クラウド型ログ監視システムを徹底比較!
おすすめのクラウド型ログ監視システムを紹介します。
製品・サービスのPOINT
- 20年を超える運用実績と、4,000社を超える導入実績!
- エージェントレスで様々なログの統合監視を実現!
- ロボシュタインとの連携で、二次対応まで自動化
「PATROLCLARICE」は、エージェントレスで幅広い「監視対象機器」と豊富な「監視機能」を兼ね備えたツールです。また死活監視・接続監視などの一般的な機能だけでなく、WEBシナリオ監視・サービスの状態監視、性能監視も行えます。ニーズ・要件に応じた柔軟なカスタマイズにも対応しています。
《Aegis Wall》のPOINT
- 特権ユーザーを特定、サーバー・DBへのアクセスと操作ログを取得
- 140種類のテンプレートと操作動画ログを提供
- オンプレ環境、クラウド環境問わず一元管理が可能
「Aegis Wall」は監視対象サーバー・DBの負荷を最小限に抑えながらも、特権アクセスや操作ログの管理を行えるツールです。追加認証、二段階・二要素認証機能、パスワードの複雑性や使用状況の管理を支援するさまざまな機能を備えています。
《Log Option》のPOINT
- 各種機器のテキストログを取得し、一元管理
- 各種サーバー/アプリケーションログを横断的に一元管理
- 収集したログの集計結果を表やグラフで出力することが可能
「Log Option」は障害の予兆検知だけでなく、システム障害発生時の影響把握からログ調査まで行えるため、可用性と安全性を兼ね備えたシステム運用が可能です。また、ログを横断的に一元管理したり、収集したログの集計結果を表やグラフで出力したりすることが可能です。
《Logstorage》のPOINT
- 様々なログデータを漏れなく収集
- ログデータを分かり易く分析
- 安全にログデータを保管
インフォサイエンス株式会社が提供する「Logstorage」は、大量のログを収集し、内部統制・情報漏洩・情報セキュリティ対策など、多様な目的に適応できる統合ログ管理システムです。ログはリアルタイムに管理され、シナリオに基づいたポリシー設定により誤検知を減らし、必要なログのみ検知します。
ログ監視システムの選び方
ログ監視システムにはさまざまな種類があるため、よく比較して選ばなければなりません。どのような点に注意してログ監視システムを選べば良いか見ていきましょう。
導入目的に合わせて選ぶ
ログ監視システムを導入する目的は大きく分けて「セキュリティ向上」と「システム障害の早期発見」の2種類になるでしょう。
- ■セキュリティー向上
- ウイルス感染や不正アクセスを早期発見できる機能が必要
- ■システム障害の早期発見
- システムの異常など普段と異なる挙動を検知できる機能が必要
両方の目的を網羅した機能を備えているシステムもありますが、必要ない機能を持つシステムを導入すれば無駄にコストがかかります。
まずは自社内で目的を明確にし、必要な機能を持ったシステムを選んでください。
監視対象で選ぶ
ログ監視システムは主にクライアント端末やサーバのログ監視を行います。しかし、ファイルの操作履歴や、USBなどの外部端末の使用履歴を監視したい場合もあるでしょう。
製品によって対応している監視対象は異なるため、事前に何を監視したいのかを洗い出し、明確化しておくことが大切です。ログ監視システムの中には操作しているPC画面をキャプチャーして残せるものもあります。このようなシステムであれば、社員が不正利用した場合も分かりやすいでしょう。
同様にUSBの外部メディアの使用履歴を把握できれば、重要なデータを持ち出しているかどうかがわかります。
監視形態で選ぶ
ログ監視システムにはエージェント型とエージェントレス型の2種類の監視形態があります。
- ■エージェント型
- サーバなどの監視対象にインストールし、内部から対象を監視。インストールする対象のリソースを消費して動くため、サーバやPCなどの動作が遅くなることもあるので注意が必要。
- ■エージェントレス型
- 監視対象にインストール不要。サーバなどに与える負荷は少ないが、外部から対象を監視するため、詳細は把握できない。
監視形態のメリットとデメリットを押さえたうえで、ログ監視システムを選びましょう。
クラウド型ログ監視システムを運用する際の注意点
クラウド型のログ監視システムであれば、監視サーバやシステムを構築し管理する手間が省けるメリットがあります。しかし、自社構築したシステムとは違い、システム連携などの柔軟性に欠けることがデメリットです。
また、クラウドサービス事業者からのログ提供についても、対象範囲や保存期間に制限が設けられる場合もあります。分析用にログファイルを取得する際、ダウンロード可能な期限が過ぎていたということがないようにしましょう。さらに、クラウド型なら初期費用を抑えられますが、データ量が蓄積するとストレージ容量を追加する必要があります。月額料金が変わる可能性もあるので注意しましょう。
このようにクラウド型のログ監視システムは、ニーズに全て応えられるわけではないため、導入する前によくベンダーと運用面を相談しましょう。場合によってはクラウド型でもオプションの利用により、自社にあったカスタマイズができるシステムもあります。
自社に合ったクラウド型ログ監視システムで安全性の向上を!
ログ監視システムを使えば、社内の状況を可視化し、システムの運用やセキュリティ対策を行えます。
しかし、ログ監視システムによって監視対象や機能が異なるため、導入目的を明確にすることが求められます。幅広く監視できるシステムの方が便利ですが、料金は高額になるため注意してください。
ほかにも監視形態によってサーバの負荷やコストも変わってきます。最適なクラウド型のログ監視システムを導入し安全性を向上させましょう。