ファイル転送サービスとは
ファイル転送サービスとは、クラウド上の共有ストレージにファイルを保存し、Webを通してファイルを送信するサービスです。主に以下の用途に利用されます。
- ●メールでは添付できない大容量ファイルの資料を送りたい
- ●CADやデザインデータ、動画の受け渡しをしたい
- ●中国やインフラの不安定な諸外国とファイルの送受信をしたい
- ●プロジェクトメンバーや特定多数の相手から大容量ファイルを収集したい
ファイル転送サービスの機能
ファイル転送サービスには、大まかに分けると「セキュリティ機能」「内部統制機能」「誤送信対策機能」が搭載されています。各機能の詳細は以下のとおりです。
機能 | 内容 |
---|---|
セキュリティ機能 | 【暗号化】 通信やファイルを暗号化し不正な閲覧を防ぐ 【ユーザー認証】 ログインIDとパスワード、または二要素認証などを組み合わせて不正アクセスを防止 【ウイルスチェック】 ファイルにウイルスが含まれていないかリアルタイムにチェックする 【ダウンロード制限】 ダウンロード回数、期間、デバイスなどを制限する |
内部統制機能 | 【IPアドレス制限】 特定のIPアドレスからのみファイルのダウンロードやアクセスを許可する 【監査ログ】 ユーザーの操作ログを保存する |
誤送信対策機能 | 【上長承認機能】 複数人の承認を得てから送信する 【送信前確認機能】 誤送信を防ぐため送信前に再度表示を出す 【送信キャンセル】 送信中または送信済みのファイル転送を取り消す |
ファイル転送サービスをお探しの方へ
この記事では、ファイル転送サービスを以下の目的別に分類して比較します。それぞれのタイプのなかから、自社に最適な製品を絞り込むための比較ポイントも紹介しています。気になる各製品の特徴や機能は、比較表からチェックしてみましょう。
▼各製品を価格や容量から比較したい方はこちら!
【比較表】ファイル転送サービス一覧
ファイル転送サービスのメリット
ファイル転送サービスの導入メリットは以下の3つです。
- ■大容量のデータをそのまま送信できる
- 容量の大きなデータを分割することなくそのまま送信可能。数GB・数TBクラスに対応しているものや容量無制限のものもある。
- ■PPAPの手間やコストを抑えられる
- 大容量ファイルの場合、分割したファイルごとにパスワードを設定するのも負担になる。ファイル転送サービスを活用すれば、ファイルをアップロードするだけでデータの送受信ができPPAPの手間を省ける。
※PPAP:暗号化したパスワード付きZipファイルを送り、別でパスワードを送信すること。 - ■ハイセキュアな環境下でデータ送信できる
- セキュリティや内部統制、誤送信対策など、さまざまなセキュリティ対策が施されており、機密事項や個人情報でも安全に取り扱える。
ファイル転送サービスの利用によって得られるメリットは、以下の記事で詳しく紹介しています。
ファイル転送サービスの目的別タイプと選び方
この記事では、ファイル転送サービスを目的別に4つのタイプに分けています。各タイプの特徴やおすすめする企業について解説します。

セキュリティ機能が豊富なタイプ
ファイル転送時の暗号化やIPアドレス制限など、セキュリティ機能が充実しているタイプです。堅牢なデータセンターを活用し、多層的なセキュリティ対策が施されています。なお、ログ機能が備わっていれば、ダウンロードや送受信の履歴、ユーザーのログアーカイブなどを残せるため内部統制においても役立ちます。
「金融機関や医療機関などで機密性の高いデータを取り扱うことがある」「リモートワークを行っており、安全にファイルを共有したい」といった企業におすすめです。
大容量送信に対応しているタイプ
高画質動画や大規模な設計図など、従来のメールでは送りにくい大容量のファイルをスムーズにやり取りできるタイプです。GB単位だけでなく、TB単位のファイルにも対応しているものもあります。また、高速な転送速度も特徴で、短時間で大きなファイルを転送できます。
「高解像度の画像をクライアントと共有したい」「大容量の動画ファイルを納品したい」といった企業におすすめです。
中国への送信がスムーズなタイプ
中国のインターネット規制「Great Firewall」により、一般的なファイル転送サービスでは中国への送信が遅延したり、接続が不安定になったりします。中国送信に対応しているタイプは、中国国内にサーバーを設置してネットワーク環境を最適化しています。製品のなかには、4~5時間かかっていた中国へのファイル送信を数分に短縮できるものもあります。
中国と取引がある貿易関連企業や中国に拠点をもつ製造業などで、「中国へのファイル転送に時間がかかっている」「通信が途切れがちになっている」といった企業におすすめです。
コストを抑えて利用できるタイプ
コストを抑えて利用したい場合、無料版や低料金プランを提供しているファイル転送サービスがおすすめです。このタイプは、機能性を考慮すると大企業よりも、個人や小規模企業での利用に適しています。
「予算が限られているため、コストを抑えつつ基本的な機能が利用できるサービスを求めている」「部署間でのファイル共有に活用したい」といった企業におすすめです。ただし、製品によっては転送サイズや保存期間、サポート体制などが不十分なケースもあるため、自社の利用状況にあわせて、最適なプランを選択しましょう。
▶ファイル転送サービス(低コスト・無料)はこちら!
