ファイル転送サービスとは
ファイル転送サービスとは、クラウド上の共有ストレージにファイルを保存し、Webを通してファイルを送信するサービスです。サーバ上でのファイル共有やメール添付ができない場合などに用いられる方法で、具体的には以下のような場合に活用できます。
- ●メールでは添付できない大容量ファイルの資料を送りたい
- ●CADやデザインデータ、動画の受け渡しをしたい
- ●動画の作業手順や写真の作業完了確認を行いたい
- ●プロジェクトメンバーや特定多数の相手から大容量ファイルを収集したい
これまではUSBやCD-ROMを郵送したり、FTP(File Transfer Protocol:ファイルを転送するための通信プロトコル)が活用されたりしていました。しかし、郵便では到着に時間がかかるうえに紛失・盗難のリスクがあります。また、FTPは専門的な知識を要するためハードルが高いと感じる企業も多く、現在ではWeb上でのデータ共有サービスを利用したやりとりが主流となっています。
ファイル転送サービスのタイプ
この記事では、法人向けのファイル転送サービスについて搭載機能や特徴から以下のようなタイプに分類しています。タイプ名をクリックすれば、最新のおすすめ製品をチェックできるので、あわせてご覧ください。
- ■高セキュリティなファイル転送サービス
- ファイル転送時の暗号化やIPアドレス制限、ログの確認などセキュリティ機能が豊富なタイプ。堅牢なデータセンターを活用している場合もあり、重要なファイルの転送にもおすすめ。
- ■大容量送信が可能なファイル転送サービス
- 大容量データを送受信できるものや容量が無制限に設定されているタイプ。動画や設計図など大容量ファイルでも高速に転送できる。
- ■海外送信に最適なファイル転送サービス
- 英語や中国語など多言語で利用できるタイプ。世界中のユーザーが迅速にファイルの送受信が行えるよう帯域幅も高めに設定されている。
- ■収集機能があるファイル転送サービス
- 相手にURLを送信しアップロードしてもらうことで、ファイルを受け取る「収集機能」を搭載したタイプ。相手側がファイル転送サービスを利用していなくても、ファイルの送受信が可能。
- ■多機能なファイル転送サービス
- ファイルのアップロード・ダウンロードはもちろんのこと、共有機能や連携機能など多彩な機能を搭載しているタイプ。
- ■無料で利用できるファイル転送サービス
- 完全無料、または無料プランを提供しているタイプ。コストは抑えられるが、容量やファイル保存期間などに制限がある場合も。
【比較表】ファイル転送サービス一覧
ファイル転送サービスを比較しやすい一覧表にまとめました。大部分の製品に暗号化機能は搭載されていますが、誤送信防止機能やウイルススキャン機能については製品によってばらつきがあります。なお価格相場については、初期費用は数万円から、月額費用は容量や利用人数に比例して上がる傾向にあるため、詳しくは各社製品の資料を請求し料金プランについて問い合わせてみましょう。
なお、以下のボタンから記事内で紹介しているおすすめサービスの一括資料請求ができます。詳しい特徴や料金プランなどは、複数資料を取り寄せて比較してみましょう。
\ ファイル転送システム の製品を調べて比較 /
製品をまとめて資料請求! 資料請求フォームはこちら 資料請求した製品の比較表が無料で作成できます
高セキュリティなファイル転送サービス
ここからは堅牢なセキュリティが特徴のファイル転送サービスを紹介します。ファイル転送を行う場合、セキュリティ対策は重要な選定ポイントの一つです。十分なセキュリティ対策が行われていないと、情報漏えいなどの大事故発生につながりかねません。大切な情報を守るために、サービスごとのセキュリティ対策を比較しましょう。
《WEB-CABINET》のPOINT
- 大容量ファイル送受信を低コストで実現
- 万全のセキュリティ機能を実装※PPAP対策にも効果
- 簡単に利用できる分かりやすい操作性
株式会社石川コンピュータ・センターの「WEB-CABINET」は、簡単操作が特徴のオンラインストレージサービスです。ダウンロードの有効期限や回数・パスワード設定によりデータは守られ、不正操作などのトラブル時にもすぐに履歴を確認できます。さらにJQA情報セキュリティ適合証明およびISMS取得の自社データセンターで運用しているため、セキュリティ面も安心でしょう。
参考価格 |
初期費用30,000円 月額5,000円~(5GB~) |
無料トライアル |
◯(30日間) |
対応機能 |
送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン |
送受信データ容量 |
一度にアップロードできる容量は標準500MB、オプションで最大10GBまで拡張可能 |
WEB-CABINETのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
当社の場合、一人の使用容量は少ないのですが使う人の数が多いため、アカウント数による課金ではなくトータル容量での料金設定がピッタリです。 |
WEB-CABINETの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
データを添付する際の設定画面が若干複雑で、慣れないとイメージだけでは添付ができないため、改善してほしい。 |
《EASY FILE EXPRESS》のPOINT
- 数GBクラスの大容量ファイルを1度に5ファイルまで送受信できる
- 誰でも使いやすい操作性で導入後の社内教育やマニュアルは不要
- Outlookアドインによるファイル転送を実現
トーテックアメニティ株式会社が提供する「EASY FILE EXPRESS」は、2GB超の大容量ファイルを一度に5つまで送受信できるセキュアな送受信サービスです。SSL/TLSによる通信経路の暗号化と送受信ログの確認により安全性を高めます。さらに取引先に送信先制限付きIDとパスワードを発行することで、スピーディーにファイル転送できます。
参考価格 |
月額3,000円~/5ユーザー(ディスクサイズ0.5GB・50送信) |
無料トライアル |
◯(2週間) |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン |
送受信データ容量 |
2GB超の大容量ファイルを一度に5つ送受信可能 |
業種 | 公務員(教員を除く) |
従業員規模 | 5,000名以上 |
EASY FILE EXPRESSのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
業務で通常使用するメールでは10MB以上のデータのやり取りができず、何通かに分けて送信しないといけないのが面倒ですが、このサービスのおかげで図面データ等の大容量ファイルも手軽にやり取りができています。 |
業種 | その他 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
EASY FILE EXPRESSの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
あるとしたら、送信したメールやアドレス帳がOUTOLOOKなどのメーラーと連動できると便利かなと思います。 |
《TeamFile》のPOINT
- チームのファイル作業を共同で行えるプライベートデータ空間
- 各チームのグループリーダーが所属メンバーを管理
