オンライン決済システムの使いやすさを判断する基準
使いやすさの感じ方は、使う人の経験や担当する業務によって変わります。製品の評判だけで判断せず、自社の担当者にとって使いやすいかを確認するための基準を先に決めておくと、比較がぶれにくくなります。
誰がどの業務で使うかを決める
オンライン決済システムの管理画面は、複数の担当者が異なる目的で操作します。例えば、EC担当者は決済状況の確認や返金に使い、経理担当者は入金明細の確認に使います。担当者ごとに使う機能が違うため、全員にとっての使いやすさを一度に判断するのは困難です。
まずは、誰がどの業務で管理画面を使うのかを書き出しましょう。操作の頻度が高い業務を優先して比較すると、日々の負担に直結する部分から評価できます。管理者だけが使う設定画面は頻度が低いため、優先度を下げて確認してもよいでしょう。
数えられる指標で比べる
「使いやすい」「シンプル」といった評価は人によって受け取り方が異なるため、数えられる指標に置き換えて比べることが有効です。例えば、決済の検索から返金の完了までに必要なクリック数や画面の数は、製品間で比較しやすい指標です。
初期設定に必要な作業の数や、設定が完了するまでの日数も目安として使えます。デモの際に同じ操作を試し、結果を記録しておくと、担当者の印象だけに頼らない判断ができます。同じ条件で複数の製品を試すことが、公平に比べるためのポイントです。
シンプルで操作が簡単な管理画面の見分け方
管理画面は、導入後に毎日のように使う部分です。機能の多さよりも、よく使う操作をいかに少ない手順で行えるかが日々の負担を左右します。管理画面を比べる際に確認したい3つのポイントを紹介します。
よく使う操作までの手順の少なさ
管理画面で頻繁に行う操作は、決済状況の確認や返金、入金明細の出力です。これらの操作がトップ画面から何回の操作で完了するかを比べると、日々の作業にかかる時間の違いを把握できます。
よく使う画面をお気に入りに登録できる機能や、一覧画面から直接返金できる機能を持つ製品もあります。反対に、機能が多い製品では目的の画面を探すのに時間がかかる場合もあるため、自社で使う操作を中心に確認しましょう。使わない機能を非表示にできるかも、画面をシンプルに保つための確認項目です。
画面の表示項目と検索の方法
決済の一覧画面に表示される項目が、自社の業務で確認したい情報と一致しているかも重要です。注文番号や顧客名、決済手段、決済日で検索できるか、検索結果を絞り込めるかを確認しましょう。
表示項目を自分で選べる製品であれば、不要な情報を減らして画面をすっきりさせられます。顧客からの問い合わせにすぐ答えられるよう、電話を受けながら目的の取引を探せるかを試すと、実務での使い勝手をイメージしやすくなります。検索条件を保存して繰り返し使えるかも、あわせて確認しておきましょう。
誤操作を防ぐ確認画面と権限設定
操作が簡単でも、返金や取消を誤って実行してしまうと、顧客対応や会計処理に影響が出ます。金額が動く操作の前に確認画面が表示されるか、実行後に取り消せる期間があるかを確認しましょう。
担当者ごとに操作できる範囲を設定できれば、慣れていない担当者が誤って重要な設定を変更するリスクを抑えられます。操作履歴を後から確認できるかも、安心して運用するための確認項目です。誤操作に気付いた際に、どこへ連絡し、どう対応するかを手順書にまとめておくと、慌てずに対処できます。
初期設定の手間を抑えられる導入方式
オンライン決済システムの導入では、申込や審査、決済画面の設定といった作業が発生します。導入方式によって必要な作業の量が変わるため、自社の体制で無理なく進められる方式を選ぶことが大切です。
リンク型やカート連携で始める方法
初期設定の手間を抑えたい場合は、決済代行会社が用意した決済画面へ顧客を移動させるリンク型の方式が選択肢です。自社サイトでカード情報を扱わないため、セキュリティ対策の負担も抑えられます。
ECカートシステムを利用している場合は、カート側に用意された連携機能を使うと、管理画面で契約情報を入力するだけで設定できる場合があります。プログラムの開発が不要な方式を選べば、専門知識がない担当者でも導入を進めやすくなります。
申込から利用開始までの流れ
初期設定の手間は、申込手続きのわかりやすさにも左右されます。申込がオンラインで完結するか、必要書類の案内が明確か、審査の進み具合を確認できるかを比べましょう。
審査の期間は、製品や決済手段、事業の内容によって異なります。利用開始の予定日から逆算して申込を進め、不明点があれば早めにベンダーへ問い合わせることが、スムーズな導入につながります。複数の決済手段を申し込む場合は、手段ごとの審査状況を一覧で確認できるかも比べておきましょう。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。まず資料請求して、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)でオンライン決済システムの一括資料請求が可能です。浮いた時間で、じっくりと製品を比較検討し進めましょう。
初心者でも迷いにくいサポート体制
サポートが手厚いかどうかは、サポートの種類と範囲を具体的に確認して判断します。マニュアルの閲覧から設定作業の代行まで、サポートの内容は製品によって大きく異なるため、自社に必要な支援を整理しておきましょう。
マニュアルやヘルプページの整備状況
初心者が最初に頼るのは、マニュアルやよくある質問をまとめたヘルプページです。管理画面の操作手順が画面の画像付きで説明されているか、キーワードで検索できるかを確認しましょう。
マニュアルが最新の画面にあわせて更新されているかも重要です。資料請求の段階でマニュアルの一部を見せてもらえるか確認すると、導入後に自力で解決できる範囲を見極めやすくなります。操作方法を動画で解説しているか、初心者向けの説明会が開催されているかも、確認しておきたい点です。