ファイル転送サービスの比較ポイント
ファイル転送サービスのタイプを絞ったら、実際に製品を選定しましょう。ここでは製品比較時にチェックしておきたいポイントを解説します。
転送可能容量・保存ディスク容量
ファイル転送サービスには、ファイル転送容量に上限が設けられているものもあります。1ファイルあたりのサイズだけでなく、1度にまとめて送信できる合計容量の上限も確認すべきポイントです。特に、動画や設計図など容量の大きいファイルをやり取りする場合は、十分な容量があるか、容量が不足した場合は追加可能かといった点をチェックしておきましょう。
ファイル保存期間
アップロードしたファイルは、1週間ほどの短期間で削除されるものもあれば、期間を自由に設定できるものもあります。一般的に、無料製品・無料プランでは保存期間が短い場合が多く、長期保存が求められる際には有料プランへのアップグレードが必要になることがあります。一部製品では「期限なし」を選択可能です。また、ダウンロード機会の損失やプロジェクトの長期化に備えて、ファイルの保存期間が延長できるものがおすすめです。
セキュリティレベル
機密性の高いデータを取り扱う場合、万全のセキュリティ対策が施されているサービスを選びましょう。AES256ビットなどの暗号化方式だけでなく、アクセス制御やログ管理などのセキュリティ対策も総合的に評価する必要があります。また、ISO27001など、信頼できる第三者機関による認証を受けているかもチェックしておきたいポイントです。
高速送信・遠隔地送信への対応
インフラ環境が不安定な海外へのデータ送信を行う場合、転送速度やエラー発生率を調べてみましょう。複数のファイルを同時に転送できるか、その場合に速度低下は生じるかといった点もチェックポイントです。さらに、予期せぬエラーによって転送が中断された場合、やり直しの手間やデータ消失を回避するためにも、中断した箇所から再開可能な製品がおすすめです。
【比較表】ファイル転送サービス一覧
ここからは、おすすめのファイル転送サービスを紹介します。まずは、この記事で紹介している主要な製品を調査し、見えてきたファイル転送サービスの特徴や傾向を以下にまとめました。製品の比較検討にお役立てください。
- ●誤送信対策・送信キャンセル機能を備えているのは8割
- ●ほとんどの製品で遠隔地(海外)へは送信可能だが、高速通信をサポートしているものは少ない
- ●料金プランは月額料金制を採用しているものが多く、最安値で月額3,000円~/5ユーザー(600円/ユーザー)から
- ●送受信管理ログを搭載しているのは約半数で、ログの保存期間は1か月~1年と製品によって幅がある
なお、以下のボタンから記事内で紹介しているおすすめサービスの一括資料請求(無料)ができます。詳しい特徴や料金プランなどは、複数資料を取り寄せて比較してみましょう。
▶ファイル転送サービス(セキュリティ機能豊富)
堅牢なセキュリティが特徴のファイル転送サービスを紹介します。銀行や医療機関など機密性の高いデータを取り扱う企業におすすめです。
製品名 | 全体満足度 | 使いやすさ | 価格 |
---|---|---|---|
クリプト便 | 4.1(89件) | 4.1 | 初期費用20,000円~、月額20,000円~/20ユーザー(100通) |
オフィス宅ふぁいる便 | 3.9(29件) | 3.4 | 初期費用20,000円~、月額3,000円 |
ファイルシェア(ファイル授受特化型) | 3.9(30件) | 3.6 | 初期費用22,000円(税込み)、月額16,500円~(税込み) |
kiteworks | ー | ー | お問い合わせください |
Confidential Posting | 3.9(7件) | 3.7 | 月額22,000円~(税込み) |
OneDrive | 4.2(705件) | 4.1 | 月額630円~/ユーザー |
※レビュー評価は2025年3月11日時点における実数を表示しています。"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。
クリプト便
- 脱PPAP等、取引先と安全にファイルのやり取りを行いたい企業
- USB運用を廃止、大容量ファイルの受け渡しをサービス上で実現
- Webブラウザとインターネット環境だけでファイル送受信が可能
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が提供するファイル転送サービス「クリプト便」は、日本語・英語・中国語に対応しています。国内最高水準のデータセンターにシステムを設置しており、専門会社による情報セキュリティ格付けでは最高ランクの「AAAis」を取得しています。金融・製造・通信サービス・知財・特許事務所など、さまざまな業界での導入実績が豊富なため、信頼性のある製品です。