- MS Office(Word・Excel・PowerPoint)を直接編集(排他処理)可能
コンピュータ・ハイテック株式会社提供の「TeamFile」は、WebDAVプロトコルを利用しセキュアな環境下でファイル共有・転送が行えるソフトウェアです。IPアドレス制限やパスワードを一定回数誤った際のアカウントロック機能、パスワードの監視やメンテナンスを行うパスワードポリシー機能など、強力なセキュリティ機能が特徴です。
参考価格 |
月額9,500円~/20人(8GB) ※ASP版共有サーバタイプの場合 |
無料トライアル |
ー |
対応機能 |
ー |
送受信データ容量 |
4GB超にも対応可能 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
TeamFileのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
顧客と大量のファイルをやりとりすることがあります。ファイルをアップロードしたときや取得したときに現状をメールで知らせてくれるサービスがあり、正常に作動しているのがわかってよいです。 |
TeamFileの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
稀にスムーズにサーバーへ接続できないことがあるとファイル送付先に言われることがありますので、改善していってもらえると幸いです。 |
製品・サービスのPOINT
- Webブラウザーだけで大容量ファイルや機密情報をやり取り可能
- 豊富なセキュリティ機能と可用性
- 月額16,500円(税込)~の定額制で、最大1万人使用可能
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社が提供する「ファイルシェア(ファイル授受特化型)」は、30万ID以上に利用されているファイル転送サービスです。国内最大手のインターネット接続サービスであるOCNバックボーンへ直結しているため、通信が安定しています。また、災害に備えたディザスターリカバリー機能が用意されているのも安心です。
参考価格 |
初期費用22,000円(税込み) 月額16,500円~(税込み) |
無料トライアル |
◯(2週間) |
対応機能 |
ー |
送受信データ容量 |
一度に合計2GBまで可能 |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 通信サービス |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
ファイルシェア(ファイル授受特化型)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
ブラウザ操作でファイルのやり取りができる点。ほとんどのストレージ系はデスクトップアプリを介しての操作が多いですが、ブラウザだけで完結できるので出先や共有PCでの利用がしやすいのは大きいメリットだと思います。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
ファイルシェア(ファイル授受特化型)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
一つ一つのアカウントに「〜さん」と敬称が付くのですが、一法人に対してアカウントを発行することもあるので、敬称は選択式になれば良いと思います。 |
《OKURN(オクルン)》のPOINT
- ファイル転送に最適な機能のみを標準搭載
- 利便性とセキュリティを両立
- 想定外の超過料金発生なし
日本ワムネット株式会社が提供する「OKURN(オクルン)」は、純国産企業向けファイル共有・転送サービスで、ファイル転送に必要な機能だけを搭載したシンプルなサービスです。20年以上の歴史と多くの実績を誇るGigaCCシリーズの一つです。URL無効化などの人的ミスを防止する機能やセキュリティ・トレース対策機能を搭載しています。データは国内のデータセンターで管理されています。
参考価格 |
初期費用50,000円 月額24,500円~/10ユーザー(5GB) |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン |
送受信データ容量 |
1ファイル最大100GBまで |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 5,000名以上 |
OKURN(オクルン)のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
メールには添付出来ない大容量ファイルを簡単に共有できる。認証用のパスワードもあるし、登録場所自体の期限も設定されるため、セキュリティ面でも安心。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 5,000名以上 |
OKURN(オクルン)の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
メーラーとの互換性を持たせてThunderbirdなどのアドオンとして、手軽に起動して利用できるアプリなどがあるとより便利と思います。(既にあったら申し訳ないです。) |
《オフィス宅ふぁいる便》のPOINT
- メール添付の代替手段!豊富な機能で情報漏洩対策が可能
- ブラウザを利用せず、Outlookアドインでのファイル送信ができる
- APIでシステムと連携し、ファイル送信の自動化が実現
株式会社オージス総研が提供する「オフィス宅ふぁいる便」は、APIの利用により、ファイル送信処理の自動化に対応したファイル転送・送付サービスです。自動化処理によって、同じ操作を繰り返す必要がなく、業務負荷を軽減します。また、利用ログの確認ができるため、社外秘や送付禁止ファイルの外部送付など不正利用の防止にも役立つでしょう。IPアドレス制限の管理も可能です。
参考価格 |
初期費用20,000円~ 月額3,000円~ |
無料トライアル |
◯(最大2か月) |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン |
送受信データ容量 |
1ファイルで最大10GBまで |
業種 | 教育・教育学習支援関係 |
従業員規模 | 250名以上 500名未満 |
オフィス宅ふぁいる便のいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
10ギガまでであれば、安全に相手に送信のできるファイル転送サービス。動画でも写真でもファイルの種類を問わない。ファイルをアップロードし、相手先にダウンロード用のURLをワンタイムパスワードを通知すればよい。受け取った側はパスワードを入力し、ダウンロードを開始するだけなので手順は簡単。海外の大学へも問題なく送れる。 |
業種 | エネルギー |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
オフィス宅ふぁいる便の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
自分の入力したメッセージがどのように反映されて、送信相手にメールとして届くのかを送信前にプレビューとしてみれると良いです。 |
《kiteworks》のPOINT
- オンプレミスで提供しておりセキュリティ性が高い!
