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クライアントPC管理とは?その必要性は?管理内容、実施方法も解説!

クライアントPC管理とは?その必要性は?管理内容、実施方法も解説!

現在ではほとんどのPCがクライアントPCとして使われています。IT資産の中でも、クライアントPCは台数が多く管理が複雑です。そのためクライアントPC管理には、ある程度の知識が必要になるでしょう。

この記事では、クライアントPCの管理内容・方法を解説します。ぜひ、自社のIT資産管理体制を見直す参考にしてください。

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目次

    クライアントPCとは

    クライアントPCとは、クライアント/サーバシステムにおいて、サーバーにサービスを要求し、サーバからのサービスを受け取るPCのことです。通常のPCは、PC単体で機能が完結しますが、クライアント/サーバシステムでは、サービスの提供側と享受側で役割分担します。企業では、社員に配布するPCとして利用されています。

    クライアントPCが担うのはインターフェースとしての役割です。入力データや処理要求をサーバに送信し、サーバから受け取った処理結果をユーザーに提示します。一方、サーバはユーザーと接触することなく、クライアントPCを介して受け取った要求の処理のみ行います。

    たとえば社内のファイルサーバやメールサーバにアクセスする場合、アクセスしたPCがクライアントPCです。データ処理を行うのは各サーバであり、クライアントPCではありません。一般的に社員が使っているPCの大半は、ネットワークを介して何らかのサーバーに接続しているため、クライアントPCといえます。

    クライアントPC管理を行う必要性

    クライアントPCを管理することをクライアントPC管理といいます。IT資産にはサーバやルータなども含まれますが、中でもクライアントPC管理が重要なのはなぜでしょうか。

    PC内の情報を適切に扱うため

    PC内にはOSやアプリケーションなど、多くのソフトウェアが保存されています。これらを適切に管理できていないと、多くの問題が発生します。

    たとえば、ソフトウェアのバージョンを管理できていないと、情報共有に支障が出るでしょう。さらに、古いバージョンのまま放置しておくとソフトウェアに脆弱性が残り、サイバー攻撃の被害に遭うかもしれません。

    また、ソフトウェアが従業員の手で違法にコピーされ、法的問題に発展するケースもあります。特に、近年自社の製品が正しくユーザーに使われているか調査するベンダーも増えています。トラブルを避けるためには、適切なライセンス管理が必須です。

    しかし、社内に多数あるPCの状態をすべて把握するのは容易ではありません。したがって、それを効率化するPC管理体制を構築する必要性が高まっています。

    必要ないIT資産の購入を防ぐため

    PC管理は、リスクを回避するためだけでなく、無駄なコストを掛けないためにも必要です。自社のIT資産を適切に把握しておかなければ、余分なPCを購入するおそれがあるためです。

    また、余分なPCにかかる費用は本体の購入費用だけではありません。使わないPCにもなんらかのソフトウェアがインストールされていれば、そのライセンス費用が発生します。さらに、すでに充分なライセンスがあることに気づかず、新しいライセンスを購入してしまう可能性もあるでしょう。

    クライアントPC管理の具体的な内容

    クライアントPC管理では、具体的にどのような内容を管理すればよいのでしょうか。

    資産管理を行う

    資産管理とは、PC本体やソフトウェアの利用状況を管理することです。具体的な管理項目は以下のとおりです。

    • ■どのPCにどのソフトウェアがインストールされているか
    • ■ソフトウェアのライセンス数はいくらか
    • ■ソフトウェアのバージョンはどうか

    購入時やバージョンアップ時に記録することで、これらを常に把握できる状態にすることが大切です。

    利用制限を行う

    従業員がPCを利用するうえで、一部の機能を制限しましょう。たとえば、以下のような行為を禁止します。

    • ■無許可ソフトウェアのインストール
    • ■外部メモリの使用
    • ■特定のWebサイト閲覧

    これらの主な目的はウイルス感染対策です。企業においては、1台のPCがウイルスに感染すれば、その被害は社内全体に拡散します。不用意な行動を制限することで、ウイルス感染のリスクを低下させましょう。

