物流代行の市場規模は?
物流代行の主な利用先であるネット通販の分野では、経済産業省が市場規模を公表しています。同省によると、国内のBtoC-ECのうち物販系分野の市場規模は2024年に15兆2,194億円で、前年から3.70%増えました。EC化率は9.78%で、前年の9.38%から上がっています。物流代行の利用先にあたる市場で、物流代行そのものの数字ではありません。
出典:「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(経済産業省)
ITトレンドには5製品が掲載され、提供企業も5社です。ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、物流代行の動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP5】いま注目される物流代行
まずは、資料請求ランキングから人気の製品を紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点の物流代行はEC商品の保管から発送までを任せられる「物流代行サービス」が資料請求ランキング1位です。2位はセイノー情報サービスの物流アウトソーシング、3位はECの受注から出荷までを自動化するLOGILESSでした。上位にはEC向けのサービスが多く、DMや通知書の発送代行も5位に入っている点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP5です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 製品の特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | 物流代行サービス | EC商品の梱包・発送・在庫管理などをまとめて委託できる3PL物流倉庫サービス。 |
| 2位 | 物流アウトソーシング | 倉庫や運送の複数の事業者をITで統合管理し、物流部門に代わって業務を改善する。 |
| 3位 | LOGILESS | 物流拠点の紹介とシステムによる自動化で、ECの受注から出荷までを効率化する。 |
| 4位 | はぴロジ物流アウトソーシング | 倉庫の提案とクラウド型システム「logiec」で、EC物流の業務を一元管理・自動化。 |
| 5位 | アテナの販促DM・通知書発送サービス | DMの企画・印刷・発送から効果測定、フォローコールまでを一括で支援する。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※提供形態・参考価格は、各製品ページでご確認ください。
※物流代行のカテゴリには、集計できるレビューがまだありません。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっている物流代行は、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年の物流代行市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている5製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.EC向けの物流代行が上位の中心
製品ページの紹介を見ると、5製品のうち3製品がECの物流を対象としています。1位のMOTOMURAの物流代行サービスは、EC商品の保管から発送までを代行します。3位のLOGILESSと4位のはぴロジは、ECの受注から出荷までの業務を支えます。2位のセイノー情報サービスは、販売・調達・生産・循環の4つの領域を一括で引き受けるとしています。
2.自社の拠点で代行する形と、倉庫とシステムをつなぐ形
物流の任せ方にも違いがあります。MOTOMURAは、自社で展開する拠点で保管から発送までを代行する形です。LOGILESSとはぴロジは、ニーズに合う倉庫を紹介・提案し、自社のシステムで受注から出荷までを自動化します。セイノー情報サービスも含め、5製品のうち3製品がシステムによる管理や自動化を掲げています。
3.DMや通知書の発送を代行するサービスも並ぶ
5位のアテナは、商品ではなくDMや通知書の発送を担うサービスです。DM施策の企画・デザインから印刷・発送、効果測定、フォローコールまでを一括で支援するとしています。特別運賃や郵便割引で、発送のコストを抑えられる点も打ち出しています。何を発送するかによって、候補になるサービスが大きく変わることがうかがえます。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■ECの物流を、保管から発送までまとめて任せたい企業
- 物流代行サービス / LOGILESS / はぴロジ物流アウトソーシング
- ■調達や生産も含めて、物流部門の業務改善を任せたい企業
- 物流アウトソーシング
- ■DMや通知書の印刷・発送を、効果測定まで含めて任せたい企業
- アテナの販促DM・通知書発送サービス
同じランキング上位でも、任せられる業務の範囲はサービスごとに違います。何を発送し、どこまでの業務を任せたいかを先に決めると、比べるサービスを絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●このカテゴリには集計できるレビューがまだなく、対応の質は資料や見積もりで確かめる必要がある
- ●自社の拠点で代行する形と、倉庫を紹介してシステムでつなぐ形では、任せ方が違う
ランキングは、いま候補に挙がりやすい製品を知る手がかりとして役立ちます。最終的には、扱う商品や出荷の量、すでに使っている受注・在庫管理のシステムとの連携に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合う物流代行を比較検討しよう
この記事では、ITトレンドの掲載状況と資料請求ランキングから、物流代行の市場の様子と人気のサービスを紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の商品や出荷の流れに合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、物流代行サービスのおすすめを比較し、メリットや選び方も解説しています。あわせてご覧ください。