- Office365やクラウドストレージとの連携が可能!
- ユーザ数で料金が変動するためスモールスタートが可能!
株式会社理経が提供する「kiteworks」は、主要なセキュリティ規格に対応した大容量ファイル共有ソリューションです。メールアドレス認証や二段階認証を採用し、安全にファイルの送受信ができます。PPAPへの対策も施されており、ファイルにメールアドレスでの認証をかけられるのもポイントです。なお、日本語のほか9か国語に対応しています。
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
ー |
対応機能 |
送受信管理ログ/SSL暗号化 |
送受信データ容量 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《Confidential Posting》のPOINT
- 金融機関への導入実績が多数
- 高い信頼性を誇る富士通データセンターにデータを保存
- SaaSとパッケージの2種類から選択可能
富士通Japan 株式会社が提供するファイル転送システム「Confidential Posting」は、特許を取得した独自の暗号化技術が採用されており、高いセキュリティが求められる金融機関での導入実績も豊富です。セグメント間ファイル交換機能を搭載し、ネットワーク分離環境においても安全なファイルの送受信ができるでしょう。定期的なファイル送受信を自動化する機能や送信後取消機能で誤送信を防ぎます。
参考価格 |
SaaS共用型の場合:月額22,000円~(税込み) |
無料トライアル |
◯(14日間) |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルスチェック |
送受信データ容量 |
SaaS:10GB、パッケージ:8GB |
業種 | 公務員(教員を除く) |
従業員規模 | 250名以上 500名未満 |
Confidential Postingのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
ファイルは暗号化されて送受信されるそうで情報漏洩を防ぐことができると、安心感があります。また、メールの内容によっては送信前に上司に確認を必要とする承認ワークフローを利用しているため、誤送信を防ぐことができています。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 100名以上 250名未満 |
Confidential Postingの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
よく使う宛先は、メールアドレスでなく名前で引っ張ってこられるようになるとありがたいです。
アドレスだけ見てもぱっと誰かわかりにくいので。 |
大容量送信が可能なファイル転送サービス
ここからは、送受信データ容量が大容量に対応しているサービスや無制限のファイル転送サービスを紹介します。サービスを選定するうえで、データの送受信容量は重要なポイントです。映画サイズの動画や、設計図などの大容量ファイルを扱う企業におすすめです。
《SPACE PORTER》のPOINT
- 【何人でも同額】 利用者数無制限で抜群のコストパフォーマンス
- 【100GB超も送受信可】 ファイルサイズ無制限で送付受取が可能
- 【特許認定済】 独自暗号化転送方式で安全にファイル送受信可能
三菱電機ソフトウエア株式会社が提供する「SPACE PORTER」は、利用者数もファイルサイズも無制限の大容量ファイル転送サービスです。利用IDが増加しても追加費用がかからないため、不特定多数のメンバーでファイルを送受信したい企業におすすめです。ファイル本体だけでなく通信経路も自動暗号化するほか、元のファイルを一切記憶しない独自方式(特許取得済)を採用しているため高い安全性が期待できます。
参考価格 |
月額44,000円~(保管サイズ20GB) |
無料トライアル |
◯(2週間) |
対応機能 |
誤送信防止/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルスチェック |
送受信データ容量 |
制限なし、ただし通信量は1TB/月まで |
業種 | その他製造 |
従業員規模 | 250名以上 500名未満 |
SPACE PORTERのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
他のシステムは、ユーザ単位で課金される物が多いですが
こちらのシステムは、ファイル転送量に応じて料金が設定されている為
ユーザー数に関係なく一定の費用で運用が可能です。
|
業種 | 放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
SPACE PORTERの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
特にないが、google driveの様にストレージの形にして、ユーザーが相互にファイルを格納、取り出しができるようになれば良い。 |
《eTransporter》のPOINT
- 登録ユーザー数無制限!送受信ファイル容量無制限!
- 充実したセキュリティ機能!送信後でも取消し可能な誤送信対策!