    また、外部メモリの使用制限は、データの持ち出しを禁止する意味も含まれます。社内の従業員がUSBメモリなどを用いて情報を持ち出し、漏えいさせるリスクを防ぎます。

    インベントリ管理を行う

    インベントリとは、棚卸や在庫調査のことです。つまり、インベントリ管理は、資産台帳に記録する情報を収集することを指します。具体的には、以下のような項目を台帳に記入します。

    • ■CPU情報(型番・個数)
    • ■メモリ容量
    • ■ストレージ容量
    • ■インストール済みソフトウェア

    変更が発生した時点で、漏れなく台帳に記入し直しましょう。

    ライセンス管理を行う

    資産管理やインベントリ管理でもソフトウェアライセンス情報を扱いますが、ライセンス管理ではこの情報に焦点を当てて管理します。

    PCを1台ずつ確認し、どのようなライセンスがあるのか確認しましょう。インベントリ調査で作成した台帳の記録と実際のライセンスに相異がないか要注意です。1つでもライセンス切れ状態で利用しているものがあれば違法なため、厳密に調べましょう。

    もしライセンス切れのものがあれば、追加購入やソフトウェアの変更を検討する必要があります。ただし、使われていないPCにライセンスが残っているなど、ライセンスが過剰な可能性もあります。追加購入や変更を決断する前に、社内のライセンス総数を把握しましょう。

    クライアントPC管理を実施する方法

    クライアントPCを適切に管理する方法を見ていきましょう。

    端末情報を記載した台帳を作成する

    紙あるいはエクセルで台帳を作成し、そこに端末情報を記入する方法があります。資産管理やインベントリ管理で使うハードウェア台帳と、ライセンス管理に特化したライセンス台帳を作りましょう。

    初めて台帳を作成する場合は、社内の在庫をすべて確認して記入します。それ以降は、台帳の内容に変更が発生するたびに記入しましょう。その後は年に一度は棚卸を行い、実態を確認し台帳を常に最新状態にしましょう。

    もっとも低コストで実現しやすいのは、エクセルでの台帳作成です。各端末あるいはライセンスを行にとり、購入日やスペックを記入しましょう。

    ただし、管理対象が多いとエクセルでの管理は大変になります。1人で管理するなら良いですが、複数人が台帳に記入する場合は、どれが最新版か分からなくなるかもしれません。また、記入方法を厳密に統一しておかなければ記録に支障をきたすでしょう。

    クライアントPC管理ツールを導入する

    エクセルで台帳を作成する難点を克服する方法として、クライアントPC管理ツールの導入があります。これはその名の通りクライアントPC管理に特化したツールで、以下のような機能を備えています。

    クライアントPCからの情報収集
    クライアントPCのインストール済みソフトウェア情報を自動収集します。エクセルや紙の台帳での管理と違い、人力でPCを1台ずつ調べる必要はありません。
    ライセンス期限の可視化
    ソフトウェアライセンスの期限が、グラフなど視覚的にわかりやすい状態で提示されます。どのライセンスがいつ切れるのか一目で分かるため、ライセンスの過不足を防止できます。
    使用状況の把握
    管理対象のPCやソフトウェアが、どのくらいの時間や頻度で使われているのか把握できます。これにより、不要な資産が浮き彫りになります。

    このような機能を活用することで、クライアントPC管理の手間を大幅に削減可能です。

    クライアントPCを管理し最適化しましょう

    クライアントPCとは、サーバからサービスを受け取るPCのことです。PC内の情報を適切に扱い、余剰購入を防ぐためには、適切な管理体制が欠かせません。管理する内容は以下の4つに分けられます。

    • ■資産管理
    • ■利用制限
    • ■インベントリ管理
    • ■ライセンス管理

    クライアントPC管理を行う方法は以下の2つです。

    • ■エクセルや紙での台帳作成
    • ■クライアントPC管理ツールの導入

    以上を踏まえ、適切なクライアントPC管理を実現しましょう。

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