参考価格 | 初期費用20,000円~ 月額20,000円~/20ユーザー(100通) | 無料トライアル | ◯(1か月) |
対応機能 | 送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化 | ||
送受信データ容量 | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
クリプト便を利用したユーザーの口コミ
ファイルダウンロード済みであることが受信一覧からも確認ができるようになるとメールを都度開く必要がなくなるのでより効率的に作業ができると思います
続きを読む
オフィス宅ふぁいる便
- メール添付の代替手段!豊富な機能で情報漏洩対策が可能
- ブラウザを利用せず、Outlookアドインでのファイル送信ができる
- APIでシステムと連携し、ファイル送信の自動化が実現
株式会社オージス総研が提供する「オフィス宅ふぁいる便」は、APIの利用により、ファイル送信処理の自動化に対応したファイル転送・送付サービスです。自動化処理によって、同じ操作を繰り返す必要がなく、業務負荷を軽減します。また、利用ログの確認ができるため、社外秘や送付禁止ファイルの外部送付など不正利用の防止にも役立つでしょう。IPアドレス制限の管理も可能です。
参考価格 | 初期費用20,000円~ 月額3,000円~ | 無料トライアル | ◯(最大2か月) |
対応機能 | 送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン | ||
送受信データ容量 | 1ファイルで最大10GBまで |
オフィス宅ふぁいる便を利用したユーザーの口コミ
10ギガまでであれば、安全に相手に送信のできるファイル転送サービス。動画でも写真でもファイルの種類を問わない。ファイルをアップロードし、相手先にダウンロード用のURLをワンタイムパスワードを通知すればよい。受け取った側はパスワードを入力し、ダウンロードを開始するだけなので手順は簡単。海外の大学へも問題なく送れる。
続きを読む
自分の入力したメッセージがどのように反映されて、送信相手にメールとして届くのかを送信前にプレビューとしてみれると良いです。
続きを読む
kiteworks
- オンプレミスで提供しておりセキュリティ性が高い!
- Office365やクラウドストレージとの連携が可能!
- ユーザ数で料金が変動するためスモールスタートが可能!
株式会社理経が提供する「kiteworks」は、主要なセキュリティ規格に対応した大容量ファイル共有ソリューションです。メールアドレス認証や二段階認証を採用し、安全にファイルの送受信ができます。PPAPへの対策も施されており、ファイルにメールアドレスでの認証をかけられるのもポイントです。なお、日本語のほか9か国語に対応しています。
参考価格 | ー | 無料トライアル | ー |
対応機能 | 送受信管理ログ/SSL暗号化 | ||
送受信データ容量 | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Confidential Posting
- 金融機関への導入実績が多数
- 高い信頼性を誇る富士通データセンターにデータを保存
- SaaSとパッケージの2種類から選択可能
富士通Japan 株式会社が提供するファイル転送システム「Confidential Posting」は、特許を取得した独自の暗号化技術を採用しています。高いセキュリティが求められる金融機関での導入実績も豊富です。セグメント間ファイル交換機能を搭載し、ネットワーク分離環境においても安全なファイルの送受信ができるでしょう。定期的なファイル送受信を自動化する機能や送信後取消機能で誤送信を防ぎます。
参考価格 | SaaS共用型の場合:月額22,000円~(税込み) | 無料トライアル | ◯(14日間) |
対応機能 | 送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルスチェック | ||
送受信データ容量 | SaaS:10GB、パッケージ:8GB |
Confidential Postingを利用したユーザーの口コミ
ファイルは暗号化されて送受信されるそうで情報漏洩を防ぐことができると、安心感があります。また、メールの内容によっては送信前に上司に確認を必要とする承認ワークフローを利用しているため、誤送信を防ぐことができています。
続きを読む
よく使う宛先は、メールアドレスでなく名前で引っ張ってこられるようになるとありがたいです。 アドレスだけ見てもぱっと誰かわかりにくいので。
続きを読む
OneDrive
- バックアップやウイルス対策などセキュリティ機能が充実!
