トラフィック監視を行えるフリーツールを比較!
トラフィック監視ツールはネットワーク上を流れるデータを監視し、トラブルの前兆などを把握するためのツールです。ここではトラフィック監視ツールのうち、フリーの製品を紹介します。
PRTG Network Monitor フリー版
Paessler社が提供。
トラフィック監視だけでなく、死活監視や可用性監視など、合計200種類を超える幅広いネットワーク監視項目に対応しています。フリー版と有料版があり、前者は導入後30日間であればすべての項目を監視可能です。30日経過後は項目数が100に制限されますが、有料版に移行すると、再びすべての項目を監視できます。
GlassWire
SecureMix社が提供。
ネットワークの状況をカラフルなグラフで表示してくれます。通信を行っていたアプリケーションや通信先などの詳細も、グラフをクリックすると簡単に把握することが可能です。また、有料版ならファイアウォールも搭載されているため、より強固なセキュリティを構築できます。
Squeezer
Technoculture社が提供。
トラフィックの状況をリアルタイムにモニタリングし、セグメントやノードごとのデータ量をグラフ化します。また、パケットデータの解析により、さらなる詳細を特定することも可能です。そのほか、PingやTraceroute、ポートスキャンなど、ネットワーク監視機能が豊富です。
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トラフィック監視を行えるフリーツールの注意点は?
フリーのトラフィック監視ツールは一部の機能が制限されています。たとえば、先ほど紹介した製品の1つは導入後30日間なら監視項目数が無制限ですが、それ以降はいくつかに制限されます。再び無制限にするには、有償版に乗り換えなければなりません。この場合、無料ツールはあくまで30日分のトライアル製品と言えるでしょう。
また、すべての機能を利用できるフリーツールであっても、サポートの充実度に問題があることがあります。たとえば、サポート体制自体はあっても、英語でしか受けつけていないケースがあります。これでは有事の際に迅速な復旧を目指すのは難しいでしょう。わずかな復旧の遅れが甚大な被害につながることもあるため、この差を軽視してはいけません。
有料のトラフィック監視ツールを使用するメリットは?
有料のトラフィック監視ツールならば、無料のツールのような制限はありません。サポート体制も充実していることが多いです。
さらに、監視を支援する機能が豊富に備わっています。たとえば、あるツールはトラブルが発生した際、機器の状態を分かりやすい概念図として表示してくれるため、専門知識がない人でも状況を把握しやすくなっています。ほかにも、グラフの表示やアラート機能など。管理者の負担を軽減する機能が豊富です。
トラフィック監視ツールそのものには費用が掛かりますが、管理・運用に要する手間とコストを削減できます。
トラフィック監視のフリーツールを再検討しよう!
トラフィック監視ツールがあれば、トラフィックの状況を把握してトラブルの前兆を検知できます。フリーの製品も多く存在するため、まずはそれらから使ってみても良いでしょう。
ただし、本格的に利用したいのであれば、機能やサポート体制が充実した有料ツールがおすすめです。自社がどの程度の機能や性能を求めるのかを充分に検討し、最適な製品を選びましょう。