- メール連係オプションで普段のメール送信でファイル転送を実現!
株式会社NSDが提供する「eTransporter」は、登録ユーザー数と送受信できるファイル容量がそれぞれ無制限のファイル転送システムです。送信取消機能があり、ダウンロードされる前であればユーザー側からファイルの公開停止ができるため誤送信を防げます。大容量ファイルでも、ドラッグアンドドロップを基本とした簡単操作で、データ受け渡し時の手間を削減します。なお、送信先アドレス数も無制限に登録できるのもポイントです。
参考価格 |
クラウド:月額50,000円~ オンプレミスの場合:2,000,000円~ |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルスチェック |
送受信データ容量 |
制限なし |
業種 | 建設 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
eTransporterのいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
弊社では工事の図面や見積もりファイルなど容量が非常に大きいサイズを送信するので、大容量ファイルを送信できるeTransporterはピッタリでした。また専用のプラグインやソフトウェアなどを必要としないので、導入がスムーズですね。 |
業種 | 電気、電子機器 |
従業員規模 | 5,000名以上 |
eTransporterの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
ファイルを送る際に、ファイルアップロードをすると、ダウンロードパスワードが自分にメールされてきます。これを送り先に転送することが、若干手間に感じます。 |
《IMAGE WORKS》のPOINT
- 1ファイルで最大60GBまで対応可能
- 導入実績 2,000サイト以上
- 自動タグ付けなどAIによる効率化が可能
「IMAGE WORKS」は富士フイルムイメージングシステムズ株式会社が提供する、クラウド型ファイル管理・共有サービスです。1ファイルで最大60GBの大容量データに対応しており、CADや映像データの送受信も可能です。データの共有だけでなくコンテンツ管理にも最適でしょう。データの閲覧やストリーミングのみの共有もできるため、データを散在させずに済むのもポイントです。
参考価格 |
初期費用15,000円~ 月額費用15,000円~ |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
SSL暗号化/ウイルススキャン |
送受信データ容量 |
1ファイルで最大60GBまで |
業種 | 卸売・小売業・商業(商社含む) |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
IMAGE WORKSのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
送信したいファイルをドロップでアップロードすることができ、送信相手にダウンロードされた際の通知を受け取ることができる。利用したことはないが、往復便もあるため、大容量のシステムを採用していない取引先とのやりとりにも活用できると思う。 |
業種 | 素材 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
IMAGE WORKSの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
出来れば、メールでのやり取りでは無く、フォルダー共有機能があればなお良いと思います。もっと感覚的にファイルを扱えればうれしいです。 |
《e・パーセル電子宅配便》のPOINT
- ファイル転送専門ベンダーとして1996年創業以来の膨大な実績
- クライアント認証や暗号化などセキュリティが充実
- 多様な局面におけるリプレイス経験も豊富
イーパーセル株式会社が提供するファイル転送サービス「e・パーセル電子宅配便」は、大容量データや機密情報をセキュアな環境下で送受信できます。 データの暗号化はもちろん堅牢なデータセンターで管理されており、世界中の大手企業で利用されています。さらに海外のISP(Internet Service Provider:インターネットに接続するためのサービス事業者)と連携し、世界各地に配送サーバを設置しているため高速通信が可能です。
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化 |
送受信データ容量 |
制限なし |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 電気、電子機器 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
e・パーセル電子宅配便のいい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
取引先での課題に対し、メールのやり取りだけでは写真程度になるが、この製品は大容量データの動画のやり取りが行え、課題解決がスムーズに行える。 |
業種 | 電気、電子機器 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
e・パーセル電子宅配便の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
弊社では、専門部署がマニュアルを作成し、初めての活用でも問題なく使用することが出来た。現在のところ改善要望は無いレベルで使用出来ている。 |
《IBM Aspera》のPOINT
- グローバル単位での共同作業をサポート
- 大容量の動画も遅延なくストリーミング配信
- 帯域幅を自動計算し最大限に活用
「IBM Aspera」は、日本アイ・ビー・エム株式会社提供のファイル転送サービスです。独自のプロトコルシステムによって距離や容量、帯域幅にかかわらず最高速度でのデータ転送が可能です。HTTPのような旧来の通信方式と比べて、数十倍から数百倍もの速度で転送できます。動画のストリーミング配信に対応しており、大容量データや動画ファイルもほぼ遅延なしに配信可能です。
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
◯(30日間) |
