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トラフィック監視とは?4つの手法とともに分かりやすく解説!

トラフィック監視とは?4つの手法とともに分かりやすく解説!

トラフィック監視とは何なのでしょうか。ネットワークついて調べる中で気になった人も多いでしょう。また、自社のネットワークを守るうえで詳しく知っておきたくありませんか。

この記事ではトラフィック監視の概要から手法、効率的に実施する方法まで解説します。ネットワークへの理解を深める参考にしてください。

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トラフィック監視とは

トラフィック監視の概要を見ていきましょう。

ネットワーク上のデータ量を監視すること

通信回線上に流れる単位時間当たりのデータ量をトラフィックと言います。

たとえば、Webの分野ではサイトへのアクセス者数が増えることを「トラフィックが増える」と表現します。アクセス者数が増えれば通信データ量も増えるためです。

トラフィックの単位には一般的にbpsが用いられます。これは1秒間当たりに流れるデータのビット数のことです。この数値の変化や平均値、ピーク値、パターンなどを監視することを、トラフィック監視と言います。

ネットワーク監視における一つの機能

ネットワークに何らかの障害が起きると、ビジネスに大きな損失をもたらします。したがって、常にネットワークの状態を監視し、トラブルが生じる前に検知する監視体制が必要です。

そのネットワーク監視の1つがトラフィック監視です。ネットワーク監視の中でも、トラフィック監視は特に重要な存在として位置づけられています。単にトラブルの前兆を発見できるだけでなく、利用されている帯域幅から、設備の増強などを検討できるためです。円滑なネットワークの利用を実現するうえでも欠かせない監視と言えます。

トラフィック監視を行う4つの手法

続いて、トラフィック監視を行う手法を4つ見ていきましょう。

1.SNMP

SNMPは「Simple Network Management Protocol」の略で、TCP/IPネットワークに接続されている機器を監視・制御するプロトコルです。監視対象はルータやスイッチ、サーバなどのネットワーク機器であるため、トラブル発生時にどの機器に障害が生じたのかを突き止めるのに役立ちます。

SNMPは、SNMPマネージャとSNMPエージェントの2つから構成されます。前者は司令塔、後者は指令を受ける役割を担うソフトウェアです。監視対象の機器にSNMPエージェントをインストールし、管理者はSNMPマネージャを使ってエージェントに指示を出します。

SNMPはCPUとネットワークにあまり大きな負荷をかけることなくトラフィック量を監視できるのが特徴です。ただし、詳細な情報までは分からないため、ほかの手法も必要になります。

2.WMI

WMIは「Windows Management Instrumentation」の略で、WindowsOSを管理するためのプロトコルです。SNMPが広く浅い監視を実現するのに対し、WMIはWindowsに特化したプロトコルと言えるでしょう。

例として、以下の情報を取得できます。

  • ■Windowsサービスの起動状態
  • ■リソース(CPUやメモリなど)
  • ■Windowsイベントログ(アプリケーションログ、監査ログなど)
  • ■ファイル・フォルダー(ファイルのサイズや数など)
  • ■Hyper-V(仮想マシンの起動状態など)
  • ■Active Directory(システムパフォーマンスなど)

WMIならばSNMPでは分からない詳細も取得できます。ただし、その分多くのリソースを必要とするのが難点です。そのため、監視対象がWindowsであっても、リソースの状況によってはSNMPを採用するケースもあります。

3.パケットスニファ

ネットワーク上を流れるデータは、さまざまなノードを経由します。ノードとはネットワーク機器とネットワークの結び目のことです。バスの運行経路におけるバス停のようなものと言えるでしょう。

ノードを経由して送られるデータは、途中のノードにおいては何も行われません。ただの通過点として通り過ぎることになります。しかし、通過したデータの情報をノードで取得することもできます。その技術がパケットスニファです。バス停に監視カメラを設置する様子を思い浮かべると分かりやすいでしょう。

この技術を使えば、ネットワーク上を流れるデータ量を常に監視できます。SNMPよりも詳細に把握することが可能です。ただし、CPUやネットワークにかかる負荷はSNMPより大きくなります。

4.フロー監視

フロー監視はCisco社が開発した技術で、NetFlowやsFlow、AppFlowなどからなります。CiscoやJuniper製のネットワーク機器がフロー監視に対応しています。対応機器のほか、データの収集や可視化を行うフローコレクターというツールが必要です。監視を強化する目的で、SNMPとフローコレクターを併用するケースも少なくありません。

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トラフィック監視を効率よく行う方法

トラフィック監視は基本的に24時間体制で行うものです。少しでも効率化して、負担を減らしたいところです。そこで有効なのが、トラフィック監視ツールの利用です。

トラフィック監視ツールとは、その名のとおりトラフィック監視に必要な機能を搭載したITツールです。たとえば、監視していたトラフィックに何らかの異変が生じた際、それを管理者に通知してくれます。さらに、トラフィックの状況をグラフなどで視覚的に表現してくれるため、トラブルの原因特定も容易です。

従業員の負担が軽減するのはもちろん、トラブル解決までに要する時間が短く済むため、被害を最小限に抑えられます。

トラフィック監視とは何かを理解し、実施に向けた検討を!

トラフィック監視とは、ネットワーク上を流れるデータを監視することです。データ量やその平均値、ピーク値などを監視し、トラブルの前兆を検知します。

トラフィック監視には以下の4つの手法が用いられます。

  • ■SNMP
  • ■WMI
  • ■パケットスニファ
  • ■フロー監視

また、効率的に行うには専用の監視ツールが有効です。

以上を踏まえ、適切にトラフィック監視を実施しましょう。

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