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【無料あり】Webアクセシビリティ診断サービス・ツールの比較7選!

【無料あり】Webアクセシビリティ診断サービス・ツールの比較7選!

Webアクセシビリティは、誰もが快適に情報へアクセスできるようにするための重要な取り組みです。近年は法的要請も強まり、企業にとっても重要なテーマとなっています。

この記事では、Webアクセシビリティ診断の基本から種類、選び方、費用、そしておすすめの診断サービス・ツールまでを紹介します。自社の状況にあわせたツール選定にお役立てください。

この記事は2026年3月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    Webアクセシビリティとは?

    近年、多様なユーザーにとって使いやすいWebサイトづくりが求められる中で、「Webアクセシビリティ」という言葉が注目を集めています。まずは、Webアクセシビリティの基本的な考え方を解説します。

    Webアクセシビリティの定義

    まず、Webアクセシビリティとは、年齢や身体的条件に関係なく、すべてのユーザーがWebサイトを快適に利用できる状態を指します。例えば、視覚に障がいがあるユーザーがスクリーンリーダーを使って正しく情報を取得できる設計なのかは、一つの指標になります。

    Webアクセシビリティ診断サービス・ツールは、Webアクセシビリティを自動でチェックするサービス・ツールです。画像の代替テキストの有無、見出しやリンクの構造、文字と背景のコントラストなどを評価基準にもとづいて検出します。

    Webアクセシビリティ診断の重要性

    アクセシビリティ対応は、ユーザーの利便性向上だけでなく、社会的責任としても重要視されるようになっています。日本では、2024年に障害者差別解消法が改正され、民間企業にも合理的配慮が義務化されました。さらに、JIS X 8341-3:2016や国際的なガイドラインであるWCAGへの準拠が、企業サイトの信頼性を高める基準とされています。

    Webアクセシビリティ対応は任意ではなく、法令対応の一環として求められるようになっています。診断を通じて現状の適合度を把握し、必要な改善策を講じることは、法的リスクを回避する意味でも非常に重要です。

    デジタル庁が公開している、初心者向けのWebアクセシビリティ導入ガイドブックもあります。興味のある方は、以下のサイトを参考にしてください。

    参考:ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック|デジタル庁

    Webアクセシビリティを診断するメリット

    Webアクセシビリティ診断には、法令遵守以外にもさまざまなメリットがあります。ここでは、診断によって得られる代表的な3つのメリットを紹介します。

    ■Webサイトの品質向上
    誰にとっても見やすく使いやすい構造に整えることで、サイト全体の完成度が高まります。アクセシビリティに配慮された設計は、ユーザーの離脱防止にもつながります。
    ■SEOの強化
    構造化データの整備やテキスト情報の明確化により、検索エンジンからの評価が向上します。結果として、検索結果での表示順位アップが期待できます。
    ■顧客体験(CX)の向上
    すべてのユーザーがスムーズに情報へアクセスできるようになり、ストレスの少ない利用体験を提供できます。利用者満足度が高まることで、企業への信頼やロイヤリティ向上にもつながります。

    Webアクセシビリティ診断の種類

    アクセシビリティ診断にはいくつかの手法があり、それぞれの特徴や活用シーンが異なります。自社の目的にあった診断方法を選んでみてください。

    ■自動診断:専用のツールを使って、WebサイトのHTMLやCSSなどのコードを自動的にチェックする方法
    • ・コーディングミスやラベル不足など、機械的に検出できる問題に強い
    • ・短時間で多くのページをチェックでき、初期診断に最適
    • ・見た目や文脈による判断が必要な課題は見落とされることがある
    ■手動診断:専門家が実際にサイトを操作しながら、表示内容や読み上げ結果、UIの構造などをチェックする方法
    • ・自動診断では検出しきれない、読み順の不自然さや、キーボード操作のしづらさなどを発見できる
    • ・デザインやコンテンツの意図をくみ取りながら評価できる
    • ・時間とコストはかかるが、より深い品質評価が可能
    ■ユーザーテスト:実際に視覚・聴覚・身体的な障がいをもつユーザーにWebサイトを使ってもらい、使いやすさや課題をフィードバックしてもらう方法
    • ・実際の利用環境・行動に基づく評価が得られる
    • ・机上では気づけない、本当に困っているポイントが明らかになる
    • ・定性的な情報が得られる分、課題の本質を捉えやすい