対応機能 |
暗号化通信 |
送受信データ容量 |
年間で最大60TBまで |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
海外送信に最適なファイル転送サービス
ここからは多言語対応や海外への送信に特化したファイル転送サービスを紹介します。国内外のグループ会社や、海外の取引先とのやりとりがある企業におすすめです。
《クリプト便》のPOINT
- 脱PPAP等、取引先と安全にファイルのやり取りを行いたい企業
- USB運用を廃止、大容量ファイルの受け渡しをサービス上で実現
- Webブラウザとインターネット環境だけでファイル送受信が可能
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社が提供するファイル転送サービス「クリプト便」は、日本語・英語・中国語に対応しています。国内最高水準のデータセンターにシステムを設置しており、専門会社による情報セキュリティ格付けでは最高ランクの「AAAis」を取得しています。金融・製造・通信サービス・知財・特許事務所など、さまざまな業界での導入実績が豊富なため、信頼性のある製品です。
参考価格 |
初期費用20,000円~、月額20,000円~/20ユーザー(100通) |
無料トライアル |
◯(1か月) |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化 |
送受信データ容量 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 通信サービス |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
クリプト便のいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
まず、ファイルの送受信は通常メールソフト等でのやり取りが主になるかと思いますが、このツールはブラウザ上でそのままファイルの受け渡しができるので利便性が高く、その分操作の工数が減る。 |
クリプト便の改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
ファイルダウンロード済みであることが受信一覧からも確認ができるようになるとメールを都度開く必要がなくなるのでより効率的に作業ができると思います |
《SkeedSilverBullet》のPOINT
- FTPでは難しい大容量ファイル転送を安全かつ高速に実現できる
- オンプレミスからクラウド環境へ迅速なデータ移動を可能にする
- アジアや海外とも高速に大容量ファイルのやりとりができる
株式会社Skeedが提供する「SkeedSilverBullet」は、海外へ大容量ファイルの高速配信ができるソフトウェアです。日本・米国・欧州で国際特許を取得した独自プロトコルを活用した遠隔地ファイル共有で、これまで主流であったFTPの数十倍の速さで転送を実現します。日本語と英語に対応し、使用上限帯域50Mbpsから1Gbpsまでの幅広い動的帯域制御が可能です。
参考価格 |
年額306,000円~ |
無料トライアル |
◯(14日間) |
対応機能 |
暗号化通信 |
送受信データ容量 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《DIRECT! EXTREME》のPOINT
- 大容量ファイルの超高速転送を実現
- 1ファイル2TBまでの大容量ファイル転送が可能
- ファイル送受信の自動化に対応
日本ワムネット株式会社が提供する「DIRECT! EXTREME」は、日中間ファイル転送サービスです。中国・ASEAN地区への転送スピードは従来と比べ約20~50倍のスピードを実現し、日中間のファイル転送において圧倒的な強みをもちます。1ファイル2TBまで送信できる点や、ドラッグアンドドロップを中心とした使いやすいインターフェースも魅力です。
参考価格 |
19,800円~ 110円~/1GBあたり |
無料トライアル |
◯ |
対応機能 |
送受信管理ログ/SSL暗号化 |
送受信データ容量 |
1ファイル2TBまで転送可能 |
活文 Accelerated File Transfer
製品・サービスのPOINT
- 数百Mbyte~数十Gbyteの大容量に対応!
- 既存のHTTP通信と比較し数倍~十数倍もの高速通信!
- セキュリティ機能も多数!
株式会社日立ソリューションズが提供する「活文 Accelerated File Transfer」は、既存のインターネット環境を活用して海外へのファイル送信を高速に行います。通信インフラの整備が不十分な新興国とのやり取りにおいても、スムーズな送受信が可能です。数十GBの大容量ファイルにも対応し、セキュリティ機能も充実しているので安心でしょう。なお、日本語・英語・中国語(簡体字)に対応しています。
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
◯(1か月) |
対応機能 |
誤送信防止/送受信管理ログ |
送受信データ容量 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 食品、医薬、化粧品 |
従業員規模 | 500名以上 750名未満 |
活文 Accelerated File Transferのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
情報システムグループ以外の部署の人間でも、あらかじめ指定された範囲でフォルダへの閲覧・書き込み権限を部署内やPJ単位の人間に設定できるので利用の幅が広がる。 |
活文 Accelerated File Transferの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
一定の時間でログアウトされてしまうため、都度ログインする必要がある。パスワードロックをかけてしまった場合、管理者でないと解除出来ない。 |
収集機能があるファイル転送サービス
収集機能をもつファイル転送サービスを紹介します。収集機能を搭載していると、相手先がファイル転送サービスを利用していない場合でも効率的にデータを受信できます。ファイルを送信するだけでなく、受信の機会も多い企業におすすめです。
《SkeedFileMessengerX》のPOINT
