「JP1」とは
「JP1」とは、企業で運用しているITシステムの稼働監視や業務の自動化、インフラ管理などを統合的に行うためのITシステム運用管理ソフトウェアです。労働力に依存しないIT運用の実現を目標として、複雑化・多様化してしまったシステムのさまざまなデータと、その関係性をこのシステムで統合的に管理することができます。
システムの操作や制御の一元化、機械学習の活用によってIT運用の自律化をサポートし、企業のビジネスに恩恵をもたらすインテリジェントなIT運用を強力に支援するシステムです。1994年の販売開始以来、提供してきたそれぞれの時代・ビジネスの形態に合わせて新しい価値を提供してきた自負があり、企業規模を問わずに幅広い業態の顧客に愛用されています。「Intelligence」「Intelligent Monitoring」「Intelligent Automation」「Intelligent Governance」の4つの分野において、さまざまなニーズに対応することが可能なシステムです。
「JP1」でできること
「JP1」では、以下のことができるようになります。
【IT運用のオートメーション化】
「JP1」を導入することにより、IT運用を自動化することができます。システム運用に人の手が介在すると、どうしても人的なミスが発生するリスクを避けられません。IT運用自動化・ジョブ管理・バックアップ管理の機能を活用することによってIT運用をオートメーション化することができれば、人的ミスを防いで高い信頼性のあるITシステム運用を実現することが可能です。
【障害発生の予兆を事前に把握】
「JP1」を導入することにより、サービスとシステムの稼働状況を効果的に監視し、システム障害の発生が予見される状況を事前に見通すことができるようになります。統合管理・ITサービス管理・パフォーマンス管理・ネットワーク管理の4つの機能を駆使することによって、システム障害の発生リスクを事前に把握し、重大な損失が発生する前にシステムの改善に着手することが可能です。
【コンプライアンスを徹底】
「JP1」を導入することにより、コンプライアンスを徹底することができます。資産および配布管理・セキュリティ管理の機能を活用することによってIT資産の一元管理およびセキュリティリスクへの対応が可能になり、企業にとって重要なコンプライアンスを徹底することが可能です。
「JP1」の強み
「JP1」には、以下のような強みがあります。
【確かな品質】
「JP1」には、長年にわたる製品開発によって培ってきた、確かな品質という強みがあります。1994年の公開以来、蓄積してきたノウハウや技術、開発経験を反映することで、複雑化したシステムにも適用できるレベルの信頼性を維持してきました。異なるバージョン間での互換性も常に維持していることにより、企業において段階的にシステムを入れ替えるというような計画的バージョンアップも実現可能です。
【適用範囲が広い】
「JP1」には、さまざまなプラットフォーム・環境にも適用できるという強みがあります。各種プラットフォームをはじめとして、クラスタや仮想化プラットフォーム、クラウドなど幅広い環境にも問題なく適用可能です。ベンダーではプラットフォームの最新動向にもいち早く対応しているため、プラットフォームの変化に対しても柔軟かつ迅速に対応できます。
【充実したサポートサービス】
「JP1」には、サポートサービスが充実しているという強みがあります。サポートサービス「日立サポート360」では、同一バージョンでの最低10年間サポートを保証しています。全国6万人以上のJP1有資格者によるサポート体制を確立、システム規模や要件に応じてサポートやシステム変更に対応することで導入後も安心して運用できます。