- モバイルアプリで撮影すれば紙文書をPDF化可能!
- Microsoft 365の他アプリと連携してさらに便利に!
「OneDrive」は、日本マイクロソフト株式会社提供のオンラインストレージサービスです。Microsoft 365を使っている方なら導入しやすく、アプリ内でWordやExcelなどのOffieソフトを共同編集できる点も便利でしょう。プランによりセキュリティとコンプライアンス機能を追加可能です。データのバックアップを自動で取得し、複数の端末からアクセスできるのもポイントです。
参考価格 | 月額630円~/ユーザー | 無料トライアル | ◯(1か月) |
対応機能 | 暗号化通信/ウイルススキャン | ||
送受信データ容量 | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
OneDriveを利用したユーザーの口コミ
Microsoftの製品ということもあり、ローカルフォルダを利用するときとOneDriveを利用するときで、UIにほぼ差がないため、非常に利用しやすい点が良いです。OneDriveを使ってファイルを共有する際にはファイルをドラッグするだけで完了するため、手間も非常に少なくて済みます。
続きを読む
クラウドサービスの難点ですが、Microsoftの障害が発生するとアクセスできなくなり、業務が滞ってしまいます。Microsoftの障害は割と発生するので、それが最も改善してほしい点です。
続きを読む
▶ファイル転送サービス(大容量送信に対応)
ここからは、大容量データに対応しているサービスや無制限のファイル転送サービスを紹介します。映画サイズの動画や、設計図などの大容量ファイルを扱う企業におすすめです。
製品名 | 全体満足度 | 使いやすさ | 価格 |
---|---|---|---|
EASY FILE EXPRESS | 4.3(11件 | 4.0 | 月額3,000円~/5ユーザー(ディスクサイズ0.5GB・50送信) |
eTransporter | 3.7(20件) | 3.7 | 月額50,000円~ |
IMAGE WORKS | 4.0(3件) | 4.3 | 初期費用15,000円~、月額費用15,000円~ |
IBM Aspera | ー | ー | お問い合わせください |
※レビュー評価は2025年3月11日時点における実数を表示しています。"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。
EASY FILE EXPRESS
- 数GBクラスの大容量ファイルを1度に5ファイルまで送受信できる
- 誰でも使いやすい操作性で導入後の社内教育やマニュアルは不要
- Outlookアドインによるファイル転送を実現
トーテックアメニティ株式会社が提供する「EASY FILE EXPRESS」は、2GB超の大容量ファイルを一度に5つまで送受信できるセキュアな送受信サービスです。SSL/TLSによる通信経路の暗号化と送受信ログの確認により安全性を高めます。さらに取引先に送信先制限付きIDとパスワードを発行することで、スピーディーにファイル転送できます。
参考価格 | 月額3,000円~/5ユーザー(ディスクサイズ0.5GB・50送信) | 無料トライアル | ◯(2週間) |
対応機能 | 送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン | ||
送受信データ容量 | 2GB超の大容量ファイルを一度に5つ送受信可能 |
EASY FILE EXPRESSを利用したユーザーの口コミ
業務で通常使用するメールでは10MB以上のデータのやり取りができず、何通かに分けて送信しないといけないのが面倒ですが、このサービスのおかげで図面データ等の大容量ファイルも手軽にやり取りができています。
続きを読む
あるとしたら、送信したメールやアドレス帳がOUTOLOOKなどのメーラーと連動できると便利かなと思います。
続きを読む
eTransporter
- 登録ユーザー数無制限!送受信ファイル容量無制限!
- 充実したセキュリティ機能!送信後でも取消し可能な誤送信対策!
- メール連係オプションで普段のメール送信でファイル転送を実現!
