリの一覧画面に検索窓を設置し、よく使う条件ですばやく検索できる。 |
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
[分析]2026年のデータ最適化ソフト市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている9製品の製品ページから、市場の傾向を整理します。
1.画像やPDFの容量を軽くする製品が中心
掲載9製品のうち6製品は、画像やPDFなどのファイル容量を軽くする製品です。そのうち4製品は画像が対象で、PDF SlimやNXPowerLite™はPDFやOfficeファイルの軽量化に対応します。メールでの送信やファイル共有の前に、容量を小さくしたいという用途が中心です。
2.簡単な操作を掲げるソフトと、Web上で使える製品
製品ページでドラッグ&ドロップの簡単な操作を掲げる製品は、9製品中4製品です。Windows向けのソフトが3製品ある一方で、imgixやiLoveIMGのように、クラウドやブラウザで使える製品もあります。担当者が手元で処理するか、Web上で自動化するかで選ぶ製品が変わりそうです。
3.資料請求できる製品はなく、無料で使える製品も
ITトレンドから資料請求できる製品はまだなく、9製品すべてが情報のみの掲載です。CubeICEは個人・法人を問わず無料で商用利用もでき、iLoveIMGも無料プランで主要機能を使えます。比べる材料は製品ページが中心のため、対象のファイル形式と使う環境から候補を絞る段階といえそうです。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■画像の容量をまとめて軽くしたい企業
- 縮小専用。 / Antelope / iLoveIMG
- ■PDFやOfficeファイルを軽くしてメールで送りたい企業
- PDF Slim / NXPowerLite™
- ■ZIPなどのファイルの圧縮・解凍を行いたい企業
- CubeICE / TheUnarchiver
同じデータ最適化ソフトでも、対象のファイル形式や使えるOSは製品ごとに違います。軽くしたいファイルの種類と、使うパソコンのOSを先に確かめておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●kintoneの検索を拡張するプラグインなど、ファイルの軽量化とは用途の違う製品も同じカテゴリに並ぶ
- ●WindowsやmacOS向けなど対応するOSが製品ごとに違うため、自社の環境で使えるかを確かめる
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類の製品があるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、扱うファイルの形式や圧縮後の画質、社内での使い方に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うデータ最適化ソフトを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、データ最適化ソフトの市場の様子を紹介しました。気になる製品は製品ページや各社の情報で機能を比べ、自社の業務に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、データ軽量化ソフトを比較し、選ぶポイントも紹介しています。あわせてご覧ください。

