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【ランキング】おすすめのCDN比較19選!失敗しない選び方も解説

【ランキング】おすすめのCDN比較19選!失敗しない選び方も解説

さまざまなベンダーによってCDNサービスが提供されており、導入検討時には各サービスを十分に比較する必要があります。では、どのような観点で比べればよいのでしょうか。 この記事ではCDNのメリット・デメリットや製品の比較ポイント、おすすめのサービスについて紹介します。自社に最適なサービスを選ぶ参考にしてください。

この記事は2023年1月時点の情報に基づいて編集しています。
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目次

    CDNとは

    CDNは「Content Delivery Network」の略です。Web上で安定的にコンテンツを配信するための仕組み、あるいはその仕組みを提供するサービスのことをいいます。 1つのサーバでコンテンツを配信していると、アクセスが集中した際に遅延やサーバダウンが生じることがあります。また、海外からアクセスした際になかなかレスポンスが返ってこず不便です。

    そこで、世界各地に複数のサーバを設置し、コピーしたコンテンツをそのサーバから配信するのがCDNです。利用者はもっとも近い位置にあるサーバにアクセスすることで、地理的な制約とトラフィックの過集中を防げます。コンテンツの原本を保存しているサーバをオリジンサーバ、コピーしたコンテンツを配信するサーバをキャッシュサーバと呼びます。

    CDNのメリット・デメリット

    つづいて、CDNのメリットとデメリットを紹介します。

    活用するメリットは3つ

    CDNには主に3つのメリットがあります。

    サーバ負荷の軽減
    コンテンツへのアクセスは何らかのきっかけで突発的に増えることがあります。対策をしていなければサーバがダウンし、せっかくのビジネスチャンスを失いかねません。CDNを活用すれば世界中のサーバに負荷を分散し、アクセスの急増に備えられます。
    DDoS攻撃対策
    DDoS攻撃とは、大量のアクセスを送ることでサーバの機能を損なうサイバー攻撃手法です。CDNでアクセスを分散すれば攻撃による被害を防げます。
    パフォーマンス向上
    CDNを活用すると、ユーザーは地理的にもっとも近い位置にあるサーバからコンテンツを取得することになります。地理的な距離による通信の遅延リスクを低減可能です。Webサイトであれば検索エンジンから好まれ、訪問者数の増加につながります。

    活用するデメリットは3つ

    CDNの代表的なデメリットは以下の3つです。

    更新の遅延
    オリジンサーバのコンテンツを更新したあと、キャッシュサーバのコンテンツが更新されるまでにはタイムラグが生じます。地域によってはなかなか新しいコンテンツを閲覧できないおそれがあります。
    セキュリティトラブルのリスク
    オリジンサーバに重要な情報が保存されている場合、その情報も誤ってキャッシュサーバへコピー・配信される可能性があります。何をどこまでコピーするのか、慎重な設定が必要です。
    コストが生じる
    CDNサービスの利用には料金がかかります。利用によって得られるメリットと発生するコストのどちらが大きいのか、天秤にかけなければなりません。

    CDNの選び方

    世の中には多数のCDNサービスが存在します。自社に最適なものを選ぶにはどのような点を比較すればよいのでしょうか。

    どれくらいのコストがかかるか

    CDNの料金体系はサービスによって異なります。代表的なのは以下の形態です。

    • 月額料金制:毎月の価格が一定
    • 従量課金制:利用量に応じて価格が変動
    • 帯域課金制:ピーク帯域に応じて価格が変動

    このほか、最低契約期間・最低利用金額などを定めているサービスも存在します。自社の場合はどの程度の料金になりそうなのか、試算して料金比較を行いましょう。

    サポート体制が充実しているか

    CDNサービスの利用には、サーバやネットワークに関する理解が求められます。十分な理解がないまま利用すると、セキュリティ事故などの思わぬトラブルに見舞われかねません。 安心してCDNを使うために、サポート体制が充実しているサービスを選定しましょう。サーバ構成やリスクへの備えといった構築支援や、24時間体制での問い合わせ対応を提供してくれるCDN事業者が理想的です。

