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生体認証システム13選をランキングで比較!認証の種類も解説

生体認証システム13選をランキングで比較!認証の種類も解説

スマートフォンのロック解除、銀行のATMや空港での出入国手続きなど、本人確認を行う多くの場面で利用が進む生体認証システム。この記事では、生体認証システムのおすすめ製品を機能や特徴、ランキング順位から比較します。生体認証の種類やそれぞれのメリット・デメリットについても解説するので、最適な製品を選ぶための参考にしてください。ページ内から各社製品の一括資料請求も可能なため、ぜひご利用ください。

この記事は2024年7月時点の情報に基づいて編集しています。
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生体認証システムとは

生体認証システムとは、指紋や顔といった身体的特徴で個人を識別する認証システムです。バイオメトリック認証・バイオメトリクス認証とも呼ばれます。

生体認証システムでは、個人の生体情報をシステムに保存し、そのデータと認証のために入力された情報を照らし合わせ、一致すれば認証が完了します。個人の生体情報にもとづいた非常に強固なセキュリティ性が特徴です。端末へのログインやドアの解錠といったさまざまな場面で活用されています。

生体認証システムをさっそくチェックしたい方はこちら!
【比較表】おすすめの生体認証システム

生体認証の種類と特徴

生体認証には多くの種類があります。それぞれの特徴は次のとおりです。

■顔認証
カメラに顔を向けて認証を行います。目や鼻などのパーツ・輪郭といった顔全体から識別します。接触が必要ないため衛生面も安心です。ただし、暗い場所や化粧による顔の違い、マスクやメガネの有無などによって正しく認証できない可能性があります。
■虹彩認証
虹彩とは、瞳の周りにある細かいシワのことです。この虹彩を読み取って認証を行います。虹彩は人によって異なり、経年にともなう変化もほぼないため認証精度が高く、片目だけの利用も可能です。ただし、照明の状態が認証に影響を与える可能性があります。
■耳介認証
耳の形で識別して本人を認証する方法です。人によって、長さ・幅・軟骨など耳の形は大きく異なるため識別しやすいです。耳をカメラに写すため、髪の長い方は髪を耳にかける手間が発生します。
■指紋認証
カメラの設置が不要のため比較的低コストで導入でき、装置に指をかざすだけの手軽な認証方法です。スマートフォンのログイン時などに利用されています。ただし、お風呂上がりなどに指が濡れシワのある状態では、認証がとおりにくい傾向があるでしょう。また、接触するため衛生面には課題が発生することがあります。
■掌紋認証
指先の紋様である指紋に対して、掌紋は手のひら全体の皮膚紋様を指します。手のひら全体を装置にかざして認証を行います。指紋認証より範囲が広いため複製されにくく、高度な認証が可能です。指紋と同じく皮膚に水分を含んでいる場合は、認証できない可能性があります。
■静脈認証
血管の形・分岐を識別して認証を行います。身体の内部にあるうえ形が変わらないため、高いセキュリティを誇ります。ただし、精密技術を搭載した装置が必要のため費用は高額です。
■DNA認証
DNAとは、遺伝子を指します。髪・皮膚・爪を採取して遺伝子を識別し、認証を行います。身体の内部情報であるため、高度な認証が可能です。しかし、身体の一部を提供することに抵抗を感じる人は多いでしょう。また、結果が出るまでに時間を要するため、一般的には使われることが少ない方法です。
■音声認証
人が口から発する声の周波数で認証を行います。認証用のマイクに向かって話すだけで認証が可能です。非接触で離れた場所から認証できるため、衛生面も優れています。しかし、声が枯れていたり周囲の雑音が入ったりしたときに認証できない可能性があります。録音によるなりすましにも注意が必要です。
■行動認証
人の習慣的な行動から認証を行います。習慣的な行動とは人が無意識に行う動きです。例えば、筆跡・歩き方などが挙げられます。
複数の行動的特徴を総合的に判断するため正確性は高いものの、現在の技術で完璧に認証できるとは限りません。誤判定のリスクがともないます。そのため、行動認証システムを実用する企業は少数です。

生体認証システムのメリット

生体認証システムを導入するメリットは、利便性と安全性の高さにあります。例えば以下のメリットが挙げられます。

  • ●生体情報は瞬時に読み取られるため、認証スピードが速い
  • ●認証のためのパスワードやトークン(小型の認証機器)などを、管理したり持ち歩いたりする必要がない
  • ●生物的特徴は本人唯一の情報なため、セキュリティ強度が高い

導入メリットについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。デメリットや問題点も解説しているので、システム導入を成功させるための参考になるでしょう。

関連記事 生体認証とは?種類・メリット・デメリットなどを解説!

