計画・実行・原価の3システムで構成されるWEB型生産管理ソリューション
■生産計画システム
生産計画システムは、将来の需要を元に在庫量を算出し、生産計画を立案します。
さらにこの計画からいつ、どの品目をどれだけ調達しなければならないかを自動計算します。
また、在庫が不足するタイミングを計算できるため、拠点間の在庫移動も容易に計画できます。
製造工程が複雑で、前工程や後工程を考慮しながら生産計画を立てるのが困難だという場合は
生産計画APSエンジン「ADAP※」を追加し計画作業を自動化できます。
特に部品の組立を行う、ディスクリート系の製造業にマッチします。
■生産実績管理システム
生産実績管理システムは、生産現場の在庫管理やピッキングなどの作業品質を向上させます。
作業にハンディターミナルを取り入れることで、投入ミスなどを抑制する他
リアルタイムに在庫量が把握できるため、正確な生産計画にも役立ちます。
さらに、各工程の原材料の使用量や作業員の稼動時間、設備の稼動実績を取得できるため
正確な製造原価を算出できます。
■原価管理機能(オプション)
全ての工程の情報を一元管理することで、製造原価計算に必要な情報が短時間で収集でき、原価を正確に算出できます。
■最適発注点算出(オプション)
在庫最適化エンジンにより、需要に応じた最適な発注点を考慮した生産計画が立てられます。製品や原材料の適切な在庫数を維持できます。
主な特徴
1.脱エクセルで最適な生産計画
生産計画は、在庫や負荷状況など様々な要因を考慮して立てる必要があります。
従来は別々のエクセルで管理されていたため、とても負荷が高い作業でした。
SPENCERなら在庫推移とラインの空き状況を確認しながら
エクセルと同じような操作で直感的に最適な計画が立てられます。
2.複数の工場・物流センターにまたがる計画
原材料、半製品、中間品、製品に至るまで
工場内および委託工場を含む複数工場をまたいだ在庫の一元管理ができるため
調達・生産・補充すなわちサプライチェーンの計画が立てられます。
3.高度な期限管理・鮮度管理
原材料、半製品管理の期限管理、鮮度管理を強化します。
また、アラート機能により、使用期限やロットの逆転などのトラブルを未然に防ぎます。
4.細かな工程管理
一製造工程を細分化し、進捗管理、検査結果の管理ができます。
従来チェックシートで管理していた内容をデータで管理できます。
5.作業ミス防止・効率化
製造現場でハンディターミナルを使うことで、投入ミスなどを防止します。
同時に、手作業による記録が不要になるため作業負荷が軽減でき、正確性も高まります。
6.トレーサビリティ強化
すべての事象を起点としたトレースバック・トレースフォワードが可能であり
問題や影響範囲を迅速に特定できます。
7.生産計画に基づく自動発注
生産計画を元に調達が必要な品目を自動で抽出し
作成した発注情報を弊社の調達ソリューションCLOUDPROMSに連携することにより発注処理ができます。
8.多階層の作業BOMを用いた工程計画
多階層の作業スケジュール(外部工場含む)において
設備および要員の負荷状況を考慮した計画が容易に立てられます。
SPENCERは、工程ごとのリードタイムを考慮して生産計画を立てるため
生産リードタイムの短縮と在庫削減を実現します。
需要に合わせてダイナミックに生産計画を変更
■APSエンジン「ADAP」を活用
SPENCERはAPSエンジン「ADAP」を活用し、基準生産計画から外れたイベントが発生した場合
資材所要量計画や能力日程計画順序計画などを再計算でき、生産活動を実態に沿ってリアルタイムに変更できます。