mcframe 7 PCMとは
原価管理におけるPDCAサイクルを強化し、利用場面別の高度なコストマネジメントを実現する原価管理システムです。部門ごとにコストの改善・利益の最大化が実現できるよう正確にコストの実態をとらえ、収益性・損失機会を改善するアクション策定ができます。
mcframe 7 PCMでできること
【4種類の原価計算機能が利用可能】
利用場面に応じて活用できるよう、4種類の原価計算機能が利用できます。それぞれの計算値を組み合わせた、より戦略的な原価情報の活用も可能です。
・標準原価シミュレーション
標準のマスタ設定を使用し、原価標準の見積シミュレーションができます。
・予算原価シミュレーション
標準単価と予定データを使用し、予算や走行数、予定レートを見積する予算シミュレーションができます。
・実際原価計算
実績データと実際の費用データを使用し、予定原価との差異を詳細に把握できます。
・速報原価計算
実績データと労務費・経費の予定レートを使用し、月中の原価の進捗状況と、予定原価との差異を把握できます。
【生産方式に対応した原価計算が可能】
量産品の場合は品目別、受注生産の場合は品目と製番別、バッチ生産の場合は品目とロット別といった形で、生産の方式に合わせた原価計算が可能です。より的確に標準原価との差異分析をし、原価の低減を実現できます。
【収益性と機会損失視点を重視した分析が可能】
品目別、得意先別、品目別や年月推移といった様々な視点から利益分析ができます。製造変動費はもちろん、運賃などの変動費も把握した分析で、任意の切り口から見た製品の利益獲得能力評価が可能です。
【実態に合った費用配分を実現する3種の配賦機能】
3種類の配賦機能を用いて、製造工程の実態に合った費用配分を実現可能です。
・部門別配賦機能
任意の比率を用いて、多段階の部門間配賦ができます。
・品目別配賦機能
作業時間・出来高などの配賦基準を用いて、品目ごとの製造実態に合わせた配賦ができます。
・配賦先指定
費用ごとに負担する部門・品群を設定でき、より実態をとらえたP/L作成を実現します。
mcframe 7 PCMで解決する課題
【原価管理が全体の概算でしか行えず、細かい収益性が把握できていない】
一般的な原価管理システムでは、商品ごとの収益性や採算が本当に取れているかといった、細かい把握・分析は難しいものです。本システムの導入で、商品別の収益性や採算の状況を詳細に確認できます。日時ごとに集計するので、ほぼリアルタイムな業務改善に活用可能です。
【原価に対する意識が薄い】
「量を売れば良い」という企業・業界による文化が根付いているケースは少なくありません。こうした企業の販売目標を金額ベースへ転換し、営業活動における意識改善と、単価の向上による利益率の改善が可能です。
【膨大な商品数に対する原価管理が困難】
アナログな原価管理は、商品数が増えるほど作業が煩雑になり、原価管理自体が困難になってしまいます。システム化によって、商品量が多くても高度な原価管理が実現可能です。
【生産日報による管理を撤廃したい】
工数や製造数、使用部品数などを記載した生産日報による原価管理をしている企業では、正確性が保たれず作業負担も大きいです。本システムの導入により、正確性の高い原価計算と、データ集計の負担がなくなります。効率的な原価管理が実現可能です。