- ユーザビリティを高めた直感的なUI
- 遠距離でも大容量ファイルでも高速・安定的に配信
- 不特定先からのファイル収集や転送フローを効率化
株式会社Skeedが提供する高速ファイル送達ソフトウェア「SkeedFileMessengerX」は、添付メール感覚で利用できる操作性が魅力です。メールアドレスがわかれば誰にでもファイルの高速授受が可能で、送信相手のITリテラシーに依存しません。相手側のダウンロード状況を通知で受け取れたり、数千件を超える送達通知を複数相手に一括配信できたり、ファイル送受信の確実性を高める機能が多数搭載されています。
参考価格 |
405,000円~(3か月サブスクリプションライセンス) |
無料トライアル |
◯(14日間) |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化 |
送受信データ容量 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
SkeedFileMessengerXのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
送り先の相手がネットにつながってるだけで大きいサイズのファイルを安定して送れ、複数の人に同時に送れる。 |
業種 | 放送・広告・出版・マスコミ |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
SkeedFileMessengerXの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
Macで送るとき、高頻度でセキュリティーに引っかかりそのつど解除する必要があるので、Windowsと同じように送れるようにしてほしい。また、送信先にメーリングリストを指定するとうまく送れないので一人ずつ相手を指定する必要がある点。 |
《FITWeb Okulot》のPOINT
- 安全・確実に大容量ファイルや重要ファイルを届ける
- 履歴管理を内部統制、情報漏えいリスクを軽減
- 管理や操作が簡単で、コストも削減
「FITWeb Okulot」は、北電情報システムサービス株式会社が提供するファイル転送サービスです。150MBまでの10個のファイルを最大10件の宛先へ一回で配布できます。さらに同時に10件の宛先へ収集メールの送信が可能です。最大365日分、全ユーザーの送受信データを保存できるアーカイブ機能や上長承認機能なども搭載しています。
参考価格 |
初期費用20,000円 月額3,000円~/5ユーザー |
無料トライアル |
ー |
対応機能 |
送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン |
送受信データ容量 |
一度にアップロードできるファイルサイズは最大1,024MB、収集可能なファイル容量は150MB/ユーザー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
《HULFT》のPOINT
- 国内外での膨大な導入実績を誇る
- 技術サポートが充実
- マルチプラットフォームでTCP/IPプロトコルによる連携を自動化
「HULFT」は、株式会社セゾン情報システムズ提供のファイル転送システムです。障害発生率0.09%と高い安定性をもち、銀行や自動車製造業界で多く導入されています。収集側が受信可能になったタイミングで通知する機能や、ホストごとに柔軟なジョブ設定が行える点が便利でしょう。OSや言語が異なる機種間でも、別途コード変換処理を要さない点も魅力です。
参考価格 |
ー |
無料トライアル |
◯(60日間) |
対応機能 |
SSL暗号化 |
送受信データ容量 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 金融・証券・保険 |
従業員規模 | 50名以上 100名未満 |
HULFTのいい点 |
★ ★ ★ ☆ ☆ 3 |
ただファイルを送信したい時にはHULFTを使うのが一番手間がかからないように思う。メールだと文面を書いたり宛先を入力したりしないといけないが、そうした作業が要らなくなる。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
HULFTの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ★ 5 |
インストール形式の製品のため、インストールレスでも導入可能な機能などがあると便利です。また製品の稼働状況を部分析可能なダッシュボードなど、分析機能を拡充してもらえるとさらに使いやすいなと思います。 |
多機能なファイル転送サービス
ここでは、ファイル転送以外に独自の強みをもつ多機能なファイル転送サービスを紹介します。単なる転送にとどまらず、プラスアルファの機能を求める企業におすすめです。
《OneDrive》のPOINT
- バックアップやウイルス対策などセキュリティ機能が充実!
- モバイルアプリで撮影すれば紙文書をPDF化可能!
- Microsoft 365の他アプリと連携してさらに便利に!
「OneDrive」は、日本マイクロソフト株式会社提供のオンラインストレージサービスです。Microsoft 365を使っている方なら導入しやすく、アプリ内でWordやExcelなどのOffieソフトを共同編集できる点も便利でしょう。プランによりセキュリティとコンプライアンス機能を追加可能です。データのバックアップを自動で取得し、複数の端末からアクセスできるのもポイントです。
参考価格 |
月額630円~/ユーザー |
無料トライアル |
◯(1か月) |
対応機能 |
暗号化通信/ウイルススキャン |
送受信データ容量 |
ー |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | コンサル・会計・法律関連 |
従業員規模 | 1,000名以上 5,000名未満 |
OneDriveのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
Microsoftの製品ということもあり、ローカルフォルダを利用するときとOneDriveを利用するときで、UIにほぼ差がないため、非常に利用しやすい点が良いです。OneDriveを使ってファイルを共有する際にはファイルをドラッグするだけで完了するため、手間も非常に少なくて済みます。 |
