マルチプラットフォームUIでデバイスを選びません
ロールセンター画面では、担当者の職務や職責に合わせたメニュー画面を提供します。
必要な処理にすぐにアクセスできるため、トレーニング工数の低減と業務の標準化につながります。
また、タブレットやスマートフォンによるモバイルシーンでの活用もサポートされています。
ですので、以下のような運用も可能です。
1)マネージャー
専用のロールセンターを、ブラウザ画面にて使用。
2)受注担当者
専用のロールセンターを、タブレットやスマートフォンから使用。
Tier 2として活用されるケースも多数
親会社がSAP ERPやOracle EBSなどのERPを活用している場合、
子会社や海外拠点にまで展開するにはどうしてもコストがかかってしまいます。
また、拠点によっては要件が合わないシステムを無理やり導入することによる反発が発生することがあります。
このような場合に、Microsoft Dynamics 365 Business Centralを子会社や各国の現地法人が利用するTier2(2層目)
のERPと位置づけて活用されるケースが多くあります。
Tier 2として活用することのメリットもあります
Tier 2として活用するとは、具体的にどういうことなのでしょうか?
それは一言で言うならば、「全社統一」と「現地まかせ」の”イイトコどり”です。
「全社統一」モデルの場合、以下のメリットとデメリットがあります。
1)メリット
・全社横断型のデータ分析が可能となる
・本社からのコントロールが容易である(ガバナンスを効かせやすい)
・業務の標準化が容易である
2)デメリット
・各国の商習慣・税制対応が困難になってしまう
・拠点ごとの要件差異に対応できず、業務効率が低下する可能性がある
・ライセンス費用が膨らみやすい
「現地まかせ」モデルの場合、以下のメリットとデメリットがあります。
1)メリット
・各国の商習慣・税制対応が容易である
・低コスト・短納期での導入が可能となる
・拠点ごとに最適化されるため、業務効率の高い運用が可能である
2)デメリット
・本社への連結報告に時間と手間を必要としてしまう
・システムや業務がブラックボックス化してしまう
・全社横断型のデータ分析は不可能である
2つのメリットだけを吸収したものが、「Tier 2としての活用」です。