ベアメタルクラウドとは
「ベアメタルクラウド」は、物理サーバの“高い処理能力”と“安定性”などのメリットの他に、
仮想サーバの “スピード”や“手軽さ”といったメリットを併せ持つサーバサービスです。
コントロールパネルから物理サーバが数十分で作成できるほかに、
複製やリストア・テンプレート化といった操作も実現いたします。
仮想サーバに加えて、物理サーバをもオンデマンド利用ができる「ベアメタルクラウド」は、
安定したパフォーマンスが必要であれば物理サーバの方を利用し、
分散させることにより可用性をアップさせるなら、仮想サーバを利用するといった使い分けも自由自在にできます。
大小様々なWebサービス・システムを安定稼働させたいという方に最適なサーバサービスです。
ベアメタルクラウドの強み
●物理サーバをオンデマンド利用
コントロールパネルから物理サーバを作成・複製・削除し、従来困難だった物理サーバのクラウド化を実現しました。
物理サーバのメリットとして、仮想サーバとの性能差の他に、パフォーマンスが安定していることや、
仮想化基盤等のオーバーヘッドがないため、ハードウェア性能を100%引き出すことができます。
●1コア仮想サーバから2CPU物理サーバといった幅広い選択肢
サービスの幅の広さが「ベアメタルクラウド」の強みです。
小さな1VMからハイパフォーマンスな物理サーバまでを目的に合わせて使い分けることができます。
●バックアップデータからシームレスに複製・リストア
P2P( Physical to Physical )、V2V( Virtual to Virtual )といった、物理サーバ・仮想サーバ同士のデータ移行のほか、
P2V( Physical to Virtual )、V2P( Virtual to Physical )といった物理サーバ・仮想サーバ間でのデータの移行も、
コントロールパネルからシームレスに行うことができます。
変化が大きいサービスでも、幅広い選択肢から随時最適なリソース割当が可能です。
●変動要素の少ない料金体系
回線バックボーンは「10Gbps」。1アカウントあたり、月間で平均「100Mbps」まで無料で利用可能です。
物理サーバもパブリックVMも、25日で月間の上限価格が適用され利用料が固定されます。
さらに、プライベートVMはそのホストとなる物理サーバに対する課金のみのため、
リソースの範囲内で自由に利用可能です。
ベアメタルクラウドで解決できる課題
◆サーバ集約 ~他サービスからの移転~
・一般的な仮想サーバの場合、ノードのリソース:CPUやメモリは複数社で共有されており、スペック通りの性能が得られない
・タイミングによっては性能が一定しないことも多く、当初の計画よりも仮想サーバが増えてしまうというケースも少なくない
・複数のベンダーで仮想サーバを利用していることにより運用が煩雑になり、料金の支払い手続き等の人的コストがかかる
⇒仮想サーバを高性能な物理サーバに変更することにより運用台数の削減が可能。
管理対象ノード数が減ることにより、運用管理コストの削減が見込める。
⇒複数社にまたがっていたサーバを1社に集約し、料金の支払い等の事務処理もスリム化。
運用担当の技術系スタッフだけでなく、事務スタッフの業務の合理化も実現。
◆サーバ集約 ~プライベートVMに移行~
・物理サーバで運用していたが、サービス縮小などの様々な要因によって物理サーバほどのリソースが不要になるケースもある
・物理サーバの場合、一旦利用を開始したノードをサービスの状況に応じて変更するといった柔軟な運用ができない
⇒物理サーバであってもサービスの状況に応じた物理ノードの変更や仮想サーバへの移行が手軽に実現
⇒コントロールパネルから最適な環境への移行が手軽に行える