「Ansible」とは
様々な作業工程の自動化を実現することが可能です。インストールの作業から定常業務の自動化、デプロイ、パッチ適用、社内全体での自動化などを様々な作業を一貫して自動化することができます。
作業を自動化することで、作業管理を容易に行うことが可能であり、作業工数の削減や人員のコスト削減などを実現することができます。
Ansibleは管理を行う端末にソフトをインストールする手間がかかりません。SSHの機能を利用して、サーバーに接続を行い作業を自動で実行していきます。
「Ansible」でできること
■作業の自動化で人為的ミスなどのリスクを軽減
サーバーやパソコン内部のシステム、ソフトウェア等を一貫性のある状態で正常に管理していくためには、システム管理者が手動で行う必要がありましたが、Ansibleでは、システムの状態を最新に常にキープしていくことが可能となります。手動ではなく自動でデプロイの作業を行うことによって、システム変更の反映や手動での操作ミスなどのリスクを少なくすることができます。
■重大なトラブル等が起こっても、スムーズに原因の究明、障害の対応が可能!
作業が自動化できる事によって、同じ種類のパッケージを何回も取り入れていく作業をなくすことができ、システムの管理作業自体を軽減できます。たとえば重大なトラブル等が起きて、サーバが落ちてしまいその原因が分からない時など、他のサーバを即座にデプロイして、ログをたどって更新作業、変更作業を行うことで、スムーズな原因の究明、障害の対応を行うことができます。
■テスト環境から本番環境への移行作業も自動で可能!
さらにテスト環境から本番環境への移行作業も自動で行うことが可能なので、確実に安心して行うことができます。
テスト環境から本番環境への移行作業は、開発チームの環境、運用チームの環境が同じでなければいけません。また、環境の自動化を行うためには、テスト環境から本番環境まで同じデプロイメントプロセスを使用しなければなりません。Ansibleでは、一つのフレームワークから他のシステムに向けて、一貫した状態でデプロイすることができます。さらにアプリのアーティファクトをPushすることも可能です。
「Ansible」の強み
■複数のシステムの自動化、複数の作業工程の自動化を行うことができる
クラウドで行うため、ストレージの容量の調整作業、仮想のマシーンの作成、セキュリティの管理・自動化、NWの管理、デプロイなどの多くの作業を自動で行っていくことができます。またサーバの管理作業や設定作業、アプリのデプロイも自動で行うことが可能です。作業の自動化を行うことによって、作業管理を容易に行うことが可能であり、作業工数の削減や人員のコスト削減などを実現することができます。
■スムーズな障害対応が可能
システムを最新状態で保存できるのでスムーズな障害対応が可能な点も強みの一つです。同じ種類のパッケージを何回も取り入れていく作業をなくし、障害等のトラブルを予測しやすくすることも可能となります。重大なインシデントが発生してしまって、その原因が分からない時などに、他のサーバーを即座にデプロイして、ログをたどって更新作業、変更作業を行うことによってスムーズに原因の究明、障害の対応を行うことが可能です。