株式会社NSDが提供する「eTransporter」は、登録ユーザー数と送受信できるファイル容量がそれぞれ無制限のファイル転送システムです。送信取消機能があり、ダウンロードされる前であればユーザー側からファイルの公開停止ができるため誤送信を防げます。大容量ファイルでも、ドラッグアンドドロップを基本とした簡単操作で、データ受け渡し時の手間を削減します。なお、送信先アドレス数も無制限に登録できるのもポイントです。
参考価格 | クラウド:月額50,000円~ オンプレミスの場合:2,000,000円~ | 無料トライアル | ◯ |
対応機能 | 送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルスチェック | ||
送受信データ容量 | 制限なし |
eTransporterを利用したユーザーの口コミ
弊社では工事の図面や見積もりファイルなど容量が非常に大きいサイズを送信するので、大容量ファイルを送信できるeTransporterはピッタリでした。また専用のプラグインやソフトウェアなどを必要としないので、導入がスムーズですね。
続きを読む
ファイルを送る際に、ファイルアップロードをすると、ダウンロードパスワードが自分にメールされてきます。これを送り先に転送することが、若干手間に感じます。
続きを読む
IMAGE WORKS
- 1ファイルで最大60GBまで対応可能
- 導入実績 2,000サイト以上
- 自動タグ付けなどAIによる効率化が可能
「IMAGE WORKS」は富士フイルムイメージングシステムズ株式会社が提供する、クラウド型ファイル管理・共有サービスです。1ファイルで最大60GBの大容量データに対応しており、CADや映像データの送受信も可能です。データの共有だけでなくコンテンツ管理にも最適でしょう。データの閲覧やストリーミングのみの共有もできるため、データを散在させずに済むのもポイントです。
参考価格 | 初期費用15,000円~ 月額費用15,000円~ | 無料トライアル | ◯ |
対応機能 | SSL暗号化/ウイルススキャン | ||
送受信データ容量 | 1ファイルで最大60GBまで |
IMAGE WORKSを利用したユーザーの口コミ
送信したいファイルをドロップでアップロードすることができ、送信相手にダウンロードされた際の通知を受け取ることができる。利用したことはないが、往復便もあるため、大容量のシステムを採用していない取引先とのやりとりにも活用できると思う。
続きを読む
出来れば、メールでのやり取りでは無く、フォルダー共有機能があればなお良いと思います。もっと感覚的にファイルを扱えればうれしいです。
続きを読む
IBM Aspera
- グローバル単位での共同作業をサポート
- 大容量の動画も遅延なくストリーミング配信
- 帯域幅を自動計算し最大限に活用
「IBM Aspera」は、日本アイ・ビー・エム株式会社提供のファイル転送サービスです。独自のプロトコルシステムによって距離や容量、帯域幅にかかわらず最高速度でのデータ転送が可能です。HTTPのような旧来の通信方式と比べて、数十倍から数百倍もの速度で転送できます。動画のストリーミング配信に対応しており、大容量データや動画ファイルもほぼ遅延なしに配信可能です。
参考価格 | ー | 無料トライアル | ◯(30日間) |
対応機能 | 暗号化通信 | ||
送受信データ容量 | 年間で最大60TBまで |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
▶ファイル転送サービス(中国送信がスムーズ)
ここからは、中国やインフラ環境が不安定な海外へのデータ送信をスムーズに行えるサービスを紹介します。
製品名 | 全体満足度 | 使いやすさ | 価格 |
---|---|---|---|
OKURN(オクルン) | 4.1(14件) | 3.6 | 初期費用50,000円、月額24,500円~/10ユーザー(5GB) |
DIRECT! EXTREME | ー | ー | 19,800円~、110円~/1GBあたり |
e・パーセル電子宅配便 | 5.0(1件) | 5.0 | お問い合わせください |
活文 Accelerated File Transfer | 3.7(3件) | 3.7 | お問い合わせください |
※レビュー評価は2025年3月11日時点における実数を表示しています。"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。
OKURN(オクルン)
- ファイル転送に最適な機能のみを標準搭載
- 利便性とセキュリティを両立
- 想定外の超過料金発生なし
日本ワムネット株式会社が提供する「OKURN(オクルン)」は、純国産企業向けファイル共有・転送サービスで、ファイル転送に必要な機能だけを搭載したシンプルなサービスです。20年以上の歴史と多くの実績を誇るGigaCCシリーズの一つです。URL無効化などの人的ミスを防止する機能やセキュリティ・トレース対策機能を搭載しています。データは国内のデータセンターで管理されています。
