【比較表】無料プランやトライアルがある3D CADソフト
ITトレンドが厳選する、無料プラン・トライアルがある3D CADソフトを紹介します。
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製品名 |
対象従業員規模 |
提供形態 |
参考価格 |
参考価格補足 |
レビュー評価 |
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AutoCAD |
全ての規模に対応 |
パッケージソフト |
8,800円 ~ |
1ヶ月契約:8,800円 |
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AutoCAD Plus |
全ての規模に対応 |
パッケージソフト |
28,600円 ~ |
1ヶ月契約:28,600円 |
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Fusion 360 |
全ての規模に対応 |
パッケージソフト / SaaS |
7,700円 ~ |
月額:7,700円 |
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IRONCAD |
全ての規模に対応 |
パッケージソフト |
別途お問い合わせ |
30日間の無料評価版あり |
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無料プランやトライアルがある!3D CADソフト4選
ITトレンドがおすすめする、無料プランやトライアルがある3D CADソフトを紹介します。
《AutoCAD》のPOINT
- 図面の作成がスピーディーに行える
- すべての設計データが保存される
- 設計図の統一化ができる
デジタルベースの設計を効率化につなげる、建設業界などに広く普及しているソフトです。約40年の歴史があり、建設業の現場を支援しています。従来の業務をデジタル化できるため、作業の負担軽減を目指すことも可能でしょう。パッケージソフトとして提供され、無料トライアルもあります。提供元は、オートデスク株式会社です。
《AutoCAD Plus》のPOINT
- 業種別ツールで生産性アップ
- 世界の製図規格に対応
- 豊富なオブジェクトを駆使して作図の自動化を実現
AutoCADの機能に、業種ごとの専門的な内容が盛り込まれた、AutoCADの進化版ソフトです。活躍できるシーンが増えています。より広い場面でAutoCADを利用したい場合に適しています。50万点以上の豊富な部品であらゆる設計を行いやすいでしょう。パッケージソフトとして提供され、無料トライアルもあります。提供元は、オートデスク株式会社です。
《Autodesk Fusion》のPOINT
- CADとCAMの統合で設計時間が大幅に短縮
- シミュレーション機能が製造のアシスト
- 豊富な追加機能で自分好みにカスタマイズ
開発ソフトを統合している点が特徴です。1つのソフトで、設計ならびにデータ管理を実現します。提供形態はパッケージソフト・SaaSの2つです。30日間の無償トライアルがあります。さらに、非商用目的の設計・製造などを対象とした無料プランも複数あります。提供元はオートデスク株式会社で、月額7,700円から使用可能です。
《IRONCAD》のPOINT
- フィーチャベースのダイレクトモデリング
- アセンブリ作業に拘束は不要
- トップダウン設計が簡単
機械類の開発・設計に特化し、簡単操作が可能な3D CADソフトです。パッケージソフトとして提供されています。また、3D空間での設計だけでなく、2Dと連携させることも可能です。設計して組み立てた状態では、動きの確認にも対応しているため、より具体的なイメージをつかみやすいでしょう。無料トライアルは30日間利用できます。提供元は、株式会社クリエイティブマシンです。
無料から使える!そのほかの3D CADソフト5選
無料から使える3D CADソフトはまだまだあります。
Creo Elements/Direct Modeling Express
PTC ジャパン株式会社が提供。各部品を小さいサイクルに分けて設計する企業に適した3D CADソフトです。柔軟さや設計スピードの速さに強みをもっています。そのため、製造設計によく使用されています。設計のデータ作成や修正を、簡単操作かつ、リアルタイムで行うことが可能です。こちらは無料で使えるプランです。
DesignSpark Mechanical
提供元はRS Components Ltdです。この3D CADは、機械に慣れていなくてITに関する知識が浅い方でも手軽に使えます。設計工程間の連携に優れていたり、対応しているファイルや3Dモデルのライブラリが充実していたりします。また、設計した部品は、インポート・エクスポートを行うことも可能です。無料でいろいろな機能を利用してみたい場合に適しています。
FreeCAD
これまで2D CADソフトを使用していて、新たに3D CADソフトの利用を考えている人もいらっしゃるでしょう。FreeCADでは、2Dデータから3Dモデルの作成に対応しています。また、その逆も可能です。さらに、Mac・Windows・Linuxで扱えて、動作環境が広いことも魅力の1つです。この3D CADソフトはオープンソースです。
SketchUp Free
Trimble Inc.が提供元。Webベースで設計が可能な、ダウンロード不要の3Dモデリングソフトです。こちらは無料プランで、「SketchUp」にはほかに有料プランが3つ用意されています。パソコンのOSにおける種類を気にせず利用できるため、場所や機材にこだわる必要はないでしょう。さらに、クラウドストレージを使用し、チームで設計データを共有できます。
Onshape
提供元はPTC。分析ツールやCADなど、さまざまな機能が集約されているプラットフォームです。SaaS型で提供されます。設計から分析までのデータが一元管理されているため、外部にもれるリスクを最小に減らします。個人の趣味かつ非営利目的で利用する場合は無料プランを活用することが可能です。また有料版のOnshape Professionalでも、14日間の無料トライアルをダウンロードせずに使えます。
無料で使える3D CADソフトの選び方は?
無料で使える3D CADソフトの選び方を説明します。
日本語に対応しているか
ソフトが日本語に対応していないと、ツールや機能を使用するために毎回言語の変換を行うことになるでしょう。そうなると、ただでさえ操作が難しい3D CADソフトに慣れるまで時間がかかってしまいます。
ストレスなく3D CADソフトを使用するためにも、特に初心者は日本語に対応しているかをチェックしましょう。日本語に対応していない多言語のソフトでも、日本語のマニュアルがついているかは最低限確認しておくようにしましょう。日本語のマニュアルがあれば、3D CADソフトを操作するときのハードルを下げることが可能です。
対応OSは何か
いくら魅力的な3D CADソフトを見つけても、それを導入したいPCのOSに対応していなければ、本末転倒です。macOSには対応しておらず、Windowsのみでしか使えない3D CADソフトもあります。そのため、特にWindows以外のOSを使用している方は要確認です。
また、無料プランやトライアルは、OSのバージョンが指定されている場合もあります。選ぶ際には、3D CADソフトを動かせるOSとバージョンについても確認しましょう。
無料と有料の3D CADソフトは何が違う?
有料の3D CADソフトは、無料のものと比べて使用できる機能の幅が広がります。有料版には、エクスポート・拡張機能が使えたり、カスタマイズができたりする3D CADソフトもあるでしょう。
しかし、無料でも商用利用が可能な製品もあります。使用する目的によっては、無料の3D CADソフトでも重宝するため、個人利用だけでなく企業にも普及しています。
3D CADソフトを無料で利用し、使い勝手を確かめよう
無料から使える3D CADソフトの選び方は、以下のとおりです。
また、無料より有料の3D CADソフトを使った方が、使用できる機能の幅は広がります。もし機能の充実度を重視するのであれば、無料トライアルを使ってみて、有料版を導入することも視野に入れると良いでしょう。
上記の選び方も参考にして、自社に適した3D CADソフトを選びましょう。