キッティングサービスの市場規模は?
キッティングサービスが作業の対象とするパソコンについては、電子情報技術産業協会(JEITA)が国内の出荷実績を公表しています。JEITAによると、2025年度のパソコンの国内出荷台数は1,091万3,000台で、前年比131.4%でした。出荷金額は1兆1,684億円(前年比120.7%)です。JEITAの自主統計に参加する8社の集計で、キッティングサービスそのものの数字ではありません。
出典:一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)「パーソナルコンピュータ国内出荷実績」(2025年度)
ITトレンドにはキッティングサービスとして3製品が掲載され、提供企業も3社です。ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、キッティングサービスの動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP3】いま注目されるキッティングサービス
まずは、資料請求ランキングから人気のサービスを紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のキッティングサービスはセイノー情報サービスの「キッティングサービス」が資料請求ランキング1位です。2位はウチダエスコの同じ名前のサービス、3位は情シス業務を幅広く支援するIT TasCalでした。いずれも、PCの設定作業だけでなく、配送や情シス業務の支援など前後の作業まで任せられるサービスです。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP3です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 提供企業 | 対象の企業規模 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | キッティングサービス | セイノー情報サービス | 100名以上 5,000名未満 | PCやスマートデバイスの調達から個別仕様のキッティング、現地設置まで物流とセットで提供。 |
| 2位 | キッティングサービス | ウチダエスコ | 100名以上 | 自社のキッティングセンターで、ドライバやアプリのインストール、構成の変更を代行。 |
| 3位 | IT TasCal | スリー・イー | 全ての規模に対応 | 情シス業務を常駐型・遠隔型で支援し、インフラ構築やヘルプデスク、キッティングに対応。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。提供形態と参考価格は製品一覧に掲載がないため、対象の企業規模を載せています。
※キッティングサービスのカテゴリには、集計できるレビューがまだありません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているキッティングサービスは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のキッティングサービス市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている3製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.設定作業だけでなく、調達や配送までまとめて任せる
製品ページの紹介を見ると、3製品のうち2製品が、キッティングの前後にある物流まで扱っています。セイノー情報サービスは端末の調達から現地設置までを物流サービスとセットで提供します。ウチダエスコも、時間指定や一括搬入などの配送と、梱包材・緩衝材の回収に対応します。設定と配送を分けずに、一度に頼みたい関心がうかがえます。
2.情シス業務の一部としてキッティングを頼む形も
3位のIT TasCalは、キッティング専門ではなく、情シス部門の業務を幅広く支援するサービスです。インフラ構築やヘルプデスク、セキュリティとあわせてキッティングを扱い、常駐型と遠隔型の両方に対応します。情シスの人材やノウハウの不足を補う手段として、キッティングを含めて外部に任せる考え方がうかがえます。
3.100名以上の企業向けが中心、価格は見積もりが前提
製品一覧の掲載内容を見ると、対象の企業規模は2製品が100名以上の企業向けで、IT TasCalは「全ての規模に対応」です。提供形態と参考価格は、3製品とも製品一覧に掲載がありません。製品ページでIT TasCalが月額5,000円からのプランを示すほかは、見積もりを取って比べる前提のサービスといえます。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■端末の調達から設定、現地への設置までを一括で任せたい企業
- キッティングサービス(セイノー情報サービス)
- ■PCの仕様をそろえた設定作業と、配送・回収までを任せたい企業
- キッティングサービス(ウチダエスコ)
- ■情シスの人手が足りず、キッティング以外の運用もあわせて頼みたい企業
- IT TasCal
同じランキング上位でも、任せられる作業の範囲はサービスごとに違います。調達や配送か、日々の運用かで候補が変わるため、設定作業の前後で、どこまでを任せたいかを先に決めると、比べるサービスを絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●1位と2位は同じ「キッティングサービス」という名前で、提供企業が違う
- ●このカテゴリには集計できるレビューがまだなく、作業の品質は資料や見積もりの段階で確かめる必要がある
ランキングは、いま候補に挙がりやすいサービスを知る手がかりとして役立ちます。最終的には、対象の台数や拠点の数、設定の内容、配送や回収まで必要かに合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うキッティングサービスを比較検討しよう
この記事では、ITトレンドの掲載状況と資料請求ランキングから、キッティングサービスの市場の様子と人気のサービスを紹介しました。気になるサービスは資料請求して一覧で比較し、任せたい作業の範囲に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、キッティングサービスのおすすめを、メリットや選び方とあわせて比較して紹介しています。あわせてご覧ください。