参考価格 | 初期費用50,000円 月額24,500円~/10ユーザー(5GB) | 無料トライアル | ◯ |
対応機能 | 送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン | ||
送受信データ容量 | 1ファイル最大100GBまで |
OKURN(オクルン)を利用したユーザーの口コミ
メールには添付出来ない大容量ファイルを簡単に共有できる。認証用のパスワードもあるし、登録場所自体の期限も設定されるため、セキュリティ面でも安心。
続きを読む
メーラーとの互換性を持たせてThunderbirdなどのアドオンとして、手軽に起動して利用できるアプリなどがあるとより便利と思います。(既にあったら申し訳ないです。)
続きを読む
DIRECT! EXTREME
- 大容量ファイルの超高速転送を実現
- 1ファイル2TBまでの大容量ファイル転送が可能
- ファイル送受信の自動化に対応
日本ワムネット株式会社が提供する「DIRECT! EXTREME」は、日中間ファイル転送サービスです。中国・ASEAN地区への転送スピードは従来と比べ約20~50倍のスピードを実現し、日中間のファイル転送において圧倒的な強みをもちます。1ファイル2TBまで送信できる点や、ドラッグアンドドロップを中心とした使いやすいインターフェースも魅力です。
参考価格 | 19,800円~ 110円~/1GBあたり | 無料トライアル | ◯ |
対応機能 | 送受信管理ログ/SSL暗号化 | ||
送受信データ容量 | 1ファイル2TBまで転送可能 |
e・パーセル電子宅配便
- ファイル転送専門ベンダーとして1996年創業以来の膨大な実績
- クライアント認証や暗号化などセキュリティが充実
- 多様な局面におけるリプレイス経験も豊富
イーパーセル株式会社が提供するファイル転送サービス「e・パーセル電子宅配便」は、大容量データや機密情報をセキュアな環境下で送受信できます。 データの暗号化はもちろん堅牢なデータセンターで管理されており、世界中の大手企業で利用されています。さらに海外のISP(Internet Service Provider:インターネットに接続するためのサービス事業者)と連携し、世界各地に配送サーバを設置しているため高速通信が可能です。
参考価格 | ー | 無料トライアル | ◯ |
対応機能 | 送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化 | ||
送受信データ容量 | 制限なし |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
e・パーセル電子宅配便を利用したユーザーの口コミ
取引先での課題に対し、メールのやり取りだけでは写真程度になるが、この製品は大容量データの動画のやり取りが行え、課題解決がスムーズに行える。
続きを読む
弊社では、専門部署がマニュアルを作成し、初めての活用でも問題なく使用することが出来た。現在のところ改善要望は無いレベルで使用出来ている。
続きを読む
活文 Accelerated File Transfer
- 数百Mbyte~数十Gbyteの大容量に対応!
- 既存のHTTP通信と比較し数倍~十数倍もの高速通信!
- セキュリティ機能も多数!
株式会社日立ソリューションズが提供する「活文 Accelerated File Transfer」は、既存のインターネット環境を活用して海外へのファイル送信を高速に行います。通信インフラの整備が不十分な新興国とのやり取りにおいても、スムーズな送受信が可能です。数十GBの大容量ファイルにも対応し、セキュリティ機能も充実しているので安心でしょう。なお、日本語・英語・中国語(簡体字)に対応しています。
参考価格 | ー | 無料トライアル | ◯(1か月) |
対応機能 | 誤送信防止/送受信管理ログ | ||
送受信データ容量 | ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
活文 Accelerated File Transferを利用したユーザーの口コミ
情報システムグループ以外の部署の人間でも、あらかじめ指定された範囲でフォルダへの閲覧・書き込み権限を部署内やPJ単位の人間に設定できるので利用の幅が広がる。
続きを読む
一定の時間でログアウトされてしまうため、都度ログインする必要がある。パスワードロックをかけてしまった場合、管理者でないと解除出来ない。
続きを読む
▶ファイル転送サービス(低コスト・無料)
最後に、コストを抑えて利用できるファイル転送サービスを紹介します。個人や小規模での利用におすすめです。
製品名 | 全体満足度 | 使いやすさ | 価格 |
---|---|---|---|