    自社のコンテンツに対応できるか

    Webコンテンツは、動的コンテンツと静的コンテンツに分けられます。 動的コンテンツとは、ユーザーに応じて内容が変化するコンテンツです。たとえば、一般的にECサイトは動的サイトへ分類されます。表示される「おすすめ商品」や「お気に入りリスト」などがユーザーによって変わるためです。一方、多くの企業HPのように誰が見ても同じ内容が表示されるコンテンツを、静的コンテンツと呼びます。

    動的コンテンツをCDNで配信したい場合は注意が必要です。他の情報と関連付けて表示内容を変化させるという複雑さから、対応していないサービスもあります。ECサイトの例でいえば、顧客情報へアクセスしなければ適切なページを表示できません。このような情報をキャッシュサーバに置くのはセキュリティ上ハイリスクです。動的コンテンツの配信可否や、セキュリティリスクへの対応などを踏まえてサービスを比較しましょう。

    「自社に合う製品を診断してみたい」という方向けの診断ページもあります。
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    ITトレンド編集部おすすめのCDN製品

    では、具体的なCDN製品を紹介します。最初はITトレンド編集部のおすすめCDNを見ていきましょう。

    Cloudflare (Cloudflare Japan株式会社)

    《Cloudflare》のPOINT
    1. 1つのダッシュボードで全拠点のネットワークを管理可能!
    2. Enterpriseプランは稼働率100%を実現!
    3. 平均で1日1,120億件の脅威をブロックする圧倒的な稼働実績!

    最新の資料請求人気ランキングが見てみたい方は以下のページを参考にしてください。

    そのほかのCDN製品をまとめて比較!

    つづいて、そのほかの主要なCDN製品をまとめて紹介します。

    Fastly (ファストリー株式会社)

    《Fastly》のPOINT
    1. リアルタイムな観測でトラフィック把握
    2. プログラム制御でキャッシュとルーティングを柔軟に設定。
    3. 高速パージと大容量POPでパフォーマンスと拡張性を強化。

    HyperCDN (株式会社ハイパーボックス)

    《HyperCDN》のPOINT
    1. 国内エッジサーバー多数でキャッシュ配信し負荷分散。
    2. SSL対応、CNAMEで自社ドメイン利用可。
    3. 転送量ダッシュボード、アラート、アクセスログを提供。

    J-Stream CDNext (株式会社Jストリーム)

    《J-Stream CDNext》のPOINT
    1. 国内産CDNを完備!安定した配信環境をご提供
    2. 利用者の要望に沿った配信環境の設定が可能!柔軟な運営を実現
    3. 動作が重くなりやすい動的コンテンツにも対応!

    Azure CDN

    Microsoft社が提供。サーバやネットワークなどのインフラをクラウド上で提供するサービス「Microsoft Azure」にて、CDNも提供されています。Azureで提供される他サービスとのシームレスな連携性が特徴です。Webサイトやアプリのほか、ファームウェアやゲームソフトの配信・更新にも対応しています。

    StackPath

    StackPath社が提供。北アメリカの南部とヨーロッパに加え、日本やオーストラリアにキャッシュサーバをもちます。分析やレポート機能、カスタマーポータルから利用状況を確認・制御可能です。DDoS攻撃緩和・SSL化・プライベートネットワークバックボーン・コンテンツ保護など、セキュリティ機能も充実しています。

    Akamai (アカマイ・テクノロジーズ合同会社)

    《Akamai》のPOINT
    1. Web・API・ゼロトラスト・インフラの各セキュリティを提供
    2. メディア配信、アプリ性能、エッジアプリを強化
    3. AI推論、メディア、ゲーム業界向けのソリューションを提供

    Sucuri (GoDaddy Mediatemple, Inc)

    《Sucuri》のPOINT
    1. 月額19USD~のプランがあり、小規模組織でも導入しやすい。
    2. ノーコードでカスタマイズ、業務に即した構成が可能。
    3. 38言語以上に対応、日本語サポートあり。

    KeyCDN

    proinity社が提供。6つの大陸にて、10万を超えるエリアでネットワークを展開しているサービスです。各サーバはTCP スタックやSSDにより最適化されています。コンテンツを配信するエリアやキャッシュサーバの更新状況は詳細に制御でき、統計データをリアルタイムに把握可能です。

    netlify

    netlify社が提供。ホスティングサービスであり、CDNの機能もあわせて提供されます。最初からレンタルサーバ上でコンテンツを構築・配信できるため、オリジンサーバの用意は必要ありません。無料のスタータープランから、アップタイムSLA99.99%のハイスペックなエンタープライズプランまで柔軟に選べます。

    Rackspace (Rackspace Technology, Inc.)