    つまり、自動診断は「効率よく、広く浅く」、手動診断は「人の目で深く丁寧に」、ユーザーテストは「本当のユーザー視点でリアルに」チェックできる特性があると言えます。

    無料ツールと有料ツールの違い

    診断に使用するツールには、無料で利用できるものと有料で高機能なものがあります。予算や目的に応じて、適切なツールを選定することが重要です。

    無料ツールは気軽に利用でき、初期段階の診断やトライアルに適しています。ただし、サポートや診断の深度には制限があるため、本格的な対策には向かない場合もあります。一方、有料ツールは詳細なレポートや専門スタッフによるサポートが受けられるため、継続的な改善や法的要件への対応を検討している企業には最適です。自社のニーズと照らしあわせて選びましょう。

    Webアクセシビリティ診断サービス・ツールの選び方

    多くの診断サービスやツールがあるなかで、自社にあったものを選ぶためにはいくつかの判断基準があります。ここでは主な3つのポイントを紹介します。

    目的にあった機能があるか

    診断だけできれば十分なのか、改善提案を重視するのか、あるいは法的証明書の取得が目的なのかなど、求める成果によって選ぶべきツールは異なります。診断を通じて何を達成したいかを明確にし、それに応じた機能を持つサービスを選定しましょう。

    規模感と予算のバランスは適切か

    診断ツール・サービスは、無料で使える簡易タイプから数十万円規模の本格的なものまで、幅広く存在します。Webサイトのページ数や診断対象範囲を考慮し、自社の予算に見合ったものを選びましょう。継続的な利用を視野に入れている場合は、長期的な費用対効果でツールを見極めることが大切です。

    必要な法的要件に適合しているか

    JIS X 8341-3:2016やWCAGなどのガイドラインに準拠しているかは、企業としての信頼性にも関わります。法令や業界基準に適合したツールやサービスを選ぶことで、今後の拡張性や監査対応にも安心して対応できます。また、現法令への対応だけでなく、新たな基準が制定された時のアップデートもスムーズなツールであれば、より長期的に利用が可能です。

    Webアクセシビリティ診断の費用相場

    診断サービスの導入を検討するうえで、費用感を把握しておきましょう。診断の範囲や方法によって金額は大きく異なります。

    診断の範囲費用相場
    簡易診断無料~10万円程度
    詳細診断20~30万円程度(10ページ程度の場合)
    包括的なサービス40万円~

    主な価格の変動要因は、診断対象のページ数・診断項目数・チェックの厳しさ・ライセンス数・診断方法です。手間や時間がかかるほど、診断が丁寧な反面、価格も高くなる傾向にあります。

    【無料】Webアクセシビリティ診断ツール

    まずは手軽に診断を始めたい方におすすめなのが、無料で使える診断ツールです。簡易的ながらも、基本的な問題点を把握するには十分な機能を備えています。

    Lighthouse (グーグル合同会社)

    《Lighthouse》のPOINT
    1. パフォーマンス、アクセシビリティ、SEOを診断
    2. Lighthouseは拡張機能の他Node等でも利用可能。
    3. 分析に基づき課題を抽出後、具体的な改善策を実行・検証する。

    NVDA (株式会社シュアルタ)

    《NVDA》のPOINT
    1. NVDAは無料で多機能なWindows用読上げソフト
    2. Windows 11/10/8.1に対応しています。
    3. 取引ルールや操作を正確に理解でき、トラブル時も安心。

    Color Contrast Analyser

    The Paciello Groupが提供する「Color Contrast Analyser」は、テキストと背景色のコントラスト比を測定できる無料アクセシビリティ診断ツールです。チェックしたい色をスポイトで指定するだけで、WCAG 2.1や2.2に準拠した基準に適合しているかを即座に判定できます。Mac・Windowsの両方に対応しており、デザイナーや開発者のアクセシビリティ確認に広く利用されています。視認性に配慮した配色設計を行いたい企業に適しています。

    【有料】Webアクセシビリティ診断ツール・サービス

    より精度の高い診断や専門的なサポートを求める場合は、有料サービスの導入が効果的です。継続的な改善や社内のアクセシビリティ対応体制づくりにもつなげやすい点が特徴です。

    Axeプラットフォーム (Deque Systems, Inc.)

