KDDI Flex Remote Accessとは
スマートフォンやタブレット、PCなどから、場所を問わずイントラネットへアクセスできるようになるサービスです。インターネットを含む公衆回線網上にトンネルを構築することで、安全な通信路を構築します。同社のサービス「KDDI ビジネスセキュアWi-Fi」を利用した統合認証機能を用いれば、社内外のどこからでも社内ネットワークへ接続できます。
KDDI Flex Remote Accessでできること
【RADIUS認証】
一般的な、IDとパスワードを用いて認証する方式です。KDDIが持つ認証サーバを利用できます。IDは、ユーザー企業側で自由に管理可能です。
【高機能RADIUS認証】
上述のRADIUS認証に加え、一部高度な機能を利用できます。ユーザー本人がパスワードを変更したり、パスワードの有効期限の設定を行ったりできます。この機能は、富士通株式会社のサービスとの連携により提供されます。
【ワンタイムパスワード認証】
IDとパスワードを用いて認証します。しかし、パスワードは固定のものではなく、認証の都度発行される、使い捨てのものを利用します。ユーザー自身が暗記するのは表における位置情報であり、その位置情報に基づいて新しいパスワードが生成される仕組みです。IDはユーザー側で自由に管理できます。
【証明書認証】
デバイスに電子証明書を保存し、その証明書に基づいて認証する方式です。つまり、ユーザーではなくデバイス単位で認証を行う方式といえます。登録デバイス以外からアクセスされる恐れはありません。登録したデバイスを紛失した場合には、証明書の失効手続きをすることで安全性を確保できます。電子証明書・認証局は、高い信頼と実績を誇るサイバートラスト社が提供するものを利用します。
【オンデマンド接続】
必要に応じて自動的にVPN接続を行う機能です。ユーザーが接続のたびにオンオフを切り替える必要はありません。
【Always-On接続】
社外からアクセスする場合など、安全性を確保する必要性がある場合に、自動的にVPN接続がオンになる機能です。
【統合認証】
リモートアクセスとWi-Fiを組み合わせて利用することにより、IDと証明書を共用できるようになります。社外からはリモートアクセスで場所を問わずイントラネットを利用でき、社内ではセキュアWi-Fiによって高速かつ安全に通信できます。
KDDI Flex Remote Accessで解決できる課題
【どこからでもリモートアクセスしたい】
通信環境やデバイスの制限を受けることなく、単一のIDでどこからでもリモートアクセスできるようになります。Wi-Fiのサービスと組み合わせれば、社外のどこにいてもイントラネットへアクセス可能です。
【強固なセキュリティで安全に使いたい】
ワンタイムパスワードや電子証明書による認証などに対応しています。社外からでも安全に社内へアクセスする通信路を確保可能です。
【コストを低く抑えたい】
初期費用0円で導入できます。認証設備なども提供されるため、ユーザー企業側で用意する必要はありません。