業種 | 金融・証券・保険 |
従業員規模 | 5,000名以上 |
OneDriveの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
クラウドサービスの難点ですが、Microsoftの障害が発生するとアクセスできなくなり、業務が滞ってしまいます。Microsoftの障害は割と発生するので、それが最も改善してほしい点です。 |
無料で利用できるファイル転送サービス
無料のファイル転送サービスは、本格導入前のお試しや機密性の低い情報を低コストで送受信したい場合などに適しています。ただし、安全性やサポート面、容量などの制限も多いため利用の際は注意が必要です。ここでは、完全無料のファイル転送サービスや、無料プランのあるサービスを紹介します。
《Kozutumi》のPOINT
- 無駄な項目がなく初心者でも使いやすい直感的なUIで5名まで無料
- 暗号化/ウイルスチェック/誤送信防止で高セキュリティ機能が充実
- 万が一の場合に安心な、サイバーリスク保険とタイムスタンプ付き
株式会社ハートビーツが提供する「Kozutumi」は、セキュアにデータの受け渡しをする重要ファイル転送プラットフォームです。5名、100MBまでの無料プランを提供しています。タイムスタンプ機能を搭載しており、データの存在や日付などが改ざんされていないことが証明できるでしょう。さらに有料プランでは、情報漏えい対策として東京海上日動火災保険によるサイバーリスク保険に対応しています。
参考価格 |
初期費用無料 月額990円~/ユーザー |
無料トライアル |
ー(無料プランあり) |
対応機能 |
送信キャンセル(誤送信防止)/送受信管理ログ/SSL暗号化/ウイルススキャン |
送受信データ容量 |
2GB |
※"ー"の情報はITトレンド編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
Kozutumiのいい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
KOZUTUMIの利点は、『安心感』が一番です。
送るファイルはKozutumiが自動でウィルススキャンし、安心なものに。
Kozutumiが通信経路・ファイルが自動で暗号化で安心なものに。
サイバーリスク保険が自動付与されてるので、万が一な場合でも安心。
最初は無料でお試しで使える点も非常に良いなと感じてます。
また、送信できる添付ファイルのサイズは2GBと大容量なので、サイズの大きい動画も送れるのも素晴らしいですね。 |
業種 | 情報処理、SI、ソフトウェア |
従業員規模 | 10名以上 50名未満 |
Kozutumiの改善してほしい点 |
★ ★ ★ ★ ☆ 4 |
特にありません。
が、良い点裏返しで送信できる添付ファイルのサイズは2GBまでなので、
2GB以上の大きなファイルを送ることが多い方には向かないシステムです。
ここを改善すれば、容量の大きいデータを扱う事が多いSNSコンサル企業さんや、動画作成代行企業などの層も使いやすいのかなと思います。 |
GigaFile(ギガファイル)便
株式会社ギガファイルが提供する「GigaFile(ギガファイル)便」は、ユーザー登録不要かつ無料のファイル転送サービスです。1ファイルあたり300GBまでのファイルを容量無制限で送信できます。また、アップロード後のファイル保持期間は最大100日間まで設定可能です。
データ便
株式会社ファルコが提供する「データ便」は、最大2GBまで会員登録不要で無料利用できるファイル転送サービスです。無料会員登録をすれば容量が最大5GBまで増加し、アドレス帳などの機能も使えます。パスワード設定やダウンロード通知も可能です。なお有料プランでは、専用サーバが完備され容量無制限で利用できます。
firestorage
ロジックファクトリー株式会社が提供する「firestorage」は、会員登録しなくても利用できる無料オンラインストレージです。会員登録した場合、ファイルの削除やダウンロード確認などの機能を活用できます。1ファイル最大2GB、海外版の利用などに対応します。
以下の記事では、無料のファイル転送サービスを比較しています。オープンソースの製品も紹介しているので、あわせてご覧ください。
関連記事
watch_later 2023.06.30
【無料&オープンソース】ファイル転送サービス比較!危険性も解説 続きを読む ≫
ファイル転送サービスのメリット
ファイル転送サービスの導入メリットは以下の3つです。
- ●大容量のデータをそのまま送信できる
- ●PPAPの手間やコストを抑えられる
- ●高いセキュリティのもとでデータをやりとりできる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
大容量のデータをそのまま送信できる
一般的なメールシステムでは、大容量のデータを送受信できない場合があります。ファイルを分割して送信する方法もありますが、受信者は何十通ものメールの結合作業をしなければならずお互い負担が大きいため現実的ではないでしょう。
ファイル転送サービスを使えば、インターネット上のサーバを用いて容量の大きなデータを分割することなくそのまま送信できます。製品によっては、数GBクラスに対応しているものや容量無制限のものもあります。
PPAPの手間やコストを抑えられる
従来は暗号化したパスワード付きZipファイルを送り、別でパスワードを送信するPPAP方式が採用されていました。大容量ファイルの場合、分割したファイルごとにパスワードを設定するのも負担となっていました。ファイル転送サービスを活用すれば、ファイルをアップロードするだけでデータの送受信ができPPAPの手間を省けます。
また資料を郵送する場合と比較しても、データのコピーから郵送物の手配まで労力や時間がかかりません。さらに定額料金で利用できるため、大容量ファイルを送信する回数が多いほど費用対効果も上がるでしょう。
高いセキュリティのもとでデータをやりとりできる
ビジネスシーンにおいては機密事項や個人情報を扱うからこそ、高い安全性が求められます。法人向けのファイル転送サービスならセキュリティに重きをおいたサービスも多く、安心して使用できるでしょう。以下はファイル転送サービスのセキュリティ機能の一例です。
- ●SSL暗号化
- ●送信先の制限機能
- ●上長の承認機能
- ●誤送信防止機能
