POSシステム導入後の3つのステップ
ステップ1 納品後の商品登録の実行
POSシステムは、企業の中枢を管理することができるシステムです。しかし、企業で扱っている商品データが、正確に整備されていないと、システムが有効活用できなくなります。
例えば、在庫管理をする場合、納品された商品名と数量を迅速にシステム登録しないと、リアルタイムに販売されている商品状況に応じた在庫数の把握と、不足の場合のタイムラグのない業者発注ができなくなり、売れ筋商品の売り切れで利益アップの機会を逃すことになってしまいます。
ステップ2 レジ担当者向けに定期研修の実行
新商品の発売、売れ筋商品の抱き合わせセットの販売など、日々刻々と商品の変化があります。その変化に、レジを扱う社員が戸惑って処理をしてしまうと、タイムロスを発端にお客様へのイライラ感を募らせるなど、お店にとって印象を悪くすることになり、売上ダウンにも繋がります。その様なことが発生しないために、定期的にシステム研修を行う必要があります。
ステップ3 経営管理をする責任者向けに定期研修を実行
在庫管理、発注管理ができるシステムであっても、そのデータを見て経営に反映できなければ意味がありません。データをあらゆる角度から読み取るのが経営を管理する責任者の務めです。
そのためには、経営管理をする責任者向けにシステム研修を行う必要があります。どの様なデータが発生した場合に何をすべきかが具体的に想像できる様になることで、売上アップはもちろん利益率アップも狙うことができます。
システムを正しく利用できる仕組みを
どのような店舗、業態でもPOSシステムを活用し、利益を上げるといった目的を達成するには、今回ご紹介した3つのステップを当初から準備を始めることが鍵となります。
優れたシステムであっても、使う人のスキルや、システムに関する機能・操作方法がわからなければ、そのシステムの価値を最大限活用することはできません。そのためシステムを導入した後は、社員個々の立場毎に正しく利用できる仕組みを作り、間違いや無駄のない利用をすることが必要となるのです。