QuickLocationとは
倉庫内の状況を可視化するシステムです。どこに何があるのか、リアルタイムにシステムへ反映することで庫内作業を支援します。
製造物の出来高を常に把握できれば、無駄な在庫を減らすことができます。また、限られたスペースの有効活用にもつながるでしょう。
既存の生産管理システムやERPとの連携機能も備えています。ツール横断的にデータを管理することで、庫内の状況をより俯瞰的に把握できるようになります。
QuickLocationの強み
【簡単操作でロケーション管理】
QuickLocationでは、簡単な操作で入庫や出庫、庫内の移動といった在庫情報を管理できます。ハンディターミナル・RFIDを使うことで、手作業の負担を最小限に抑えられます。
具体的には、以下のプロセスで在庫の位置を管理できます。
◇入荷時
1.現品票ラベルの発行
2.現品票ラベルの貼り付け
◇資材置場・仕掛品置場
1.ロケーション看板情報のスキャン
2.物品の現品票ラベルのスキャン
このように、各ロケーションに設置した看板情報と、現品票を紐づけることで位置を管理します。それぞれハンディーターミナルで読み取るだけであり、高度な技術を必要としないため、人件費の削減にもつながります。
【マルチベンダー対応】
システムを導入するにあたって、さまざまなベンダーのツールを利活用できます。利用者が持つ既存の環境や予算に合わせたシステム構築が可能です。
たとえば、実績取得方法にはQRコードやバーコードのほか、RFIDを利用できます。また、ハンディーターミナルは以下の製品に対応しています。
・ZEBRA
・CASIO
・KEYENCE
・DENSO
・HoneyWell
・CHAPERLAB
・iOS
QuickLocationで解決できる課題
【リアルタイムな在庫状況を確認したい】
せっかく在庫状況の管理を電子化しても、現況とシステム上のデータとの間にタイムラグがあれば、正確な把握は困難です。しかし、QuickLocationならリアルタイムに状況をシステム上に反映させられます。
【物品を探す手間を削減したい】
どこに何があるのか把握できていなければ、目視で探すことになります。しかし、広大な工場や倉庫の中で目当てのものを見つけるのは容易ではありません。時間や労力、人件費などが知らず知らずのうちに浪費されます。QuickLocationならば常に物品の場所をシステム上で確認できるため、所在の分からないものを探す作業が発生しません。
【棚卸の人為的ミスを削減したい】
物品を1つひとつ手作業で確認する棚卸作業には大きな負担が伴います。いかに集中して作業しても、人が行う以上はある程度のミスが生じるでしょう。そこで、作業の一部を機械化することにより、人為的ミスのリスクを削減できます。同時に、作業を効率化することで少ない人手で棚卸できるようになり、人件費削減にもつながります。