GLOVIA SUMMIT クラウドとは
GLOVIA SUMMIT クラウドは一般的なパブリッククラウド型で提供されるサービスがマルチテナント構成であることに対して、顧客ごとに独立したシングルテナント構成で提供するため、クラウド型でありながらカスタマイズが可能です。したがって、オンプレミス版と同一の柔軟性があるサービスとなっています。そして、専有環境は負荷状況に応じてタイムリーに拡張されます。
機能の構成としては、GLOVIA SUMMIT GM(経営会計)、GLOVIA SUMMIT FM(固定資産管理)、GLOVIA SUMMIT GC(連結会計)、GLOVIA SUMMIT MI(経営可視化)のそれぞれを組み合わせ、基本機能のままで使用可能なケースではSaaS(基本サービス)として提供し、それぞれの機能の中でカスタマイズするような場合には、PaaS(部品)として富士通SEによる作業として提供するようになります。例えば、損益ダッシュボード、財務分析ダッシュボード、連結データの収集、振替伝票入力、資産登録等を作成しサービスとして提供されます。
また、付加価値としてコンサルティングサービスとしてパフォーマンスレポート、業務監視レポートも提供されます。別途有償でのコンサルティングも対応可能です。
GLOVIA SUMMIT クラウドの強み
GLOVIA SUMMIT クラウドが稼働しているクラウド環境は、富士通のデータセンターを利用しています。
こちらは24時間365日の監視体制はもちろんのこと、耐震性能も高いものとなっています。また電源喪失などの重大なインシデントに対しても、UPS冗長化だけでなく、変電所を分離し2系統で受電する、自家発電設備用の燃料に関しては重油の備蓄に加えて、複数の補給契約まで整えています。
通常バックアップだけでなく遠隔地のデータセンターにもバックアップが取られているため、データセンターに何らかの障害が発生しても業務を継続することができます。これによりBCP対策にもなります。また、万が一物理サーバーに障害が発生した場合でも、5分程度で別の物理サーバーへ切り替わって再起動されますので高い信頼性が確保されています。
VPN回線で接続するプライベートクラウド型サービスなので重要な経営、経理、会計データがインターネット上を経由することなく、会社とクラウドのサーバーでやり取りされます。
GLOVIA SUMMIT クラウドでできること
各種機能の組み合わせによって本当に必要な指標を作り出し、経営判断の重要な材料とします。
GLOVIA SUMMIT GM(経営会計)では受注・実績の管理だけでなく損益予測が可能です。また予算を年で固定せず半期若しくは四半期のスパンで見直していくローリングフォーキャストも実現可能です。
GLOVIA SUMMIT FM(固定資産管理)では、大量の物件であっても高速に処理する仕組みを持っており特許出願中です。また減価償却処理についても4種類の償却計算がをすることができ多様なニーズに対応できます。
GLOVIA SUMMIT GC(連結会計)では、本社と小会社が異なる管理項目で個別会計業務を実施していたとしても仕訳明細DWH(データウェアハウス)を使い明細レベルで一括管理ができるようになります。グループ内での取引については片方の取引情報から自動的に双方の仕訳を自動生成するGLOVIA SUMMIT GM(経営会計)の機能と連携させ、効率的に処理を行えます。アウトプットとしては、決算短信、有価証券報告書などの開示資料用のレポートを標準で備えています。
GLOVIA SUMMIT MI(経営可視化)ではグループ各社の明細データの統合分析からビジネスフローによる予測分析も可能になります。
これらの関連パッケージ機能を効率的に組み合わせることで、連結決算処理だけでなく、グループとしての経営管理基盤を更に高度な領域へ導くことが可能になります。