生体認証システムの選び方

認証の種類やシステム数も多いため、自社にあう製品を選ぶにはどのような点に注目したらよいのでしょうか。ここでは、システム選びのポイントを解説します。

自社の環境にあう生体認証手段か

生体認証では多くの場合、専用端末を利用して本人認証を行います。顔認証や耳介認証ではカメラを設置し、指紋認証では指紋をスキャンするための小型デバイスが必要です。

認証システムを導入する際には、それらを設置するスペースがあるか、システムに必要なケーブルをつなげるかなど、システムの設置環境を具体的に想定したうえで製品選定しましょう。また、認証方式によっては騒音や暗さも認証精度に影響するため、設置場所は十分に検討しましょう。

入退室管理に活用できるか

入退室管理の設備のひとつとして導入したい場合、電子錠や入退室管理システムとの連携の可否も重要です。ドアの施錠・解錠に加え、入退室の履歴管理も可能になります。オフィスや工場の既設のドアに設置し、従業員ごとに権限を分けたり時間帯や曜日に応じてスケジュールを設定したりできます。

高い費用対効果が期待できるか

認証方法やメーカーによって異なるものの、基本的に生体認証システムは高額です。そのため、期待した効果が得られると判断できてから導入を進めると安心でしょう。導入にかかる費用に対して、生体情報の流出や盗難被害のリスク、認証精度の高さを比較しましょう。

また、利便性も導入効果に大きく関係します。実際に生体認証システムを使用する現場社員の意見を反映させることも心がけてください。

生体情報の流出を防ぐセキュリティ機能はあるか

認証に利用する生体情報は個人情報のため、厳重な管理が求められます。安全な環境で生体認証システムを利用するためには、以下のセキュリティ機能の有無を確認しましょう。

■IPアドレス制限
インターネットにつながっている状態であれば、第三者による不正アクセスが起こる可能性はゼロではありません。そこで有効なのがIPアドレス制限機能です。社内の無線環境など特定のネットワークのみ許可し、外部からのアクセスをブロックすることで、安全な環境を維持します。
■ログ管理
第三者や社内からの不正アクセスにより、情報をもち出されるリスクがあります。このようなセキュリティ事故が発生した際には、誰がいつどこからアクセスしたのかを把握しないといけません。ログ管理機能があれば、アクセス記録を遡って確認できます。また、社内にログ管理機能の存在を周知しておくと、内部犯行の抑止につながります。

以下の記事では生体認証をより安全に利用するためのポイントを解説しているので、ぜひ導入前に一読ください。

関連記事 生体認証の問題点とは?安全利用するためのポイントも紹介!

【比較表】おすすめの生体認証システム

ITトレンドおすすめの生体認証システムを比較表にまとめました。また、この記事で紹介している主要な製品を細かく調査して見えてきた、生体認証システムの特徴や傾向を以下にまとめています。ぜひ製品の比較検討にお役立てください。

  • ●顔認証や指紋認証が比較的多い
  • ●PC端末やサービスへのシステムログインのほか、オフィスへの入退室や勤怠管理に活用される
  • ●生体認証とあわせて複数の認証方法に対応した製品が多い
DigitalPersona AD bitlock PRO 顔認証オプション DigitalPersona SDK
全体評価点
DigitalPersona ADのロゴ
☆☆☆☆☆
★★★★★
bitlock PRO 顔認証オプションのロゴ
☆☆☆☆☆
★★★★★
DigitalPersona SDKのロゴ

提供形態 オンプレミス/パッケージソフト クラウド/ハードウェア/SaaS ハードウェア
従業員規模 全ての規模に対応 全ての規模に対応 全ての規模に対応
3つのポイント
  • ①Windows認証の強化とSSO による利便性アップを両立
  • ②Active Directory完全統合型で認証ポリシーを徹底
  • ③ニーズに合わせて選択可能な多彩な認証デバイス
  • ①顔認証でスムーズな入退室とセキュリティ向上を実現
  • ②なりすまし防止、多要素認証でより強固なセキュリティを実現
  • ③工事不要のため低コストで導入可能
  • ①高い照合精度を実現した指紋認証リーダー
  • ②多彩なシーンでセキュアに便利に
機能
  • 指紋
  • 指静脈
  • 手のひら静脈
  • 手の甲静脈
  • 虹彩
  • 指紋
  • 指静脈
  • 手のひら静脈
  • 手の甲静脈
  • 虹彩
  • 指紋
  • 指静脈
  • 手のひら静脈
  • 手の甲静脈
  • 虹彩
お試し
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生体認証システムには多くの製品があり、それぞれに異なる強みや特徴をもちます。さまざまな製品のなかから自社に最適なシステムを見つけるためには、複数企業の製品を比較することが大切です。以下より資料請求を活用し、気になった製品はベンダーへデモや見積もり依頼をしてみましょう。

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おすすめの生体認証システム

ここでは、比較表で紹介した製品と、そのほかの代表的な生体認証システムを紹介します。緑の「+資料請求リストに追加」ボタンでカート追加しておき、あとからまとめて資料請求できるのでご利用ください。

製品名全体満足度使いやすさ価格
DigitalPersona AD4.0(3件)4.3お問い合わせください
bitlock PRO 顔認証オプション4.7(3件)4.7月額5,000円〜
DigitalPersona SDK50,000円~150,000円
SmartSESAME PCログオン4.0(2件)4.5お問い合わせください

