国内データセンターサービスとは
国内データセンターサービスは、ユーザーの設備を預かるコロケーションサービスです。コロケーションサービスとは、データセンターから専用スペースをレンタルし、そこでサーバなどの設備を設置・管理するサービスのことを言います。専用ラックをレンタルしてサーバを設置するハウジングサービスよりも、広いスペースを利用できます。
国内データセンターサービスでできること
国内データセンターサービスでは以下の4種類のサービスを利用できます。
◇オープンコロケーション
19インチラックスペース単位で、ラック設置の用のスペースをレンタルできるサービスです。ラックやルータなどはユーザー側で用意しますが、設置工事はベンダーに任せられます。
◇ラックコロケーション
施錠付きのラックが提供されるサービスで、そこでユーザーの設備が保管されます。19インチラックが利用可能で、1/4ラックまたは1ラック単位で申し込めます。
◇ケージコロケーション
ラックコロケーションよりもセキュアなケージで設備を管理できるサービスです。6ラック以上を使う場合に申し込めます。
◇スイートコロケーション
大規模なスペースを借りられるサービスです。電源設備しようや通信ケーブルルートなどについて柔軟なカスタマイズが可能な、専用の個室を利用できます。
さらに、以下の高品質なサービスも提供されています。
◇システム監視
データセンターの内外からユーザーのシステムを監視し、安定稼働を支援するサービスです。
◇レポートサービス
ユーザーのICTシステムの障害インシデントなどがレポートとしてWeb上提供されるサービスです。
◇定期作業代行サービス
メディアの交換や目視確認など、定期的に必要な保守作業についてベンダーに委託できます。
◇障害措置支援
障害きり分けや復旧を支援します。
国内データセンターサービスの強み
続いて、サービスの強みを紹介します。
◇潤沢なフロアを世界中で利用可能
日本国内はもちろんのこと、海外の主要都市てもサービスが展開されています。フロアスペースはたっぷりと用意され、ユーザーのニーズに応じて柔軟にカスタマイズできます。
◇免震構造・耐震構造・防火対策
データセンターの建物は、震度6強にも耐えられる免震・耐震構造になっています。さらに火災に対しては火災報知システムや延焼防止システムで対応。あらゆる災害に備えて万全の体制が構築されています。
◇高速・大容量通信
国内だけでなく、欧米でも高速かつ大容量の通信を実現。通信キャリアであるベンダーならではの高品質な通信環境が確保されています。
◇環境への配慮
照明や冷却設備、電源設備などはいずれも環境に最大限配慮した、地球に優しい設備になっています。
◇冗長構成
電源や空調などは充分な冗長構成が構築されています。万が一これらの設備に問題が生じても、無停電電源装置や自家発電設備により、瞬断することなくバックアップできます。
◇24時間365日の監視体制
データセンターは災害だけでなく犯罪からも守られていなければなりません。そこで、セキュリティゲートや監視カメラ、生体認証などを活用した入退室管理のほか、徹底した施錠など強固なセキュリティ体制が構築されています。
◇運用・監視・保守
ベンダーが長年の実績の中で運用アウトソーシングのノウハウに基づき、ユーザーから預かった機器に対して高度な運用・監視・保守が提供されます。
◇アメニティ
休憩室や会議室、仮眠室、さらにはシャワールームも完備。快適に利用を始められます。
◇多様なサービス
単なるコロケーションだけでなく、プライベートクラウドや運用アウトソーシングなど、多種多様なサービスが提供されています。