リファレンスチェックサービスの市場規模は?
リファレンスチェックサービスが使われる中途採用の分野では、厚生労働省が雇用動向調査で転職入職者の数を発表しています。同調査によると、2025年1年間の転職入職者数は5,061.8千人で、2024年の4,920.0千人から増えました。転職入職者は入職前の1年間に就業経験のある人で、パートタイム労働者も含みます。中途採用の規模を示す数字で、リファレンスチェックサービスそのものの数字ではありません。
出典:厚生労働省「令和7年 雇用動向調査結果の概要」(2026年10月19日に利用)
ITトレンドには3製品が掲載され、提供企業も3社です。採用管理システムの機能として使えるものから、候補者の経歴などを調べてレポートするサービスまで、形はさまざまです。
ここからは、ITトレンドの資料請求ランキングと製品ページの掲載内容から、リファレンスチェックサービスの動きを見ていきます。
【資料請求ランキングTOP3】いま注目されるリファレンスチェックサービス
まずは、資料請求ランキングから人気の製品を紹介します。ランキングは、製品を比較・検討している企業の関心を表すデータです。
ITトレンドのデータで見ると、2026年10月時点のリファレンスチェックサービスは採用管理と連動する「ジョブカン採用管理」が資料請求ランキング1位です。2位は1件15,000円から使えるTRUST POCKET、3位は経歴や評価を調べてレポートするレキシルでした。候補者の元同僚や上司などから回答を集めるクラウド型の2製品が、上位に並ぶ点が特徴です。
次の図は、2026年10月19日更新の資料請求ランキングTOP3です。週間のランキングのため、順位は時期によって入れ替わります。
| 順位 | 製品名 | 提供形態/参考価格 | 製品の特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ジョブカン採用管理 | クラウド・SaaS/1,500円〜 | 採用管理システムと連動し、元同僚の回答収集からレポート作成までを自動化する機能。 |
| 2位 | TRUST POCKET | クラウド・SaaS/15,000円〜 | 上司・同僚・部下などの第三者から、採用候補者の評価を取得できるサービス。 |
| 3位 | 採用リスク管理ツール「レキシル」 | サービス/別途お問い合わせ | 候補者のWeb上の調査と第三者へのインタビューで、経歴と評価を確認してレポート。 |
※「ランキング」は、資料請求数にもとづくITトレンドの資料請求ランキング(2026年10月19日更新)です。
※「製品の特徴」は、ITトレンドの製品ページの掲載内容をもとにまとめています。
※リファレンスチェックサービスのカテゴリで集計できるレビューは、レキシルの1件だけです。
▼最新の人気ランキングもあわせて確認
いま資料請求が集まっているリファレンスチェックサービスは、月間ランキングで確認できます。
[分析]2026年のリファレンスチェックサービス市場の3つの傾向
ここでは、ITトレンドに掲載されている3製品の製品ページと資料請求ランキングから、市場の傾向を整理します。
1.回答を集めるクラウド型と、調査型のサービスに分かれる
製品ページを見ると、3製品は候補者の調べ方で2つに分かれます。ジョブカン採用管理とTRUST POCKETは、候補者の元同僚や上司などから回答を集めるクラウド型です。レキシルは、Web上の情報の調査と第三者へのインタビューで、経歴と評価をレポートするサービスです。ランキングでは、クラウド型の2製品が上位に並びました。
2.1件ごとに支払う料金の形が目立つ
製品一覧の掲載内容を見ると、3製品のうち2製品が参考価格を金額で示しています。ジョブカン採用管理は1回1,500円の従量課金で、初期費用と月額費用は0円です。TRUST POCKETも、1件15,000円から利用できます。採用の数に応じて、使う分だけ費用を払う形がうかがえます。
3.採用のミスマッチやトラブルを防ぐ目的
TRUST POCKETとレキシルは、採用のミスマッチやトラブルを事前に防ぐことを掲げています。TRUST POCKETは等身大の候補者を確かめてミスマッチを防ぐとし、レキシルはトラブルが起きそうな応募者の入社を防ぐとしています。レキシルは、弁護士の監修による個人情報保護法への配慮もうたっています。
どれを選ぶべき?課題別のおすすめ
- ■採用管理システムとあわせて、手軽にリファレンスチェックを行いたい企業
- ジョブカン採用管理
- ■候補者の上司や同僚から、働きぶりの評価を集めたい企業
- TRUST POCKET / ジョブカン採用管理
- ■候補者の経歴やWeb上の情報まで、調査で確かめたい企業
- 採用リスク管理ツール「レキシル」
同じランキング上位でも、回答を集めるツールと調査を任せるサービスでは役割が違います。候補者のどんな情報を、誰から集めたいかを先に決めると、比べる製品を絞りやすくなります。
ランキングをどう活かす?比較するときの注意点
- ●週間のランキングは短い期間の資料請求数で、時期によって順位が入れ替わる
- ●集計できるレビューは1製品の1件だけで、使い心地は資料やデモで確かめる必要がある
- ●掲載は3製品と少なく、回答を集めるツールと調査を任せるサービスで役割が違う
ランキングは、いま候補に挙がりやすい製品を知る手がかりとして役立ちます。最終的には、採用する人数や職種、候補者の同意の取り方などの運用に合うかを軸に比較することが大切です。
自社に合うリファレンスチェックサービスを比較検討しよう
この記事では、中途採用の規模と資料請求ランキング、製品ページの掲載内容から、リファレンスチェックサービスの市場の様子と人気の製品を紹介しました。気になる製品は資料請求して一覧で比較し、自社の採用に合うかを確かめてみてください。
以下の記事では、リファレンスチェックサービスをタイプ別に比較して紹介しています。あわせてご覧ください。