問い合わせ窓口の対応範囲と時間
問い合わせ窓口については、電話やメール、チャットといった連絡手段と、受付時間を確認します。決済は土日や夜間にも発生するため、障害や緊急時の連絡先が営業時間外にも用意されているかを確かめておくと安心です。
回答の範囲も製品によって異なり、操作方法の案内にとどまる場合もあれば、設定内容の確認まで対応する場合もあります。どこまで相談できるかを契約前に確認しましょう。問い合わせの際に担当者が変わっても経緯を引き継いでもらえるかも、比較の材料です。
導入支援の内容
導入時の支援には、設定方法の案内、初期設定の代行、運用開始後の相談といった段階があります。「導入支援あり」と書かれていても、どの作業をベンダーが担い、どの作業を自社で行うのかは製品によって異なります。
支援が有料のオプションになっている場合もあるため、費用と内容を見積もりで確認しましょう。支援の内容を比較表にまとめると、自社に必要な支援を受けられる製品を選びやすくなります。支援を受けたあとも社内で運用を続けられるよう、設定内容の記録を受け取れるかも確認しましょう。
使いやすさを導入前に確かめる方法
使いやすさは、資料や評判だけでは判断しきれない部分があります。導入前に実際の画面を操作し、自社の業務にあうかを確かめることで、導入後に使い勝手で困るリスクを減らせます。確かめる手順を紹介します。
デモ画面やテスト環境で実務を再現する
デモ画面やテスト環境が用意されている場合は、実際の業務を再現して操作してみましょう。決済の確認、返金、入金明細の出力といった日常の操作を順に試すと、手順の多さや迷いやすい箇所が見えてきます。
テスト環境では、実際にお金を動かさずに決済の流れを確認できる場合があります。利用できる期間や機能の範囲は製品によって異なるため、申込前に確認しておきましょう。試した際に迷った箇所は、ベンダーへの質問事項として控えておくと商談を有効に活用できます。
複数の担当者で評価を持ち寄る
使いやすさの評価は、操作に慣れた担当者と慣れていない担当者で異なる場合があります。EC担当や経理担当など、実際に使う複数の担当者に試してもらい、評価を持ち寄りましょう。
評価は、手順の数や迷った箇所といった具体的な内容で記録すると、製品間で比較しやすくなります。記録した結果は、導入後の手順書を作る際の参考資料としても活用できます。評価の高かった製品と低かった製品の差を言葉にしておくと、社内の合意も得やすくなります。
使いやすさと導入の手間を比べたいオンライン決済システム
日々の操作の手順数や初期設定の手間を抑えられるかという観点で、デモや資料で確かめたい製品を紹介します。
ASJペイメント
- 3Dセキュア2.0・セキュリティコード・PCI DSS Ver4.0に対応
- EC-CUBE等ショッピングカート対応の決済モジュール・プラグイン
- 決済手数料3.1%~、初期費用0円でオンライン決済を導入
株式会社ASJが提供する「ASJペイメント」は、ECサイトやメール注文にカード決済を導入できる決済代行サービスです。EC-CUBEやWelcartに対応した決済モジュールが無料で提供されるため、決済のためだけの独自開発を行わずに初期設定を進められる場合があります。3Dセキュアやセキュリティコードによる対策を備え、PCI DSSに準拠しています。クレジットカードとコンビニ決済に対応したクラウド型のサービスです。
サブスクペイ Standard
- クレカ、口座振替、銀行振込、コンビニ決済などの決済手段に対応
- カード決済の決済手数料は、業界最安水準の2.5%〜
- 一度登録すればその後の課金処理をすべて自動化
株式会社ROBOT PAYMENTが提供する「サブスクペイ Standard」は、毎月の課金と顧客管理を自動化する決済サービスです。顧客を一度登録すれば、その後の課金処理は自動で行われるため、毎月の課金のたびに操作を繰り返す手間を減らせます。クレジットカードや口座振替、銀行振込、コンビニ決済に対応したクラウド型のサービスです。管理画面の操作手順を導入前のデモで確かめておくと、判断材料が増えるでしょう。
Square (Square株式会社)
- 入金が最短で翌営業日!入金のスピードが業界最短水準!
- 即日で導入が可能!業界最短水準の導入スピード
- 電子マネーやクレジットカードに対応!オンライン決済にも対応!
PAY.JP (PAY 株式会社)
- ベンチャー向けや旅行業向けなど、料金プランが豊富
- 国際基準に則った強固なセキュリティでクレジットカードを保護
- オンライン予約やEコマースなど、多様な目的での導入実績多数
イプシロン (GMOイプシロン株式会社)
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ルミーズ (ルミーズ株式会社)
- 開発工数をかけることなく決済の導入が可能!
- 便利な決済システムで顧客満足度UPに貢献!
- 導入実績10,000社以上!幅広い商材に対応!
ペイジェント (株式会社ペイジェント)
- カード情報の非保持化や3Dセキュアなどセキュリティ対策が盤石
- 締め日から最短5営業日で入金される迅速性
- 多数のECサービスに標準対応し円滑に導入可能
まとめ
使いやすいオンライン決済システムを選ぶには、使いやすさを操作の手順数や初期設定の作業量、サポートの範囲といった具体的な基準に置き換えて比べることが大切です。誰がどの業務で使うかを決め、デモやテスト環境で実務を再現して確かめましょう。
評判だけに頼らず、自社の担当者が実際に試して判断することが、導入後の使い勝手で困らないためのポイントです。候補の製品を資料請求し、サポートの内容とあわせて比較してください。

