Senju/DCとは
システム運用において最も重要である「モニタリング」や「ジョブスケジュール」に加え、「マルチクラウド管理」、「運用自動化」、「DevOps」などの機能を提供しています。
Senju/DCは目的に応じた5つのサブシステムで構成されており、必要に応じた導入ができます。全機能が統一されたインターフェース機能で操作するので、簡単に運用操作が可能です。
Senju/DCでできること
■モニタリング
約400個の監視項目により、システム全体を監視します。
時間帯ごとにしきい値が変更でき、無駄なメッセージを検知します。
1ドメインで最大2000ノードまで監視可能です。障害発生時の対応を迅速に行うだけでなく、予兆を検知して障害を未然に防ぐ効果もあります。
■監視テンプレート
CPU使用率やメモリ使用率、ディスク使用率などのリソース監視の他に、アプリケーションやサービスの死活監視など一般的な監視要件を満たす豊富な監視テンプレートを備えています。
データベース使用率やWEBの応答時間など業務サーバに特化した監視や、ユーザプログラムによるカスタム監視も実現できます。
■ジョブスケジュール
ジョブフローの定義や登録、スケジュール実行、ジョブ進行状況の モニタリング、レポーティングなどを行います。エージェントレスでのジョブ管理に加え、Telnetが使えなくても 自動運用が可能です。
■ランブックオートメーション
システム障害時の診断・復旧作業、定常的なサーバ維持管理作業など、手順書に従い実施するダイレクトオペレーション作業(出力内容やタイミングなど人の判断を要する部分)を自動化することが可能です。オペレーションミスを防ぐことはもちろん、システム運用プロセスにおける省力化・効率化・標準化を実現します。
■ITリレーション
システムを構成するIT機器やファシリティ、サービスをアイテムとして定義し、これらのアイテムの関係性を設定することで、システム全体の構成情報を一元的に管理します。これにより障害が発生した際に障害の発生個所や影響範囲の特定を速やかに行うことができ、迅速に障害に対応することが可能となります。
Senju/DCの強み
≪マルチクラウド管理≫
クラウドが提供しているツールと連携し、マルチクラウド環境を一元化。インフラからミドルウェア、アプリケーションまでを透過的に管理します。
≪時間帯別閾値監視≫
曜日カレンダーで指定した時間帯に、自動的にしきい値を変更して監視を行うことも可能です。夜間処理で一時的なリソース負荷が想定される場合などの対応不要アラートを抑止することが可能です。
≪メッセージの一元管理≫
Senju/DCシステム内で発行されたイベントをメッセージとして集約し、リスト形式で一覧表示することが可能です。メッセージにはガイド機能があり、参考となるURLや手順書のパスを記載しておくことが可能です。
≪GUIでの簡単な設定≫
各ノードの監視設定はGUI画面から必要なパラメータを入力するだけの容易な操作で行えます。監視項目が大きくタブ別に分類されており、該当する監視項目を選択して設定していきます。