OneDriveとは
OneDriveはオンラインストレージサービスです。ここに保存したファイルは、リンクを通知するなどの簡単な操作で他者と共有できます。
一般的に、メールで送信できない大容量のファイルをやり取りする際は、専用のファイル転送サービスが利用されます。しかし、OneDriveならば転送のたびにデータをアップロードする必要はありません。OneDriveにデータを保存してさえいれば、すぐに誰かとファイルを共有できます。
OneDriveでできること
OneDriveにはファイルの共有に役立つ機能が多数搭載されています。代表的なものを見ていきましょう。
◇ドキュメント保存
OneDriveはモバイルアプリでも利用できます。そして、モバイルアプリで紙の書類を撮影すれば、それをPDFに変換可能。レシートや身分証明書などを手軽にPDFファイル化してOneDriveのストレージ上に保存できます。保存したデータにはテキストや画像を追加し編集することも可能です。
◇OneDrive個人用Vault
これは、機密性の高い情報をセキュアな環境で保存する機能です。身分証明書や企業機密に関するデータなどは、本人確認のステップが存在するこの機能を用いて保存できます。
◇セキュリティ機能
OneDriveに保存されたデータは、暗号化やウイルススキャン、ランサムウェアからの保護、不審な活動の監視など、多種多様で隙のないセキュリティ機能によって守られます。
◇PCフォルダーバックアップ
この機能は、WindowsPCのデスクトップやドキュメント、ピクチャといった各フォルダのデータのバックアップを自動的にとり、OneDriveのストレージ上に同期します。何らかのトラブルでPCからデータが失われても、OneDrive上に保存されていれば安心です。また、そのバックアップが自動的に取られるため、手間はかかりません。
OneDriveの強み
OneDriveの強みは、これがMicrosoft 365のサービスの1つであることです。OneDriveだけでなく、他のサービスも含むグループウェアとしてMicrosoft 365を利用すると、ファイルの共有もさらに便利に行えます。代表的な利用例を見ていきましょぅ。
◇ストレージ上で共同編集
OneDriveと、WordやExcel、PowerPointなどのOfficeソフトを組み合わせて使うことができます。ストレージ上に保存したこれらのファイルを、そのストレージ上に保存したまま複数人で共同編集可能。リアルタイムに1つのデータを編集することで、ファイルを転送する手間が必要なくなります。
◇チャットでファイル共有
Microsoft 365にはチャット機能が搭載されています。そして、そのチャット機能中にOneDriveのファイルをシームレスに呼び出し、会話相手に提示することが可能です。一度デバイスにダウンロードしたデータを、チャットツールでアップロードするといった二度手間は必要ありません。