Kozutumi | 4.0(1件) | 5.0 | 初期費用無料、月額990円~/ユーザー |
※レビュー評価は2025年3月11日時点における実数を表示しています。
Kozutumi
- 無駄な項目がなく初心者でも使いやすい直感的なUIで5名まで無料
- 暗号化/ウイルスチェック/誤送信防止で高セキュリティ機能が充実
- 万が一の場合に安心な、サイバーリスク保険とタイムスタンプ付き
株式会社ハートビーツが提供する「Kozutumi」は、セキュアにデータの受け渡しをする重要ファイル転送プラットフォームです。5名、100MBまでの無料プランを提供しています。タイムスタンプ機能を搭載しており、データの存在や日付などが改ざんされていないことが証明できるでしょう。さらに有料プランでは、情報漏えい対策として東京海上日動火災保険によるサイバーリスク保険に対応しています。
参考価格 | 初期費用無料 月額990円~/ユーザー | 無料トライアル | ー(無料プランあり) |
対応機能 | 送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン | ||
送受信データ容量 | 2GB |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
Kozutumiを利用したユーザーの口コミ
KOZUTUMIの利点は、『安心感』が一番です。 送るファイルはKozutumiが自動でウィルススキャンし、安心なものに。 Kozutumiが通信経路・ファイルが自動で暗号化で安心なものに。 サイバーリスク保険が自動付与されてるので、万が一な場合でも安心。 最初は無料でお試しで使える点も非常に良いなと感じてます。 また、送信できる添付ファイルのサイズは2GBと大容量なので、サイズの大きい動画も送れるのも素晴らしいですね。
続きを読む
特にありません。 が、良い点裏返しで送信できる添付ファイルのサイズは2GBまでなので、 2GB以上の大きなファイルを送ることが多い方には向かないシステムです。 ここを改善すれば、容量の大きいデータを扱う事が多いSNSコンサル企業さんや、動画作成代行企業などの層も使いやすいのかなと思います。
続きを読む
GigaFile(ギガファイル)便
株式会社ギガファイルが提供する「GigaFile(ギガファイル)便」は、ユーザー登録不要かつ無料のファイル転送サービスです。1ファイルあたり300GBまでのファイルを容量無制限で送信できます。また、アップロード後のファイル保持期間は最大100日間まで設定可能です。
データ便
株式会社ファルコが提供する「データ便」は、最大2GBまで会員登録不要で無料利用できるファイル転送サービスです。無料会員登録をすれば容量が最大5GBまで増加し、アドレス帳などの機能も使えます。パスワード設定やダウンロード通知も可能です。なお有料プランでは、専用サーバが完備され容量無制限で利用できます。
firestorage
ロジックファクトリー株式会社が提供する「firestorage」は、会員登録しなくても利用できる無料オンラインストレージです。会員登録した場合、ファイルの削除やダウンロード確認などの機能を活用できます。1ファイル最大2GB、海外版の利用などに対応します。
なお、無料サービスは有料サービスと比較すると、セキュリティや内部統制の面で、機能が不十分な製品もあります。また24時間365日のきめ細かなサポートを提供していない場合もあります。情報漏えいを防ぎ安全にファイル転送を行うなら、有料のファイル転送サービスがおすすめです。
まずは人気のファイル転送サービスから比較したい方は、こちらから最新ランキングが確認できます。ぜひ参考にしてください。
まとめ
ファイル転送サービスには、高セキュアなものや大容量に対応したものなどさまざまな種類があります。各サービスの強みや特徴を理解し、自社の業務に適した法人向けファイル転送サービスを選ぶことがおすすめです。
まずは気になるファイル転送サービスの資料請求をしてみて、サービスについて詳しく知ることからはじめてみましょう。以下のボタンから一括資料請求(無料)も可能なので、ぜひご利用ください。
私たちの普段の業務において、動画や写真を簡単に扱えるようになりました。そうなると、大容量のデータを安全に送受信するニーズが高まります。メールに添付できない大容量データをやり取りするために、無料のサービスが利用されていたこともありました。しかし、こうしたサービスは安全性に問題があり、情報漏えいリスクに加えマルウェアなどへの感染リスクも無視することはできません。ファイル転送サービスの利用を従業員に徹底するために、従業員教育を行うとともに、無料のサービスへのアクセスを遮断することも検討してください。ファイル転送サービスの導入は、組織的なセキュリティ意識の醸成も求められるのです。
まず、ファイルの送受信は通常メールソフト等でのやり取りが主になるかと思いますが、このツールはブラウザ上でそのままファイルの受け渡しができるので利便性が高く、その分操作の工数が減る。
続きを読む