活文 Accelerated File Transferとは
活文 Accelerated File Transferとは、インターネット回線を利用して高速にファイルをやり取りするサービスです。海外へのファイル転送にも対応し、通信インフラの整備が整っていない新興国とも円滑な送受信を可能にします。ファイルの送受信に要する時間を大幅に削減できるため、ビジネスの加速に役立ちます。
活文 Accelerated File Transferの強み
活文 Accelerated File Transferは以下の強みを持ちます。
◇日本から海外へ
東南アジアを筆頭に、世界ではまだ通信インフラの整備が充実していない地域も多く残されています。そのような地域に拠点を構えている場合、ファイルのやり取りに膨大な時間がかかりがちです。そこで、活文 Accelerated File Transferならば複数のHTTPS通信を同時に利用する多重通信技術と呼ばれる技術により、安定的かつ高速な通信を実現します。
◇2GB超の大容量にも対応
以前は、膨大な容量のファイルを送受信するには、分割するか物理的なメディアに保存して手渡すのが一般的でした。しかし、活文 Accelerated File Transferなら既存のインターネット環境を使い、数十GBのファイル容量を転送できます。
◇導入期間が短い
SaaSならではのメリットとして、ハードウェアや専用のネットワークを整備する必要がありません。そのため、活文 Accelerated File Transferは10営業日程度でサービスを利用開始できます。
◇機密データの保護
機密情報が漏えいしないよう、送信先の制御や送受信記録管理、上長承認などのセキュリティ機能が備わっています。
◇転送の自動化
Webブラウザ上で手動による送信が可能な他、コマンドオプションを使った自動送信にも対応しています。夜間に自動でデータを転送させるといった使い方ができます。
活文 Accelerated File Transferでできること
続いて、活文 Accelerated File Transferの機能を紹介します。
■データ転送
この機能は次の3つに分けられます。
・大容量データ転送:数百Mbyte~数十Gbyteのデータを転送します。
・高速多重データ転送:速度を重視した機能で、既存のHTTP通信の数倍から十数倍を実現します。
・高品質データ転送:海外への転送でも途切れにくい、安定的な通信機能です。
■セキュリティ
サイバー攻撃や人為的ミスによる情報漏洩を防ぐ機能で、以下のものがあります。
・経路保護:HTTPSによるセキュアな経路で通信できます。
・送信先制御:事前に定めた送信先以外への送信を防ぎます。
・アクセス元制限:決められたIPアドレス以外からのアクセスを防ぎます。
・上長承認:ファイル転送前に上長による確認を行います。
・クライアント証明書認証:証明書ファイルにより認証を行います。
・送受信記録管理:監査証跡として通信記録を残します。
■運用
上記の他、ファイルの送受信を便利にする機能です。
・多言語対応:日本語・英語・中国語(簡体字)に対応しています。
・ユーザー管理:グループ単位でユーザーを管理し転送ルールを設定します。
・招待者登録:アカウントを持たないユーザーへの一時的な送信を可能にします。
(以下オプション)
・コマンドベースでの送受信:他のシステムと連携できます。
・未登録宛先送信:メールアドレスの入力による送信を認めます。
・振り分け:指定したファイル・フォルダにデータを保存します。