DLPとは
DLP(Data Loss Prevention)は、企業の機密情報や重要データの紛失、外部への漏えいを防ぐためのセキュリティシステムです。機密情報を自動的に特定し、送信や出力などの社外への持ち出しを防ぎます。DLPを導入することで、ヒューマンエラーもしくは故意による情報漏えいを防止し、従業員や管理者の負担軽減が可能です。
また、従来の情報漏えい対策とは異なり、データ自体に焦点を当て、より効果的に機密情報を保護できます。企業の機密情報の安全性が確保され、外部への漏えいリスクが軽減されます。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。
DLP導入のメリット
DLP(Data Loss Prevention)は、企業の機密情報を守るうえで非常に重要な役割を果たします。DLPの導入には、具体的に以下のようなメリットがあります。
- ●重要情報の監視
- ●ヒューマンエラーの防止
- ●不正行為の検知と対応
DLPは機密情報をリアルタイムで監視しているため、情報漏えいのリスクを効果的に低減し、安全性を保ちます。
さらに、誤った操作やうっかりミスといった人的ミスによる情報漏えいを未然に防ぐ機能を持っています。例えば、機密情報のコピー時に自動的にアラートを出したり、印刷を制限したりすることが可能です。
また、不正な行動を検知し、即座に警告や操作のキャンセルを行うことで、被害を最小限に抑えられます。これらのメリットにより、企業は機密情報の安全性を高め、ビジネス上のリスクを効果的に管理できます。
DLPのメリットについて、詳しくは以下の記事でも解説しているため、あわせて参考にしてください。
無料DLPの注意点
無料DLP(Data Loss Prevention)ソリューションを選ぶときは、いくつかの注意点があります。
最も重要なのは、無料のDLPソリューションのなかには、基本的な機能のみが利用可能で、高度なセキュリティ機能やカスタマイズオプションが不足しているものがある点です。
無料で利用できるソリューションは一般的に、機密情報を検出し監視する基本的な能力は備えているものの、複雑なデータ保護ニーズには対応していない場合があります。
さらに無料DLPツールは、企業規模が大きくなるにつれてスケールアップする能力に限界があるため、大規模なデータセットや高度なセキュリティ要件を持つ組織には適していない場合があります。多くのソリューションにおいて無料ツールのサポートとアップデートは限られており、新しい脅威や最新の規制要件に迅速に対応するのは難しいでしょう。
一方で有料のDLPソリューションでは、これらの問題の多くが解決される製品を見つけることが可能です。有料のソリューションは、より高度な機能やカスタマイズのオプション、専門的なサポート、そして継続的なアップデートを提供してくれます。
組織のセキュリティ要件とリソースを考慮したうえで、無料と有料のDLPソリューションの両方を比較検討し、最も適した選択をすることが重要です。
無料トライアル・無料デモがあるおすすめDLP製品
ここからは無料トライアルや無料デモが利用できるおすすめのDLP製品を紹介します。まずは無料トライアルで使い勝手や自社ニーズを満たせるか確認したい場合は、ぜひ参考にしてください。
ラネクシーDLPソリューション
株式会社ラネクシーのDLP(Data Loss Prevention)ソリューションは、企業内の機密情報の漏えいを防止するための強力なセキュリティツールです。
企業内のデバイス制御を通じて情報漏えいを防ぎ、パソコンからのデータの持ち出しを制御することで、内部からの情報漏えいリスクを最小限に抑えます。
ユーザーに大きな負担をかけることなく、パソコンからのさまざまな持ち出しルートを制御し、データ漏えいを防止可能です。具体的には、USBポートやCD/DVDドライブなどのデバイスを介したデータの移動を監視し、必要に応じて制限することで実現します。
また、インストールしたあとに、30日間の無料トライアル版プログラムを利用することで、自社ニーズとの相性を時間をかけて確認できるでしょう。
クラウド配信型エンタープライズDLP
パロアルトネットワークス株式会社のクラウド配信型エンタープライズDLPは、ネットワークやクラウド、ユーザー間の機密データを発見・監視し、保護する包括的なソリューションです。業界で最も広範なクラウドネイティブのデータ損失防止(DLP)ソリューションとして知られています。
クラウドやAIを活用して、データの保護とセキュリティの向上を実現させることで、データの漏えいや不正利用を効果的に防げるでしょう。
また、無料トライアル期間中も含め、詳細なサポートとガイダンスが受けられるのも大きなメリットです。
無料トライアルや無料デモを利用して製品を比較してみよう
DLPソリューションには、無料トライアルや無料デモを利用できるものがあります。無料で導入することにより、自社のセキュリティニーズを満たせるのか、運用面の課題はないかといった確認が可能です。
一方で、無料のDLPソリューションのなかには機能が限られているものがあるため、有料のソリューションを検討する必要もあるでしょう。無料のものと有料のものを比較検討するために、まずは資料請求してみてはいかがでしょうか。