    《Axeプラットフォーム》のPOINT
    1. 自動テストでアクセシビリティ問題を迅速に検出
    2. ワークフロー統合により開発を効率化
    3. アクセス健全性の把握とROIレポートを提供します。

    Siteimprove (Siteimprove株式会社)

    《Siteimprove》のPOINT
    1. 高性能なSEO・マーケティング分析ツール
    2. アクセシビリティと包摂性の向上支援
    3. データを活用したコンテンツ最適化で収益向上を実現。

    WAIV2 (株式会社U'eyes Design)

    《WAIV2》のPOINT
    1. JIS規格やWCAG 2.1の基準に対応
    2. サイト評価の結果と問題点、修正箇所の詳細説明
    3. PDFをマルチデバイスで共有、評価、一括管理できる。

    ユニウェブ (株式会社Kiva)

    《ユニウェブ》のPOINT
    1. 簡単設定で即日アクセシビリティ機能を導入。
    2. 文字サイズや色の調整など多様なアクセシビリティ機能
    3. 多様な利用者にやさしいウェブ体験を実現します。

    Webアクセシビリティ診断の流れ

    Webアクセシビリティ診断は、一度きりの作業ではなく、段階を踏んで継続的に進めることが重要です。ここでは、診断から改善、運用までの基本的な流れを5つのステップで紹介します。

    1.目的と診断基準の確認
    アクセシビリティ対応を行う目的を明確にすることが最初のステップです。例えば、「法令対応のため」や「誰もが使いやすいサイトを目指すため」など、方針によって必要な取り組みは変わってきます。あわせて、JIS X 8341-3やWCAGといった基準のどこまで準拠するかも、事前に整理しておく必要があります。
    2.ツールやサービスによる課題特定
    次に、専用ツールや外部の専門サービスを活用して、Webサイトの問題点を洗い出します。コードレベルの構造的なエラーから、ユーザー操作のしづらさまで、幅広くチェックすることが求められます。診断結果は後の改善方針に直結するため、精度の高い課題把握が鍵となります。
    3.優先順位にもとづく改善計画の作成
    把握した課題に対しては、重要度やユーザーへの影響度を踏まえたうえで、優先順位をつけて対応することが大切です。一度にすべてを改善するのは現実的ではないため、段階的な実施計画を立てましょう。また、チーム内のスケジュールやリソース状況に応じた対応計画にすることで、無理なく進行できます。
    4.改善作業とユーザーテストの実施
    改善作業を進めた後は、実際のユーザーに使ってもらい、使いやすさを再確認することが重要です。ユーザーテストを通じて、想定していなかった使いづらさが見つかることもあります。操作性や視認性などを細かくチェックし、最終的な品質向上につなげましょう。
    5.運用体制の構築と継続的な改善
    Webアクセシビリティは、一度対応して終わりではなく、定期的な見直しと改善が求められます。新たなコンテンツ追加や法改正に対応するためにも、運用体制の整備が欠かせません。社内でルールを定めたり、定期診断を行ったりすることで、アクセシビリティを継続的に維持できます。
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    Webアクセシビリティ診断はサイト構築時が最適

    Webアクセシビリティへの対応は、Webサイトの公開後よりも、構築段階で実施するのが理想的です。初期設計の段階で診断を取り入れることで、あとから大幅な修正を行う必要がなくなり、開発コストや工数を抑えられます。構造やデザインを整える段階でアクセシビリティの視点を加えることで、品質の高いサイトを効率よく構築できます。

    また、納期に余裕がある段階で診断・改善に取り組むことで、チェック項目の見落としや対応ミスを防ぎやすくなり、焦らずより正確なアクセシビリティ対応が実現しやすくなります。Webサイトの構築に際してWebアクセシビリティ診断を検討している方は、以下のホームページ制作サービスの記事もあわせてご覧ください。アクセシビリティ以外の比較ポイントも紹介しています。

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    まとめ

    Webアクセシビリティ診断は、すべてのユーザーにとって使いやすいWebサイトを実現する第一歩です。無料ツールで手軽に始め、必要に応じて有料サービスへ切り替えることで、段階的に対応できます。自社の目的や予算に応じた最適な診断ツールを選び、アクセシビリティ向上に取り組みましょう。

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