ダイレクトリクルーティング代行の市場規模は?
ダイレクトリクルーティング代行は、企業が候補者に直接スカウトを送る採用活動を、代わりに担うサービスです。この分野に限った市場規模は、公開されている統計や調査会社の発表では確認できません。同じく採用を支える人材紹介では、厚生労働省の速報値で2024年度の民営職業紹介事業所の手数料収入が約9,835億円となり、前年度比17.6%増でした。人材紹介の手数料の規模で、ダイレクトリクルーティング代行そのものの数字ではありません。
出典:厚生労働省「令和6年度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)」(2026年10月19日に利用)
ITトレンドには、ダイレクトリクルーティング代行として10製品が掲載され、提供企業も10社です。そのうちITトレンドから資料請求できるのは1製品で、残る9製品は情報のみの掲載です。ヘッドハンターとダイレクトリクルーティングの違いについては、ヘッドハンターとは?役割や依頼費用、ダイレクトリクルーティングとの違いを解説をご覧ください。
ここからは、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ダイレクトリクルーティング代行の動きを見ていきます。
ITトレンドに掲載されている主なダイレクトリクルーティング代行
まずは、ITトレンドに掲載されているダイレクトリクルーティング代行を紹介します。資料請求ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のダイレクトリクルーティング代行はスカウトや採用業務を代わりに担う代行サービスが10製品中6製品を占めます。資料請求できるのは、ランキング1位のRoboRobo スカウト代行の1製品です。AIでスカウトを自動化するツールや、採用プラットフォームも並ぶ点が特徴です。
次の図は、掲載されている10製品を、製品ページの掲載内容をもとに用途で分けたものです。その下の表では、ITトレンドから資料請求できるかどうかもあわせて示しています。
| 製品名 | 提供企業 | 資料請求 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| RoboRobo スカウト代行 | オープン株式会社 | できる(1位) | AIと経験者が候補者を選び、戦略立案から返信対応・日程調整まで代行。 |
| ダイレクトソーシング支援 | 株式会社ダイレクトソーシング | 情報のみ掲載 | 専任担当者が採用実務を一貫して支援し、企業はコア業務に集中できる。 |
| サクルート | 合同会社ドリームアップ | 情報のみ掲載 | AIとプロの手でスカウトを代行。全職種・各スカウト媒体に対応。 |
| エンジニア特化型採用代行サービス | 株式会社ネオキャリア | 情報のみ掲載 | エンジニア経験者が在籍し、スカウトメールによるエンジニア採用を代行する。 |
| まるごと人事 | マルゴト株式会社 | 情報のみ掲載 | 自社社員が伴走する月額制の採用代行。最短1ヶ月から契約できる。 |
| デザイナー・クリエイター専門 人材紹介・採用代行(RPO) | 株式会社クリーク・アンド・リバー社 | 情報のみ掲載 | デザイン領域に特化し、採用の戦略立案から選考まで支援。 |
| Gorone | 株式会社スタンダードファクトリー | 情報のみ掲載 | 候補者検索から1to1の文面作成・送信までをAIで自動化。初期費用0円から。 |
| LAPRAS | LAPRAS株式会社 | 情報のみ掲載 | AIでエンジニアのポートフォリオを自動生成・スコア化し、マッチングを支援。 |
| OpenWorkリクルーティング | オープンワーク株式会社 | 情報のみ掲載 | 社員の声で企業の魅力を伝え、知名度によらず候補者を集めやすくする。 |
| ケンカツ | 株式会社ケンカツ | 情報のみ掲載 | LINEを活用した建設業向けのマッチング・施工管理。職人の募集にも対応。 |
※「資料請求」の順位は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※「情報のみ掲載」の製品は、ITトレンドから資料請求できません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているダイレクトリクルーティング代行は、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のダイレクトリクルーティング代行市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている10製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.スカウトの運用代行が中心、職種を絞ったサービスも
掲載10製品のうち6製品は、スカウトの送信や採用業務を企業に代わって担う代行サービスです。ネオキャリアのサービスはエンジニアに、クリーク・アンド・リバー社のサービスはデザイナー・クリエイターに絞って支援します。採用したい職種によって、代行先を選び分ける形がうかがえます。
2.AIを使う製品が4製品、人の確認と組み合わせる例も
製品ページでAIの活用に触れる製品は4製品です。RoboRobo スカウト代行とサクルートは、AIだけでなく、採用支援の経験者やプロの手も使ってスカウトを行います。Goroneは、候補者の検索から文面の作成・送信までをAIで自動化するツールです。
3.採用プラットフォームも並び、資料請求できるのは1製品
LAPRASやOpenWorkリクルーティングのように、候補者と企業が出会う採用プラットフォームも掲載されています。建設業の職人採用にLINEを使うケンカツなど、業種に特化した製品もあります。ITトレンドから資料請求できるのは1製品だけで、レビューもまだ投稿されていません。
どれを選ぶべき?目的別のおすすめ
- ■スカウトの送信から返信対応まで、運用をまとめて任せたい企業
- RoboRobo スカウト代行 / サクルート / ダイレクトソーシング支援
- ■エンジニアやデザイナーなど、特定の職種の採用を任せたい企業
- エンジニア特化型採用代行サービス / デザイナー・クリエイター専門 人材紹介・採用代行(RPO)
- ■候補者の検索からスカウトの送信までを、AIで自動化したい企業
- Gorone
同じスカウトの代行でも、人が運用を担うサービスと、AIで作業を自動化するツールとでは、自社に残る作業が違います。採用の体制で候補が変わるため、どこまでを外部に任せ、どこを自社で担うかを先に決めておくと比べやすくなります。
掲載製品をどう活かす?比較するときの注意点
- ●情報のみ掲載の製品はITトレンドから資料請求できないため、各社に直接問い合わせる必要がある
- ●レビューがまだ投稿されておらず、導入後の評価を口コミで比べられない
- ●スカウトの代行と、候補者と出会う採用プラットフォームが同じカテゴリに並ぶため、サービスの形を確かめる
掲載製品の顔ぶれは、どんな種類のサービスがあるかを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、採用したい職種や、使っているスカウト媒体に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うダイレクトリクルーティング代行を比較検討しよう
この記事では、ITトレンドに掲載されている製品の顔ぶれから、ダイレクトリクルーティング代行の市場の様子を紹介しました。気になるサービスは資料請求や製品ページで内容を確かめ、自社の採用の体制に合うかを比べてみてください。
以下の記事では、スカウト代行サービスを比較し、費用や選び方も紹介しています。あわせてご覧ください。