ファイル転送サービスの利用によって得られるメリットは、以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事
watch_later 2023.02.15
ファイル転送サービスで得られる4つのメリットを紹介 続きを読む ≫
ファイル転送サービスの注意点
ファイル転送サービスのセキュリティ対策は、サービス提供元のベンダーが行います。そのため自社でサーバ管理する場合と異なり、セキュリティはベンダーに依存する点に注意が必要です。
暗号化やログ保存機能、ワンタイムパスワードやダウンロード制御機能などを搭載しているセキュリティ機能はベンダーによって異なります。ファイル転送サービス導入の際は自社のセキュリティレベルに見合ったサービスを選定しましょう。
ファイル転送サービスの比較・選定ポイント
ファイル転送サービスを検討する際の比較・選定ポイントは、以下の5つです。
- ●1ファイルあたり・1回あたりの転送可能容量は十分か
- ●情報漏えいを防ぐセキュリティ対策機能はあるか
- ●内部統制に活用できるか
- ●高速送信や遠隔地送信に対応しているか
- ●自社の求める機能が搭載されているか
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
1ファイルあたり・1回あたりの転送可能容量は十分か
ファイル転送サービスには、ファイル転送容量に上限が設けられているものもあります。1ファイルあたりのサイズだけでなく、1度にまとめて送信できる合計容量の上限も確認しましょう。
特に、動画や設計図など容量の大きいファイルをやり取りする場合は、必ずチェックしておきたいポイントです。まずは会社全体で必要なストレージ容量を洗い出し、最適な製品を選定しましょう。
情報漏えいを防ぐセキュリティ対策機能はあるか
ファイル転送サービスは自社の大切な情報を扱うため、機密情報が第三者に漏えいしないようセキュリティ対策が欠かせません。ファイル転送サービスには以下のようなセキュリティ機能が備わっています。
- ■権限付与
- 許可したユーザー以外にファイルを閲覧・編集させない
- ■ダウンロード制限
- ダウンロードの回数を指定する
- ■監査ログ
- ユーザーの操作ログを保存する
- ■暗号化
- ファイルを暗号化し不正な閲覧を防ぐ(SSL暗号化通信や自動暗号化など)
- ■IPアドレス制限
- ユーザーをIPで制限する
- ■アカウントロック
- 一定回数パスワードを誤入力すると、アカウントにロックがかかる
- ■バックアップ機能
- 災害などに備えたディザスターリカバリー機能など
上記の機能は一般的なものであり、搭載している機能はサービスごとに異なります。自社のセキュリティポリシーを踏まえ、優先度の高い機能を洗い出してから製品を選定しましょう。
内部統制に活用できるか
ファイル転送サービスにログ機能が備わっていれば、ダウンロードや送受信の履歴を確認できるとともに、ユーザーのログアーカイブが残せるため内部統制においても役立ちます。誰がいつ何を送ったかなど送受信の状況を管理し、特定認証機関と連携して履歴を証明できるサービスもあります。
またグループ企業ごとにファイルの受け渡しがバラバラになっている場合、授受方法を統一することで内部統制強化につながります。ログ機能とあわせて、上長承認のワークフロー機能やアクセス制限機能などを活用し、ファイルの受け渡し環境を整備するとよいでしょう。
高速送信や遠隔地送信に対応しているか
画像や動画などの容量が大きいデータを大量に送信することが多い企業や、インフラ環境が不安定な海外へのデータ送信を行う企業は、高速送信や遠隔地送信に適した機能があるかを確認しましょう。遠隔地送信に対応した製品であれば帯域幅が高めに設定されているため、世界中のユーザーがスムーズにファイルを送受信できます。
独自のプロトコルを用いて、距離や帯域幅にかかわらず高速でのデータ転送が可能な製品もあります。大容量ファイルを送信する際は、送信速度にも着目しましょう。
自社の求める機能が搭載されているか
上述したポイントのほかに、自社の求める機能を洗い出し、対応可能なサービスを選びましょう。ファイル転送サービスに搭載されていると便利な機能としては、以下のものが挙げられます。
- ■多言語対応
- 英語や中国語、フランス語などさまざまな言語に対応。国外に支店や取引先がある場合には、その国の言語に対応しているかチェックが必要。また、海外の特定地域への送信に特化したファイルの転送・共有を安定化させるサービスもある。
- ■収集機能
- ファイルを収集するスペースをWeb上に確保し、指定した相手にアップロードしてもらう機能。ファイル転送サービスを利用していない相手とのやり取りでも、アップロード先を伝えるだけで効率的なファイル受信が可能。
- ■ユーザーの一括登録
- システム管理者の負担を考慮して、ユーザー登録を一括で行える機能。大規模利用を想定している場合におすすめ。
まずは人気のファイル転送サービスから比較したい方は、こちらから最新ランキングが確認できます。ぜひ参考にしてください。
無料サービスと有料サービスの違い
無料で利用できるファイル転送サービスも多いため「有料サービスとの違いがわからない」「ビジネス利用であっても無料サービスを使って問題ないのか」といった疑問もあるでしょう。
無料サービスと有料サービスの大きな違いはセキュリティ機能の充実度が挙げられるでしょう。例えば有料サービスには以下のような機能があります。
- ●ダウンロード履歴や送信履歴の管理ができる機能
- ●ダウンロード通知機能
- ●送信時の制限機能
- ●ウイルスチェック機能
- ●送信前の上長承認機能
情報漏えいが発生した際には、誰がどのファイルをダウンロードしたのかなどデータ送受信の履歴確認が欠かせません。暗号化により安心してデータのやりとりを行える無料サービスも多いですが、ファイル送受信の履歴を管理する機能がついているとより安心でしょう。
有料サービスでも料金プランが安いものもあるため、月額料金やサービス内容などあわせて比較検討することをおすすめします。
ファイル転送サービスの導入で業務を効率化しよう
ファイル転送サービスには、高セキュアなものや大容量に対応したものなどさまざまな種類があります。各サービスの強みや特徴を理解し、自社の業務に適した法人向けファイル転送サービスを選ぶことがおすすめです。
まずは気になるファイル転送サービスの資料請求をしてみて、サービスについて詳しく知り比較検討することからはじめてみましょう。