※レビュー評価は2025年3月14日時点における実数を表示しています。"ー"表記はまだレビュー投稿がありません。

DigitalPersona AD

株式会社ヒューマンテクノロジーズ
《DigitalPersona AD》のPOINT
  1. Windows認証の強化とSSO による利便性アップを両立
  2. Active Directory完全統合型で認証ポリシーを徹底
  3. ニーズに合わせて選択可能な多彩な認証デバイス

ITトレンド上半期ランキング2024(生体認証システム)1位

株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供する「DigitalPersona AD」は、完全統合型のPC認証強化システムです。指紋・顔といった生体情報以外に、ICカード・ワンタイムパスワード・Blueetoothを使った認証にも対応しています。状況に応じて多様な認証方法を組み合わせたり切り替えたりできます。

bitlock PRO 顔認証オプション

株式会社ビットキー
製品・サービスのPOINT
  1. 顔認証でスムーズな入退室とセキュリティ向上を実現
  2. なりすまし防止、多要素認証でより強固なセキュリティを実現
  3. 工事不要のため低コストで導入可能

ITトレンド上半期ランキング2024(生体認証システム)2位

「bitlock PRO 顔認証オプション」は、株式会社ビットキーが提供する法人向けスマートロックです。顔認証のほか、12種類の施錠方法があり、複数の認証方法を組み合わせた多要素認証にも対応しています。扉に貼りつけるだけで利用でき、特別の工事は不要なため短期間での導入も可能です。

DigitalPersona SDK

株式会社ヒューマンテクノロジーズ
《DigitalPersona SDK》のPOINT
  1. 高い照合精度を実現した指紋認証リーダー
  2. 多彩なシーンでセキュアに便利に

ITトレンド上半期ランキング2024(生体認証システム)3位

「DigitalPersona SDK」は株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供しており、特殊なコーティングにより、高精度な指紋認証を実現します。そのため、指の荒れや乾燥などシステムによっては反応しづらい状態でも認証が可能です。Windowsのログインや紙カルテから電子データへの置き換え、保存・勤怠管理の打刻といった場面で利用されています。

SmartSESAME PCログオン

株式会社シーイーシー
《SmartSESAME PCログオン》のPOINT
  1. ICカードと生体認証を組み合わせた強固な二要素認証
  2. ICカードには既存の社員証を利用可能
  3. 勤怠管理とシングルサインオンがオプションとして提供

「SmartSESAME PCログオン」は、株式会社シーイーシーが提供する生体認証システムです。指紋・声紋・網膜・静脈といった生体認証のほか、電子証明書やICカードを使った認証も可能です。PCを起動してID・パスワードを入力した後に多要素認証を行います。新規サーバの追加が不要なため、導入に手間がかかりません。

最新の月間資料請求ランキングは以下のボタンから確認できます。製品が多く決めかねている方は、あわせて参考にしてください

Bio-IDiom(バイオイディオム)

「Bio-IDiom」は、日本電気株式会社が提供する生体認証システムです。指紋・掌紋・顔・虹彩・声・耳音響といった生体情報での認証に対応し、受付や入退管理・本人確認などの場面で活用されています。顔認証と虹彩認証、指紋認証は、米国国立標準技術研究所が実施した指紋認証技術のベンチマークテストで1位を獲得しています。

顔認証システム

NDSインフォス株式会社が提供する「顔認証システム」は、あらかじめ登録されているデータベースの顔情報と照合して、本人を識別する仕組みです。入室時に顔認証を行い、データベースと照合して一致した場合のみ開錠できます。また、同じく顔認証装置を採用して、マンションの宅配ボックスやエレベーター制御などに活用するスマートマンションシステムも開発しています。

BioPass FIDO2

「BioPass FIDO2」は、飛天ジャパン株式会社が提供する生体認証システムです。PCに差し込むUSBメモリ型のデバイスへ、指をかざして指紋認証を行います。ID・パスワードは必要なく、指紋認証のみでログイン可能です。WindowsのログオンやMicrosoftアカウントのサインインなどに対応しています。

CloudGate UNO

「CloudGate UNO」は、株式会社インターナショナルシステムリサーチが提供する生体認証システムです。指紋を利用する方法のほか、ワンタイムパスワードでの認証も可能です。ユーザーの利用状況や端末証明書を一括管理して、管理者の負担を軽減します。さまざまなクラウド製品と連携してシングルサインオンを行えます。

VisionPass

株式会社昭電が提供する「VisionPass」は、非接触顔認証機の最新機種です。3Dセンサーのほか、赤外線や可視光のカメラが搭載されているため、なりすましを防止できます。また、1秒以下での高速認証も可能です。機器に触れないため、衛生面が優れています。

まとめ

利便性や安全性の高い生体認証システムは、企業の入退室や銀行のATM、空港での出入国手続きなど強固なセキュリティが求められる場面で導入されています。顔・指紋・耳介・静脈・DNAなどさまざまな種類があるため、自社の用途や職場環境に適した認証方式を選ぶことが大切です。ITトレンドの人気ランキングを参考にしたり資料請求を活用したりして、各システムの機能やコストなどについてよく把握しましょう

下のボタンより一括資料請求が可能のため、生体認証システムへの理解を深めるためにぜひご活用ください。

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株式会社ヒューマンテクノロジーズ
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03月31日(月)更新
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