SQL Server 2017とは
マイクロソフト社が提供するデータベース管理システム。WindowsやLinux、Docker コンテナなどの環境で利用できます。料金プランが豊富で、システムの規模に応じて選択可能。中には無料のプランもあるため、最初は無料プランを使い、必要に応じて上位エディションにバージョンアップするという使い方もできます。
SQL Server 2017の強み
【優れたパフォーマンス】
WindowsとLinuxにおいて高いパフォーマンスを発揮するのがSQL Serverシリーズの特徴です。拡張性も高く、企業のニーズを柔軟に満たします。
【強固なセキュリティ】
NIST(アメリカ国立標準技術研究所)により、SQL Serverはもっとも脆弱性が少ない安全なデータベースであることが6年連続で認められています。透過的な暗号化や動的データマスク、行レベルのセキュリティなど、堅牢な環境が整備されています。
【高い可用性】
WindowsとLinuxで高い可用性を発揮します。セットアップが容易で、問題が生じた際のフェールオーバーが早く、サーバにかかる負荷は適切に分散されます。
【企業向けのBI搭載】
単にデータベースとしてデータを蓄積するだけでなく、BI機能によりそれらをビジネスに活用することも可能。さらに、WindowsのほかiOSやAndroid端末でレポートを確認し、インサイトを取得できます。
【予測的な分析】
データベース内にてアドバンスドアナリティクスを行うと、能動的にデータを分析できます。
【クラウド・オンプレミスに対応】
クラウド・オンプレミスを問わず一貫したプラットフォームとして利用できるハイブリッド型のソリューションです。
SQL Server 2017で解決できる課題
【BCP対策を行いたい】
災害発生時などにビジネスを停滞・遅延させないためにはBCP対策が必要です。具体的には、業務に必要なデータのバックアップやサーバの稼働継続を維持しなければなりません。SQL Server 2017には、データのバックアップやミラーリング、ログ配布、レプリケーションといった、災害対策機能が豊富に備わっているため、BCP対策が実現します。
【データベースの情報を保護したい】
当然ながらデータベースには膨大なデータが保存されることになるため、それらを保護する強固なセキュリティ対策が求められます。SQL Server 2017には脆弱性評価ツールやログ管理、行レベルのアクセス制限といったセキュリティ機能が備わり、安全な環境を構築できます。
【データを活用したい】
せっかくのビッグデータもそのままでは宝の持ち腐れです。BIツールなどを用いて分析し、インサイトを獲得して行動につなげる必要があります。SQL Server 2017ではAnalysis ServicesやIntegration Servicesといったデータの分析・活用を支援する機能を利用できます。
【データを移行して利用したい】
すでに利用しているデータベースからSQL Server 2017に移行するには、まずデータを移す必要があります。SQL Server 2017はAzureやOracle、Access、DB2といったさまざまなデータベースからのデータ移行に対応しています。