    《Rackspace》のPOINT
    1. AWS, Azure, GCP対応のマルチクラウド管理サービス
    2. 24時間365日専任エンジニアのサポート
    3. セキュリティとコンプライアンスを強化。

    Gumlet

    Gumletが提供。日々10億以上のファイルを配信し、平均して60%以上ものパフォーマンス改善を実現しています。動画を世界中に配信するための仕組みを整え、最小限のビットレートで最大限の映像品質を提供します。視聴状況の分析や、地域・プラットフォームにもとづくセグメンテーションなど、マーケティング支援機能も備わっています。

    Google Cloud CDN

    Google社が提供。同社が世界中に所有する120以上のキャッシュサーバからコンテンツを配信するサービスです。Google Cloud Storage上のコンテンツを配信できます。キャッシュサーバに保存するコンテンツは細かく制御可能です。ヘルスチェックやルーティングなどの設定は、同社のロードバランサ「Cloud Load Balancing」にて行えます。

    imgix (Imgix)

    《imgix》のPOINT
    1. URLパラメータで画像を即時リサイズ・最適化。
    2. 圧縮、形式変換、AIクロップ等を自動適用して配信。
    3. 画像・動画APIと管理APIで一元運用。

    CacheFly (CacheNetworks, LLC.)

    《CacheFly》のPOINT
    1. 75拠点以上のサーバ網を展開し、配信実績多数。
    2. 動画・ゲーム・ソフト配信に最適化された高速転送機能を搭載。
    3. 100%稼働SLAと柔軟なプランで安定運用を実現するCDN。

    CDN77

    CDN77社が提供。平均98%もの高いキャッシュヒット率により、安定的にコンテンツを配信します。主要な動画プロトコルのHLS・MPEG-DASH・CMAFに対応し、高いパフォーマンスでのライブ配信を実現します。DDoS攻撃の阻止やホットリンク保護など、セキュリティ対策も整っています。

    Amazon CloudFront

    Amazon社が提供。世界中に410以上のサーバをもちます。静的・動的なWebサイトや動画のストリーミング配信に対応しています。AWSの各種サービスと連携するのが特徴です。たとえば、AWS Shield Standard機能を使えばWebアプリケーションをDDoS攻撃から保護できます。

    BootstrapCDN

    Cloudflare社やFastly社など複数のスポンサーが提供。Bootstrapはレスポンシブサイトを制作するためのフロントエンドツールキットです。無償提供されており、通常はデバイスにダウンロードしてサイト制作に利用します。しかし、BootstrapCDNを利用すればホスティングサーバ上でBootstrapを使い、Webサイトを制作できます。

    CDNetworks (株式会社シーディーネットワークス・ジャパン)

    《CDNetworks》のPOINT
    1. 1.24Tbps規模のDDoS攻撃を防ぎ、ブラウザゲーム基盤を保護
    2. ベトナム有料テレビ著作権侵害対策を強化
    3. IDC中国WAAP評価で強力なWAAP能力を評価

    CDNの特徴を比較して、自社に適した製品を導入しよう!

    CDNは、地理的に離れた複数のサーバからコンテンツを配信することでパフォーマンスを高めるサービスです。トラフィックの急増やDDoS攻撃へ対処できます。

    CDNの導入メリットを得るためには、データ転送の速度や課金の仕組みなどを比較したうえで自社に最適な製品を選定する必要があります。CDN導入を検討する際は以下の観点でサービスを比較しましょう。

    • ・どのくらいのコストがかかるか
    • ・サポート体制が充実しているか
    • ・自社のコンテンツに対応できるか

    以上を踏まえ、最適なサービスを選定しましょう。

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